日本人騎手は下手?上手い騎手を見極める5つのポイントを徹底解説

日本人騎手 下手

競馬の情報を調べていると「日本人騎手は騎乗が下手」という意見をよく見かけます。

これは以前から競馬ファンの間で討論されてきた話題ではありますが、2019年宝塚記念でインタビューに答えた矢作調教師の発言によってさらに注目を浴びることとなったのです。

今回は話題になった矢作調教師の発言内容や競馬ファンの反応、日本人騎手が下手と言われる理由について詳しくまとめてみました。

また、上手い騎手を見極めるポイントについてもご紹介していますので、競馬予想二役立ててみてはいかがでしょうか。

話題になった矢作調教師の発言

以前から競馬ファンの間で討論が繰り返されてきた「日本人騎手は下手」という話題。

それに加えて、調教師という立場である矢作芳人氏の発言でさらに意見が分かれることとなったのです。

矢作調教師の発言や、競馬ファンの反応についてまとめてみました。

2019年宝塚記念でのインタビューにて

矢作調教師

2019年6月23日に行われた宝塚記念にて、リスグラシューが勝利を収め、管理している矢作調教師がインタビューに応じました。

そこで矢作氏は、騎乗したレーン騎手を絶賛するとともに「日本人にはあの乗り方はできない」といった旨の発言をしました。

その様子が放送され、競馬ファンの賛否両論を起こすきっかけとなったのです。

競馬ファンの反応

競馬 騎手 サイン

競馬ファンは、この発言に否定的な意見だけでなく肯定する意見も見られ、日本人騎手の将来性について討論されることとなったのです。

それぞれの意見を簡潔にまとめてみました。

【否定的な意見】
調教師という立場でそのような発言をすることはおかしい。
この発言をしても環境は改善しないだろう。
レーン騎手を褒めるために日本人騎手を悪く言う必要はないのではないか。
この発言が日本人騎手へのバッシングを助長しかねない。
【肯定的な意見】
本当のことだし、そもそも日本人騎手を取り巻く環境が良くないのが問題だ。
この発言をきっかけに状況が改善してほしい。
調教師が発言したことが重要だ。
以前から言われていたし、みんな思っていることだ。

どちらの意見でも競馬ファンが「日本人騎手を取り巻く環境を改善する必要がある」と考えているのがわかります。

日本人騎手のレベルを向上するにはまず環境から、ということでしょう。

日本人騎手が下手と言われる理由とは?

