競馬の格付けの最高峰は?最高峰の格付けG1とは何か、開催レースについて徹底解説!

競馬の格付けの最高峰は?最高峰の格付けG1とは何か、開催レースについて徹底解説!

競馬における格付けは競走馬が勝利を重ねるごとに格付けが上がり、最高峰のG1に出場できるようになります。

最高峰の格付けG1といえば「有馬記念」などが有名ですが、G1には有馬記念以外にも距離や特性ごとの王者を決めるレースが開催されています。

この記事では、競馬における格付けの中でも最高峰のG1にスポットを当てて、G1とは何か、どのようなG1レースがあるのかを2022年の簡単な結果とともにご紹介します。

競馬における最高峰の格付けG1とは?

競馬における最高峰の格付けG1とは?
G1とは競馬における最高峰の格付け。

鍛え抜かれた脚で勝利を競い合い、競馬ファンに感動と興奮を与えてくれるレースです。

すべての競走馬は新馬戦でデビューし、勝利数を重ねていくごとに未勝利・500万円以下・1,000万円以下・1,600万円以下・オープン・G1・G2・G3と格付けが上がります。

つまり、競馬における最高峰の格付けG1に出馬する競走馬たちは、多数のレースで勝利を重ねた強い競走馬ということです。

また、格付けが上がれば上がるほど、強い競走馬たちが集まるレースとなり、多額の賞金が用意されています。

JRA中央競馬で開催されるG1レース一覧

JRA中央競馬で開催されるG1レース一覧
現在、JRA中央競馬で開催されるG1レースは、以下の26個のレースが開催されています。

競走名 開催競馬場 コース
フェブラリーステークス 東京 ダート1,600m
高松宮記念 中京 芝1,200m
大阪杯 阪神 芝2,000m
桜花賞 阪神 芝1,600m
中山グランドジャンプ 中山 障害4,250m
皐月賞 中山 芝2,000m
天皇賞(春) 阪神 芝3,200m
NHKマイルカップ 東京 芝1,600m
ヴィクトリアマイル 東京 芝1,600m
オークス 東京 芝2,400m
日本ダービー 東京 芝2,400m
安田記念 東京 芝1,600m
宝塚記念 阪神 芝2,200m
スプリンターズステークス 中山 芝1,200m
秋華賞 阪神 芝2,000m
菊花賞 阪神 芝3,000m
天皇賞(秋) 東京 芝2,000m
エリザベス女王杯 阪神 芝2,200m
マイルチャンピオンシップ 阪神 芝1,600m
ジャパンカップ 東京 芝2,400m
チャンピオンズカップ 中京 ダート1,800m
阪神ジュベナイルフィリーズ 阪神 芝1,600m
朝日杯フューチュリティステークス 阪神 芝1,600m
中山大障害 中山 障害4,100m
有馬記念 中山 芝2,500m
ホープフルステークス 中山 芝2,000m

それぞれの開催時期や、簡単なレース結果について見ていきましょう。

フェブラリーステークス

フェブラリーステークスは、毎年2月に東京競馬場で開催されるG1競走。

4歳以上の競走馬がダート1,600mを走るレースです。

2022年2月20日に開催されたフェブラリーステークスでは、昨年2021年のフェブラリーステークスで1着となった『カフェファラオ』が一着となり、2014年・2015年に連覇したコパノリッキーに続いて、2頭目の連覇を遂げました。

高松宮記念

高松宮記念は、毎年3月末に中京競馬場で開催されるG1競走。

芝1,200mのコースを走る春のスプリントを決めるレースです。

2022年3月27日に開催された高松宮記念では、8番人気の『ナランフレグ』が1着、5番人気の『ロータスランド』が2着、17番人気の『キルロード』が3着という、かなり荒れたレースで、3連単2,784,560円の払い戻しとなり、過去10年間で2番目の高額配当となりました。

大阪杯

大阪杯は、毎年3月末から4月1週目に阪神競馬場で開催されるG1競走。

4歳以上の競走馬が芝2,000mを走るレースです。

2022年4月3日に開催された大阪杯では、8番人気の『ポタジェ』が1着となり、騎乗した吉田騎手は初の大阪杯の勝利を掴みました。

桜花賞

桜花賞は、毎年4月の1週目から2週目に阪神競馬場で開催されるG1競走。

3歳牝の競走馬が芝1,600mを走るレースです。

2022年4月10日に開催された桜花賞では、川田騎手が騎乗した7番人気の⑧『スターズオンアース』が最後の直線で驚くような末脚を見せ、見事に1着となりました。

中山グランドジャンプ

中山グランドジャンプは、毎年4月頃に中山競馬場で開催されるG1の障害競走。

障害競走のG1は、中山グランドジャンプと中山大障害の2つしかなく、中山グランドジャンプは『春の障害レース』と呼ばれるほどです。

2022年4月16日に開催された中山グランドジャンプでは、1番人気の『オジュウチョウサン』が1着、人気1位の期待を裏切らない走りをみせました。

『オジュウチョウサン』は障害競走を得意としており、今年の勝利で計6回も中山グランドジャンプを制覇しています。

皐月賞

皐月賞は、4月下旬に中山競馬場で開催されるG1競走。

3歳の競走馬が芝2,000mを競い合います。

2022年4月17日に開催された皐月賞では、5番人気⑭『ジオグリフ』が混戦した中団から最後の直線で末脚を見せ、見事に差し切ったレースでした。

天皇賞(春)

