複勝とは?複勝が勝ちやすいと言われる理由を徹底解説!複勝歴代配当ランキングトップ5も紹介

複勝とは?複勝が勝ちやすいと言われる理由を徹底解説!複勝歴代配当ランキングトップ5も紹介

「とにかく馬券を当てたい!」そんな方におすすめなのが複勝です。

複勝は配当が低くなりがちなので、高額な万馬券を目指す方であれば見向きもしないかもしれませんが、実は全券種のなかでも控除率が優遇されていて勝ちやすい券種となっています。

しかし、日頃から競馬で楽しんではいるものの、複勝には手を出したことがないという競馬ファンも少なくないでしょう。

そこで、この記事では複勝とはどんな券種なのか、複勝のメリット・デメリット、複勝の配当歴代ランキングトップ5を紹介します。

複勝とはどんな券種?競馬のなかで一番当てやすい!

複勝とはどんな券種?競馬のなかで一番当てやすい!
複勝とは5頭から7頭立てのレースなら2着以内、それ以上のレースでは3着以内に入る馬を1頭予想する券種です。

選んだ1頭だけが3着以内に入れば的中となるため、的中率が高く、競馬で購入できる全10種類の券種のなかで一番当てやすくなっています。

例えば18頭立てのレースで①の複勝を購入した場合、①の馬が3着以内に入れば的中です。

また、7頭立てのレースで①の複勝を購入した場合、①の馬が2着以内に入れば的中となります。

このように複勝は当てやすく、的中率の高さが魅力の券種です。

しかし、的中率の高さが影響してオッズが低くなってしまいます。

単純に単勝と比較しても3倍の確率で的中するため、オッズも単勝の⅓程度になります。

複勝は出走頭数によって変わるルールがある

複勝は出走頭数が4頭以下は発売なし、7頭までは2着以内で的中、それ以上は3着以内で的中という発売のルールが定められています。

「複勝は3着以内の馬を予想する券種」とだけ覚えていると、出走頭数が少ない場合、3着に入ったのに不的中だったということがありえるでしょう。

そのため複勝は3着以内が基本で、出走頭数が少ないと2着以内になることも覚えておいてください。

複勝の平均配当は337円

2019年の複勝の平均配当は337円となっており約3.3倍です。

しかし、あくまでも平均配当のため、実際の配当は1.1倍〜1.3倍の場合が多いでしょう。

最低配当は100円、最高配当が7,580円となっており、荒れたレースの影響で平均配当が上がっています。

そのため、複勝は高額なオッズを狙う券種ではなく、少ない配当で堅実にコツコツ稼ぐ馬券です。

複勝のメリット

複勝のメリット
こちらでは複勝のメリットを解説します。

  • 的中率が高い!18頭立てでも16%を超える的中率
  • 控除率が圧倒的に優遇されている!

複勝にはどのようなメリットがあるのかを理解したうえで、複勝を上手に活用しましょう。

的中率が高い!18頭立てでも16%を超える的中率

複勝の最大のメリットはなんといっても、的中率の高さです。

選んだ馬が3着以内または、2着以内に入ると的中になるため、「的中させやすさ」だけを考えると一番の券種といえるでしょう。

競馬予想において「的中」は何よりも大切なポイントです。

いくら予想をして馬券を買ったとしても的中しなければ全く意味がありません。

そのため、「的中」を大前提に考えると、どの券種よりも「的中」に近づきやすい馬券です。

では、実際に複勝はどのくらいの的中率を誇っているのか、出走頭数ごとに以下の表にまとめました。

出走頭数 的中率
4頭以下 発売なし
5頭 40.0%(2着以内)
6頭 33.3%(2着以内)
7頭 28.6%(2着以内)
8頭 37.5%(3着以内)
9頭 33.3%(3着以内)
10頭 30.0%(3着以内)
11頭 27.3%(3着以内)
12頭 25.0%(3着以内)
13頭 23.1%(3着以内)
14頭 21.4%(3着以内)
15頭 20.0%(3着以内)
16頭 18.8%(3着以内)
17頭 17.6%(3着以内)
18頭 16.7%(3着以内)

ご覧の通り、複勝の的中率はとても高く18立てでも16.7%もあります。

ただし、5頭立てから7頭立ては的中率が高い代わりにオッズが低いのであまりおすすめできません。

控除率が圧倒的に優遇されている!