「日本人騎手は下手」と言われているのはなぜでしょうか。

その理由について、詳しくまとめてみました。

矢作調教師の発言では競馬ファンのさまざまな意見が分かれていますので、その点も踏まえて下記内容を確認していきましょう。

理由①:来日する外国人選手のレベルが高い

競馬 外国人騎手

「来日する外国人騎手のレベルが高い」というのも、理由の1つであると考えられます。

以前、武豊騎手が「外国人騎手が上手いのではなく、日本に来る外国人騎手が上手いんです。」といった旨の発言をしていました。

これはもっともな理由で、外国人が日本で競馬をするためには「所属国で成績が上位でなければならない」と言うルールがあるためです。

そのため必然的に、日本には成績の良い外国人騎手が多くなります。

さらに日本は、世界的にも珍しく1年中競馬のレースが開催されている国です。

そのため、自分の国がオフシーズンになると日本へやってくる騎手も多くなります。

結果的に、成績上位の実力がある外国人騎手と実績の浅い日本人騎手を比べることとなっているのです。

理由②:騎手志願者の減少

競馬 ダート

日本の競馬界では騎手志願者が減少していることも理由の1つです。

競馬をはじめとする公営競技は、競技自体の発展や将来性が国の経済状況と連動しています。

今の日本は経済状況が厳しいため、合わせて競馬界も厳しい状況にあると言えるのです。

実際に2000年前半には地方競馬の廃止が相次ぎ、中央競馬と地方競馬の格差が広がっています。

騎手志願者はこの財政状況の問題に加え、実力のある外国人騎手や日本のトップ騎手と争わなくてはなりません。

騎手志願者が減っているのもこのような現状があるからではないでしょうか。

理由③:オーナーや調教師の指示が優先

競馬 浜中騎手

日本では、実力のあるトップ騎手以外は馬のオーナーや調教師の指示が優先という習慣があります。

実はこの習慣も日本人騎手が勝てない要因ではないかと言われているのです。

日本のトップ騎手や海外の競馬界では基本的に騎手の意見が最優先となっています。

実際に騎乗しているのは騎手なのですから、レース中にトラブルがあった時など臨機応変に対応するためです。

しかし日本のトップ騎手以外の人たちはオーナーや調教師の意見を聞かなくてはなりません。

これではレース中に違和感があっても、騎手の判断で指示を変えることができず、結果が出せないことにもつながるのではないでしょうか。

上手い騎手を見極めるポイントとは?

これまで日本人騎手が下手と言われる理由についてまとめてみました。

しかし、競馬予想をするうえで知りたいのは上手い騎手です。

そこで、上手い騎手を見極める5つのポイントについてご紹介します。

ポイント①:スタートの仕方

競馬 スタート

レースで重要なのはスタートの仕方です。

馬の性格によってスタートが遅れることがあっても、騎手が上手く誘導する事でカバーできます。

その反対もあり、馬がしっかりスタートできても騎手のタイミングがずれていれば良い成績は残せないのです。

スタート技術は、経験を積んでいてもなかなか上手くなることができません。

そのため、スタートが苦手な騎手はあらかじめチェックしておくことが大切です。

ポイント②:ポジション取りの仕方

競馬 芝

上手い騎手の特徴として「ポジションを取るのが上手い」ということも挙げられます。

その時のレースや馬に合わせてベストと言えるポジションをとり、先頭を目指していくことが重要です。

ただ内枠を目指すのではなく、馬にとって走りやすいポジションを見極めながらゴールへの最短を測ることができるのが「ポジション取りが上手い騎手」といえるでしょう。

ポイント③:馬を制御する技術

競馬 芝

スタートの仕方でもご紹介しましたが、上手い騎手には馬を制御する技術が備わっています。

もともと競走能力が優れている馬は気性が荒いことが多いもの。

そんな馬をきちんと制御しながら先頭を目指すことができる騎手が一流と言えるのです。

ポイント④:危機回避能力

競馬 ダート

トップ騎手と言われる人たちに共通しているのは「危機回避能力がある」という部分です。

馬をコントロールすることも大切ですが、万が一のトラブルに備えて逃げ道を作っておくことも重要です。

自分が不利な状況に置かれる前に回避することで、不要なトラブルを防ぐことができます。

競馬予想と合わせて、危機回避能力が高い騎手を調べてみてはいかがでしょうか。

ポイント⑤:追うことができるか

競馬 プロクリス

レースでの最後の直線、馬が追い込みをかけるシーンは何度も見たことがあると思います。

しかし、実際には馬を真っ直ぐ走らせるのは難しいのです。

ここぞというときに「追うこと」ができるかどうかは騎手の技術次第になります。

ラストスパートに追うことができるよう導く力も、上手い騎手のポイントといえるのではないでしょうか。

まとめ

今回は話題になった矢作調教師の発言内容や競馬ファンの反応、日本人騎手が下手と言われる理由について詳しくまとめてみました。

競馬ファンの間では「日本人騎手は下手なのか」という話題が討論されていますが、主に以下のような要因があるためとされています。

  • 来日する外国人騎手のレベルが高い
  • 騎手志願者が減っている
  • 調教師やオーナーの指示が最優先(急なトラブルに対応しにくい)

日本競馬界は財政状況が良くないこともあり、騎手が置かれている環境を改善するのも難しい状況にあります。

その中でも実力のある騎手が排出されていることもあり、一人ひとりの努力によって変わっていくことも考えられます。

他にも、上手い騎手を見極めるポイントをまとめましたので、競馬予想に役立ててみてはいかがでしょうか。