競馬で荒れるレースの特徴を3つの要因を踏まえて詳しく解説

競馬 荒れる レース

競馬では、投票数が多い馬が人気馬となりますが、レースが荒れると人気馬が上位に入らず大波乱を呼ぶことがあります。

例えば、1番人気の馬が倍率も1.2倍なのに1着~3着にも入れず、まさかの12番人気の馬が1着でゴールしてしまう場合もあるでしょう。

では、なぜこのように荒れるレースが起きるのでしょうか?

今回は、競馬でレースが荒れる理由と過去に荒れた有名なレースを紹介します。

過去に自分の予想したレースが大荒れして、悔しい経験をした方や今後の荒れるレースにも対応したい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

競馬でレースが荒れる理由とは

そもそも、競馬で走る競走馬は調教師がレース前までしっかり管理します。

調教師は、預かっている馬を世話しながら調子を整え、レースのために調教を徹底管理して、「今の状態ならレースに出走しても勝てる!」と思ったときに馬主などに相談しながら決定します。

そのため、誰よりも馬のそばにいるので、一番馬の状態や仕上がりを分かっているでしょう。

しかし、レースに出走すると、想定していた走りができない場合があります。

競馬は動物が走るレースなので、レース当日にどんなことが起こるのか誰にもわかりません。しかし、自信満々で出した馬が理想の走りができずに、レースが荒れてしまう現象はなぜ起きるのでしょうか。

そこで、競馬のレースが荒れる要因を下記に3つほど紹介します。

【要因①】天候不良によって馬場状態が悪くなる

ダート 不良馬場

レースが荒れる要因では、天候によって変化する馬場状態が大きく関係します。

競走馬は速く走ることを目的として調教されているため、雨天でも開催される競馬でも全速力で走ろうとします。

しかし、馬場状態が悪く、ぬかるみなどに脚を取られてしまうと、速く走ることができないことが多くあります。

また、馬場状態が良いときに比べて、地面を蹴る力も強くなるため、多くのスタミナを消費することもあり、レースの結果が大きく変わる場合があります。

結果的に悪天候のレースでは、非常に荒れやすい傾向があるので、馬場状態はしっかり事前に確認しましょう。

【要因②】騎手が馬の興奮状態をコントロールできない

パドック 興奮

競走馬は、中央競馬の重賞レースになると、長距離の移動でストレスが溜まったり、観客の歓声や騒音によって興奮状態になってしまうことがあります。

基本的にレース前までには、パドックや本馬場入場までに騎手や調教師が落ち着かせて、レースに挑みますが、気性が荒い馬になると興奮が治まらず、そのままレースが始まってしまう場合もあるでしょう。

そうなると、レース中に騎手の指示を無視してしまったり、無駄な動きでスタミナを多く使ってしまい、レース中にバテてしまいます。

その興奮状態の制御が原因で、本来の力が発揮できず、人気オッズとは全く違う荒れたレースになってしまうのです。

そのため、パドックなどで出走馬の興奮状態を見ることは非常に大切になります。

【要因③】オッズを完全に信じている場合は注意

ターフビジョン

中央競馬の重賞レースではあまり目立ちませんが、地方競馬の小さいレースではオッズを100%信じて購入することはおすすめできません。

そもそも、オッズは購入者の金額によって人気順位が統計で算出されています。そのため、全く勝てないと思っている馬に、一人が100万円などを高額に賭けてしまうと、その馬が一番人気の馬になってしまうのです。

そうなると、どの馬が本当に人気があって、勝てる可能性が高かったのかわからなくなり、結果的にレースが荒れているように感じてしまう場合があります。

地方競馬のように、購入者が少ない場合で多く起こる現象なので注意しましょう。

過去にあった大荒れの大波乱レース

続いて、競馬界の歴史に残っている大波乱になった大荒れレースを3つ紹介します。

ここで紹介する過去の歴史に残る大荒れレースは下記の通りです。

  • 2007年 有馬記念(G1)
  • 2009年 エリザベス女王杯(G1)
  • 2012年 天皇賞・春(G1)

払戻金も併せて紹介しますので、ぜひ確認してみてください。

2007年 有馬記念(G1)

2007年有馬記念 マツリダゴッホ

2007年の有馬記念では、ダントツでメイショウサムソン(2.4倍)が人気となり、2番人気のポップロック(5.0倍)3番人気ウォッカ(6.9倍)も併せて人気が高かったレースで大波乱が起こりました。

