一般的な競馬予想会社は10人で運営してます。
まず競馬予想会社の法人の代表取締役1人と、サイトに来た問い合わせを返答すしたりメールマガジンが作成する人が1人。
サイトデザインのデザインや画像を作成するデザイナーが1人。
また、競馬予想会社も会社なので会計や事務が1人。サーバーを触れるエンジニアが1人。情報を収集したり、情報を買いつけたりする人が1人。最低でもまともに競馬予想会社を運営しようと思えば6人必要です。
競馬予想会社には個人で運営している競馬予想会社もありますが…はっきり言って論外ですね。
上記の業務を全て1人で行うことは不可能です。何かしら穴が生まれ、サポートが疎かになったり、そもそも適当に予想を行っていたりします。
個人運営の競馬予想会社は大変危険なのでご利用は絶対におすすめできません。
では個人運営の競馬予想会社の特徴とはどのようなものなのでしょうか?紹介します。
目次
個人運営の競馬予想会社の4つの特徴
個人運営の競馬予想会社には4つの特徴があります。
・サイトの作りが安っぽい
・問い合わせても返答が返ってこない
・口座が個人名義
・特定商取引法に基づく表記を掲載していない
次の項目でそれぞれ詳しく紹介します。
サイトの作りが安っぽい
個人運営の競馬予想会社を見分けるポイントの1つとしてサイトが安っぽいことがあげられます。
個人運営の競馬予想会社は基本、資本がありません。
例えば自分が競馬予想会社を運営することを思い浮かべてみてください。
法人化するだけでもかなりの資金が必要ですし、情報を取集するのにも時間や労力が必要です。(もし真剣に情報を取集する場合ですが…)
さらにサイトを作るためにデザイナーやエンジニアを雇う…なんてことは個人の資金では到底できません。
いかにも素人が作ったようなサイトデザインの競馬予想会社は個人運営の可能性が高いのでご注意ください。
また、ログイン前ページだけしっかりと作り込むサイトにも注意が必要です。
なけなしのお金で競馬予想会社の顔であるログイン前ページだけ、発注していることがあります。
ログイン後のページが拍子抜けなくらいスッカスカな競馬予想会社は個人運営でしょう。
問い合わせても返答が返ってこない
個人運営の競馬予想会社は問い合わせても返答が中々返ってきません。
一般的に組織で運営されている競馬予想会社に問い合わせて返信が来るまでの時間は平均して1時間です。
個人運営の競馬予想会社はサポートも1人で行っています。
もし会員がたったの100人で1人にかける返信時間を10分と仮定しましたら、全員に返信するまで100分かかります。
問い合わせても一向に返事が返ってこなかったり、1時間以内に返信が来ない競馬予想会社は個人運営の可能性が高いですね。
口座が個人名義
振込先が個人名義(個人の銀行口座)の場合、100%個人運営の競馬予想会社なのでご注意ください。
優良競馬予想会社なら法人(会社)で運営していることがほとんどですが、個人運営の競馬予想会社は法人化さえしていない場合があります。
個人口座かは略語で判断できる
法人の場合、下記のような略語が使用されます。
有限会社→ユ)
合同会社→ド)
また、競馬予想会社に限らず、振込詐欺事例の96%が個人名義の銀行口座に振り込みを行ったケースです。
個人名義口座の競馬予想会社は法人化されていないか、そもそも振り込め詐欺の可能性がありますのでご注意ください。
また、個人運営の競馬予想会社の中には振込先詳細をサイト内に掲載せず、電話越しで伝える場合があります。
その場合には、その場で振込を絶対に行わないでください。
振込人銀行口座名義や運営会社が会社概要に記載されている情報と相違がないか必ず確認しましょう。
特定商取引法に基づく表記を掲載していない
特定商取引法に基づく表記を掲載していない競馬予想会社は法人化していない可能性があります。
碌な知識も持たず取り合えず競馬予想会社を個人で設立した際によく掲載義務を怠っている場合があります。
そもそも法人化ができず掲載できる情報がない場合もありますので気をつけてください。
個人情報収取だけを目的とした個人運営会社もある
個人運営の競馬予想会社はそもそも有料情報を販売していないことがあります。
そのよなサイトは会員の個人情報を売ることを主な収入源としています。
無料予想が充実していて有料情報の料金も安価でも、個人情報収集のための「餌」かもしれません。
特にメールアドレス以外の個人情報を登録しなければいけない競馬予想会社は絶対に利用してはいけません。
自分の個人情報が何に使われるかわかってものではありません。
競馬予想会社の情報を個人で転売している
個人運営の競馬予想会社を調べていますと「弁護士ドットコム」に面白い質問がありましたので引用します。
質問です。
月額有料会員で競馬の予想を貰い、その買い目の予想を自分で他の人に月額で販売したら犯罪ですか?