天皇賞(春)は、毎年春に阪神競馬場で開催されるG1競争。

平地の中で最も長い芝3,200mを走るスタミナとパワーが求められるレースです。

優勝した競走馬には、皇室から盾が贈られる由緒正しいレースということもあり、『春の盾』とも呼ばれます。

2022年5月1日に開催された天皇賞(春)では、2番人気⑯『タイトルホルダー』が、スタートから得意の逃げで好走し、常に戦闘をキープした状態で1着となり、2着との差は7馬身という驚きの脚を見せつけました。

NHKマイルカップ

NHKマイルカップは、毎年5月に東京競馬場で開催されるG1競走。

芝1,600mを走り、3歳馬のマイル王を決めるレースです。

2022年5月8日に開催されたNHKマイルカップでは、4番人気⑱『ダノンスコーピオン』が最後の直線で先頭を走る3頭を見事にかわして1着でゴールし、3歳マイル王の座を獲得。

3着には18番人気の『カワキタレブリー』が絡み、3連単1,532,370円という大荒れの結果となりました。

ヴィクトリアマイル

ヴィクトリアマイルは、毎年5月中旬に東京競馬場で開催されるG1競走。

4歳以上の牝馬が芝1,600mを走り、上半期のマイル女王の座を競い合います。

2022年5月15日に開催されたヴィクトリアマイルでは、4番人気⑤『ソダシ』が最終直線で馬群を飛び出し、2着との差を2馬身ほどつけて見事に優勝しました。

優駿牝馬(オークス)

優駿牝馬は、5月下旬に東京競馬場で開催されるG1競走。

『オークス』という名でも知られており、中央競馬のクラシックレースのひとつです。

3歳牝馬が芝2,400mを競い合います。

2022年5月22日に開催された優駿牝馬では、3番人気⑱『スターズオンアース』が最後の直線で外から差し切り、見事に1着でゴール。桜花賞の勝利に続いて見事に牝馬クラシック2冠を獲得しました。

日本ダービー(東京優駿)

日本ダービーは5月下旬から6月初旬に東京競馬場で開催されるG1競走。

中央競馬のクラシック3冠競走のひとつで、G1競走のなかでも最も栄誉あるレースとされています。

3歳の競走馬たちが芝2,400mを走り、今年のチャンピオンを競い合います。

2022年5月29日に開催された日本ダービーでは、3番人気⑬『ドウデュース』が2分21秒9のレコードを叩き出し、見事に3歳馬の頂点となりました。

安田記念

安田記念は6月上旬に東京競馬場で開催されるG1競走。

3歳以上の競走馬が芝1,600mを走り、春のマイル王を決めるために競い合います。

2022年6月5日に開催された安田記念では、4番人気⑬『ソングライン』が最後の直線で末脚を伸ばし外差しが決まり、1着となりました。

宝塚記念

宝塚記念は6月下旬に阪神競馬場で開催されるG1競走。

3歳以上の競走馬が芝2,200mを競い合います。

上半期最後のG1レースということもあり、多くの競馬ファンで盛り上がるレースのひとつです。

2022年6月26日に開催された宝塚記念では、2番人気⑥『タイトホルダー』が1着でゴール。

2分9秒7のレコードを叩き出し、上半期最後のG1競走を大いに盛り上げました。]

スプリンターズステークス

スプリンターズステークスは10月初旬に中山競馬場で開催されるG1競走。

芝1,200mの短距離を走る、スプリントの王者を決める熱いレースです。

2022年10月2日に開催されたスプリンターズステークスでは、8番人気②『ジャンダルム』が1着となり、2002年にスプリンターズステークスを制した母『ビリーヴ』とともに、初の親子での制覇が実現しました。

秋華賞

秋華賞は10月中旬に阪神競馬場で開催されるG1競走。

牝馬三冠レースのひとつであり、1年のなかで最後の牝馬三冠レースです。

2022年10月16日に開催された秋華賞では、3番人気の⑦『スタニングローズ』が1着でゴール。

上位3頭が1番人気から3番人気の馬で固まり、堅いレースとなりました。

菊花賞

菊花賞は10月下旬に阪神競馬場で開催されるG1競走。

中央競馬におけるクラシックレースのひとつです。

芝3,000メートルの長距離コースとなっており、スタミナやパワーが要求されます。

2022年10月23日に開催された菊花賞では、2番人気⑭『アスクビクターモア』が1着でゴール。

3分2秒4というレースレコードを叩き出し、④『ボルドグフーシュ』とわずかハナ差で勝利をつかみました。

天皇賞(秋)