複勝の控除率は他の券種と比較しても低く設定されており、圧倒的に優遇されています。

控除率とは購入された馬券の一部を、競馬場の運営費や国へ納める税金として差し引かれる割合のことです。

この控除率は券種ごとに異なります。

券種 控除率
複勝 20.0%
単勝 20.0%
枠連 22.5%
馬連 22.5%
ワイド 22.5%
馬単 25.0%
3連複 25.0%
3連単 27.5%
WIN5 30.0%

高額な払戻金を期待できる券種になるほど控除率が高く設定されており、複勝の控除率はWIN5と比較しても10%も低いものになっています。

つまり、控除率が低く設定されている分、購入した馬券代の一部が運営や国に流れることがないため勝ちやすい券種といえるでしょう。

複勝のデメリット

複勝のデメリット
複勝には以下のようなデメリットが考えられます。

  • オッズが低い
  • 当て続けなければ稼げない

それでは、それぞれのデメリットについて見ていきましょう。

オッズが低い

複勝のデメリットはオッズが低くなりがちな点です。

平均配当は337円となっていますが、実際のレースのほとんどの配当は1.1倍~1.3倍程度。

特に人気上位馬で複勝を購入してしまうと、回収率が非常に悪くなってしまうでしょう。

例えば1.1倍の複勝を100円購入したとしても、10円の利益を求めるために100円の投資はリスクが高すぎます。

そのため、的中率が高いからといって人気馬を狙うのではなく、多少の利益を求められるようにせめて1.3倍以上のオッズになっている複勝を狙うようにしましょう。

当て続けなければ稼げない

複勝はオッズが低いため、当て続けなければ稼ぐことが難しい券種です。

大きな軍資金を持つ方であれば、1.3倍の複勝を100万円購入して3万円の利益を狙うということができますが、ほとんどの方は高額な馬券を購入できるほどの財力を持ち合わせていません。

そのため、ある程度まとまった利益を求めてしまうと複勝は勝ち続ける必要がでてきます。

また、基本的にオッズが低いため、いくらコロガシに成功していたとしても一度の不的中で今までの利益はゼロになってしまいます。

例えば、以下のようなコロガシ失敗のパターンも考えられます。

1レース目
オッズ:1.3倍
賭け金:1,000円
結果:的中
払戻金:1,300円
2レース目
オッズ:1.4倍
賭け金:1,400円
結果:的中
払戻金:1,820円
3レース目
オッズ:2.1倍
賭け金:1,800円
結果:的中
払戻金:3,780円
4レース目
オッズ:1.2倍
賭け金:3,700円
結果:不的中
払戻金:0円

このように一度の不的中で今までの利益がなくなってしまうため、複勝で稼いでいくには、いくらで利益の勝ち逃げをするのかがとても重要になるでしょう。

最初の軍資金の3倍~4倍程度になったら、一度賭け金をリセットして最初の金額からやり直しておくほうが賢明です。

複勝の配当歴代ランキングトップ5

複勝の配当歴代ランキングトップ5
こちらでは複勝の歴代ランキングトップ5をご紹介します。

  • 1位:【16,110円】2010年6月26日福島 3歳未勝利 芝1,200m
  • 2位:【14,390円】2012年7月28日小倉 3歳以上500m以下 ダート1,700m
  • 3位:【14,080円】2012年3月25日阪神 3歳未勝利 ダート1,800m
  • 4位:【13,620円】2016年10月22日新潟 3歳以上500万円以下 ダート1,200m
  • 5位:【12,280円】2009年1月11日京都 3歳未勝利 ダート1,400m