かなり悪質な質問ですね。
当たり前ですが、他社の予想を勝ってに転売すると「著作権侵害」に該当し「犯罪」です。
個人でひっそりと運営している競馬予想会社は他社の情報を転売しているだけの可能性があります。
このような質問がネット上に転がっているということは、実際にただ他社の情報を転売しているだけの個人運営の競馬予想会社があるということです。
逮捕事例から見る個人運営競馬予想会社の特徴
逮捕事例から個人運営の競馬予想会社を良く用いる詐欺手法を見ていきましょう。
馬券の購入代行
広島県警は28日、「競馬で勝って配当金を分配する」と投資を装い現金をだまし取ったとして、詐欺容疑で神戸市須磨区の無職藤原禎容疑者(34)を逮捕した。
逮捕容疑は昨年8~9月、仲間と共謀し、広島県内の男性(52)に「競馬の着順を予想し、馬券を代理で購入する。配当金を分配する」と電話をかけ、架空の会社名義の口座に現金計4515万円を振り込ませた疑い。
県警捜査2課によると、藤原容疑者は「全く身に覚えがない」と容疑を否認している。
県警は、この口座に複数人の振り込みがあることから、別の容疑もあるとみて調べている。
この競馬予想会社は2人で運営しているようですが、「馬券購入の代行」をするから「銀行口座に金を振り込め」と振り込み詐欺を行っていたようですね。
ここでのポイントは「馬券購入の代行」です。
馬券購入の代行によって大金を動かしたり、手数料を取ったりするノミ屋行為は犯罪です。
そもそもご自身の大事なお金を馬券購入代として託すのは大変危険です。
絶対に儲かる
「競馬で絶対儲かります」と偽り客から金をだまし取る競馬勝ち馬詐欺事件で大阪地裁は26日、組織犯罪処罰法違反の罪に問われた情報提供会社「ライセンス」元社員、夏田政希被告(23)に懲役4年、東健太被告(32)に懲役3年の実刑判決を言い渡した。
判決によると東被告らは「競馬の着順の決まったレースがある。100%当たる」などと持ちかけ、複数の会社名を使うなどして勝ち馬詐欺で22人から約6800万円を騙し取った。きょうの判決で大阪地裁は『犯行は巧妙で極めて悪質、振り込め詐欺の一種と言える』とした。
「絶対に儲かる」という宣伝文句で22人から総額6,800円も騙しとった事件です。
この事件でのポイントは「絶対に儲かる」という確定文言です。
競馬は国が運営する公平なギャンブルで、競馬のレース展開が最初から決まっていることはあり得ません。
「絶対に儲かる」や「100%的中する」、「出来レースが決まった」などと言う競馬予想会社は100%詐欺会社なのでご注意ください。
個人運営の競馬予想会社
では、実際に個人運営の競馬予想会社はあるのでしょうか?
当リサーチが把握している個人運営の競馬予想会社は2社ありますので紹介します。
・穴優先主義
運営者:オザキ タケゾウ
穴優先主義は会員登録ページが無く、情報の売買は運営者の「オザキ タケゾウ」と直接やり取りします。
サイトのクオリティーも低く、オザキタケゾウ1人で作りあげたのでしょう。
口コミでは「サラリーマンの副業サイト」と暴露されていました。
・大黒社
運営者:一岡浩司
大黒社は一岡浩司が顔まで出して個人で運営している競馬予想会社です。
口コミを検証しますと、大黒社への悪評ではなく、一岡浩司本人の中傷がほとんどでした。
一岡浩司は笠松競馬公認馬券師と自称していますが、地元の方々から良く思われていないようですね。
笠松競馬で一岡浩司を目撃したらしき方からの口コミがありましたので下記に引用します。
以上の2社は完全に個人運営の競馬予想会社なのでご注意ください。
どちらの競馬予想会社もまだ詐欺被害は報告されていませんが、口コミでの評価は最悪です。
リスクや結果を踏まえますと個人運営の競馬予想会社は利用しないほうが良いでしょう。
まとめ
以上、個人運営の競馬予想会社の特徴を紹介しました。
個人運営の競馬予想会社の特徴として「サイトの作りが安っぽい」・「口座が個人名義」・「問い合わせても返答が返ってこない」・「特定商取引法に基づく表記を掲載していない」の4つが挙げられます。
もし1つでも該当する競馬予想会社があれば個人運営可能性が高いのでご注意ください。
また、当リサーチが把握している個人運営の競馬予想会社を2社紹介しましたので、個人運営の競馬予想会社の特徴とぜひ照らし合わせてみてください。