天皇賞(秋)は10月末から11月初旬に阪神競馬場で開催されるG1競走。

3歳以上の競走馬が芝2,000メートルを競い合います。

天皇賞(春)の長距離とは全く違ったコースとなっており、スタミナよりもスピードや器用さが求められるレースです。

2022年10月30日に開催された天皇賞(秋)では、1番人気の⑦『イクイノックス』が人気の期待に応え、初のG1制覇を果たしました。

エリザベス女王杯

エリザベス女王杯は11月中旬に阪神競馬場で開催されるG1競走。

3歳以上の牝馬が芝2,200mを走り、今年の女王を決めるために競い合います。

もともとエリザベス女王杯は秋華賞が始まるまでは、牝馬三冠レースのひとつでした。

2022年11月13日に開催されたエリザベス女王杯では、4番人気の⑱『ジェラルディーナ』が勝利し、見事に女王の座を獲得しました。

マイルチャンピオンシップ

マイルチャンピオンシップは11月中旬に阪神競馬場で開催されるG1競走。

その名の通り、秋のマイル王を決める熱い戦いが繰り広げられるレースです。

3歳以上の競走馬が芝1,600mを競い合います。

2020年、2021年は『グランアレグリア』が連覇という結果でしたが、今年はどの馬が秋のマイル王の座に君臨するのかが見ものです。

ジャパンカップ

ジャパンカップは11月末に東京競馬場で開催されるG1競走。

世界の競走馬を招待し、日本の競走馬の強さを証明するG1のなかでもビッグレースです。

『コントレイル』『アーモンドアイ』『スワーヴリチャード』など、数々の名馬が制覇したレースとなっているため、今年2022年の結果にも注目しておきましょう。

チャンピオンズカップ

チャンピオンズカップは12月初旬に中京競馬場で開催されるG1競走。

G1のなかで数少ないダート1,800mのコースとなっており、ダート巧者を決めるレースとなっています。

過去数年のほとんどは人気馬がそのまま馬券に絡む形が多くなっており、ダート特性などが活かされるレースです。

阪神ジュベナイルフィリーズ

阪神ジュベナイルフィリーズは、12月中旬に阪神競馬場で開催されるG1競走。

2歳牝馬が芝1,600mを走り、今年の2歳のチャンピオンを競い合います。

2歳というまだまだ若い馬齢の競走馬たちが戦い、阪神ジュベナイルフィリーズを制覇した競走馬はこれからの活躍に期待ができるといっても過言ではありません。

朝日杯フューチュリティステークス

朝日杯フューチュリティステークスは、12月中旬に阪神競馬場で開催されるG1競走。

阪神ジュベナイルフィリーズとは異なり、2歳の牝馬・牡が芝1,600mを走り、チャンピオンの座を競い合います。

朝日杯フューチュリティステークスを制した競走馬は、クラシックレースで好走する結果を残すことが多く、今後活躍する競走馬を見極めるためにも見逃せないレースです。

中山大障害

中山大障害は12月下旬に中山競馬場で開催されるG1の障害競走です。

春に開催される中山グランドジャンプ同様に、年末の大障害として本年の王者を決めるレースとなっています

中山グランドジャンプを制覇し続ける『オジュウチョウサン』は、昨年2021年の中山大障害を制覇しているため、今年の活躍にも期待できるでしょう。

有馬記念

有馬記念は12月末に中山競馬場で開催されるG1競走。

他のG1競走とは異なり、ファン投票で選ばれた競走馬が芝2,500mを競い合います。

人気投票で選ばれただけあって、多くの競馬ファンで盛り上がり、1年を締めくくるレースといっても過言ではありません。

ホープフルステークス

ホープフルステークスは2017年以降、年末最後に中山競馬場で開催されるG1競走。

もともと年末最後のG1競走は有馬記念でしたが、ホープフルステークスが年末最後のG1競走になってからは、「年末最後は有馬記念に戻してほしい」という声も少なくありません。

しかし、2019年にホープフルステークスを制した『コントレイル』のように、その勝利以降数々のG1を制覇する競走馬もいるため、中距離戦の巧者を知るうえでも見逃せないレースです。

まとめ


この記事では、競馬における格付けG1とは何か、どのようなG1レースがあるのかを2022年の簡単な結果とともにご紹介しました。

競馬における最高峰の格付けG1は、名だたる名馬たちが熱い戦いを繰り広げるレースばかりです。

「有馬記念」のような誰でも知っているレースだけでなく、さまざまなG1が開催されています。

どのレースも競馬ファンであれば見逃せないレースばかりとなっており、各距離の巧者を知るうえでも見逃せません。

2022年も残りわずかですが、まだまだ熱い戦いを繰り広げるG1は残されています。

ぜひ見逃さずにG1レースを楽しみましょう。

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