過去には複勝とは思えない配当となり、万馬券が飛び出したレースがありました。

どのようなレースだったのか簡単にふり返っていきましょう。

1位:【16,110円】2010年6月26日福島2R3歳未勝利 芝1,200m

2010年6月26日福島2R 3歳未勝利 芝1,200mでは、複勝過去最大の配当16,110円が飛び出しました。

このレースではデビュー戦になる16番人気の「ヴィヴィアン」が好走し3着に入賞。

波乱の結果となり、枠連3,140円、馬連4,070円、馬単9,930円という払戻金を超えて過去最大の16,110円の万馬券となりました。

2位:【14,390円】2012年7月28日小倉10R 3歳以上500m以下 ダート1,700m

2012年7月28日小倉10R 3歳以上500m以下 ダート1,700mでは、複勝第2位の配当14,390円が飛び出ました。

このレースでは、デビュー戦で2着を取ったものの低迷していたクリーンイメージが3着に入賞。

レース序盤は後方に位置する形でしたが、最終コーナーから攻め始め、見事3着まで迫りました。

こちらのレースでも枠連4,850円、馬連10,840円と、複勝が他の券種の払戻金をゆうにこえる結果となりました。

3位:【14,080円】2012年3月25日阪神2R 3歳未勝利 ダート1,800m

2012年3月25日阪神2R 3歳未勝利 ダート1,800mでは、複勝第3位の配当14,080円が飛び出しました。

このレースでは単勝オッズ280.2倍のトゥルーフレンドが好走し、2着という結果に。

レース序盤から前方勢に混ざり、先行をキープしつつそのまま2着に入賞しました。

2着に絡んだこともあり、枠連の配当のみを超す金額となりました。

4位:【13,620円】2016年10月22日新潟3R 3歳以上500万円以下 ダート1,200m

2016年10月22日新潟3R 3歳以上500万円以下 ダート1,200mでは、複勝第4位の配当13,620円が飛び出しました。

このレースで高額な福所の払戻金に貢献したのは15番人気の「シアワセデス」。

前走の結果は15頭中11着という結果だったころもあり、あまり注目されていませんでしたが、見事2着という結果に。

さらに、1番人気で単勝オッズ「ゴールドフォレスト」は圧倒的な人気でしたが、15着と波乱の展開になりました。

5位:【12,280円】2009年1月11日京都 3歳未勝利 ダート1,400m

2009年1月11日京都 3歳未勝利 ダート1,400mでは、複勝第5位の配当12,280円が飛び出しました。

単勝オッズ341.5倍15番人気の「ディアトゥドリーム」がこのレースで高額な複勝を排出した立役者に。

最初のコーナーは16頭中14頭目というかなり後方からのスタートとなり、馬券に絡むことはないと思われていましたが、最終コーナーから一気に追い上げ、1着との差はわずか0.3秒というところまで追い上げました。

前走の芝コースでは13着と結果を残せていませんでしたが、今回のダートコースでは前走とはうってかわり好走する展開となりました。

枠連3,270円、馬単4,650円、馬単9,600円と、他の券種でも万馬券に届かない結果だったにも関わらず、複勝で12,280円という万馬券を排出したレースでした。

まとめ


この記事では、複勝とはどんな券種なのか、複勝のメリット・デメリット、複勝の歴代ランキングトップ5を紹介しました。

複勝は他の券種と比較しても、控除率が低く優遇されながらも的中率が高いため、当てやすく稼ぎやすい券種です。

オッズが低くなりがちな券種となっているため、高額な利益を求めるのであればコロガシによる競馬予想が必要でしょう。

ただし、コロガシの場合は一度の不的中で利益を失う可能性もあるため、注意しておきたいところです。

また、複勝はオッズが低い券種ですが、過去には複勝ひとつで万馬券が飛び出したレースもいくつかありました。

ここまで荒れたレースに出会えることは少ないですが、稀に高額な配当が飛び出すことがあるため、穴馬に複勝を賭けておくのも面白いかもしれませんね。

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