結果を先に説明すると、そのレースで勝ったのは、天皇賞優勝馬でもダービー馬でもない9番人気のマツリダゴッホという馬でした。

同年の1月に初めて重賞を勝ったような馬が、G1レースでも最強馬が集まると言われる有馬記念で見事1着を飾ったのです。

まさかの勝利にファンも、解説者も唖然になり、会場がざわめきました。

このレースでは、マツリダゴッホのオーナーも生産者の人も会場まで来ておらず、予想外の展開にマツリダゴッホに騎乗した蛯名正義騎手も驚きを隠せませんでした。

しかも、後続でゴールした馬も、上記で紹介した人気馬ではなく下記の通りになりました。

1着 9番人気 ③マツリダゴッホ
2着 5番人気 ⑦ダイワスカーレット
3着 6番人気 ②ダイワメジャー

続いて払戻金は下記の通りです。

単勝 5,230円
馬連 3-7 22,190円
馬単 3→7 69,020円
三連複 3 – 4 – 7 73,320円
三連単 3 → 7 → 4 800,880円

オッズの低い人気馬が一頭も入らなかったため、払戻金もすごい高額になっています。
3連単でまさかの80万円を超えるのは、大荒れのレースと言って良いでしょう。

2009年 エリザベス女王杯(G1)

2009年エリザベ女王杯 クィーンスプマンテ

2009年11月15日に京都競馬場で開催された第34回エリザベス女王杯は、歴史に残る超大波乱になった大荒れレースです。

そのレースは、1番人気でオッズ1.6倍の⑯ブエナビスタが圧倒的の人気を誇り、対抗馬として候補に上がっていたのは、2番人気のブロードストリート(7.7倍)3番人気のシャラナヤ(10.4倍)と言われていたレースでした。

しかし、レース開始直後から波乱がスタートしました。

田中博康騎手が騎乗していた11番人気⑦クィーンスプマンテが、スタート直後からどんどん加速し、大きく「逃げ」て後続との差を広げました。

その後もどんどん逃げ続けた結果、後続を振り切ってそのまま1着でゴールしたのです。

しかも、後続馬も予想オッズとはかけ離れた12番人気⑪テイエムプリキュアでした。

1番人気の⑯ブエナビスタは3着になり、レースは大荒れになったことが歴史に残っています。

その時の払戻金は下記の通りです。

単勝 7,710円
馬連 7-11  102,030円
馬単 7→11 250,910円
三連単 7 → 11 → 16 1,545,760円

まさかの3連単が154万超えに会場の競馬ファンはどよめき、G1レースではとても珍しい大荒れしたレース結果になりました。

2012年 天皇賞・春(G1)

2012年天皇賞・春 ビートブラック

2012年4月29日に京都競馬場で開催された第145回天皇賞(春)でも、波乱のレースが起こってしまいました。

このレースの出走馬では、単勝オッズ1.3倍で前3冠馬のオルフェーヴルが1番人気となり、対抗馬は、2番人気で武豊騎乗のウインバリアシオン、3番人気で岩田康誠騎乗のトーセンジョーダンが候補でした。

会場にいるほとんどの競馬ファンが、オルフェーヴルがどんな走りをするのか期待したまま、レースはスタートします。

レース後半になり仕掛け始めたオルフェーヴルですが、まさかのタイミングを誤り、全く伸びてこないところに、14番人気のビートブラックが前に。

オルフェーヴルは、最終直線でも更に速度を落として結果はまさかの11着、14番人気のビートブラックがまさかの1着でゴールする大荒れの展開になりました。

まさかのオルフェーヴルの失速に、競馬場のファンもどよめき、超大荒れのレースとなってしまったのです。

払戻金は下記の通りになりました。

単勝 15,960円
馬連 61,570円
馬単 1 → 16 208,630円
三連単 1 → 16 → 11 1,452,520円

このレースも、3連単は145万円を超えた超波乱のレースとなりました。

上記では3つの大荒れレースを紹介しましたが、このような事象が起こってしまうのが競馬の特徴でもあることを再認識できたレースだと思います。

まとめ

この記事では、競馬で荒れるレースの特徴を3つの要因と、過去の大荒れレースを紹介させて頂きました。

結論を言うと、競馬で荒れるレースの決定的な理由は誰もわかりません。しかし、荒れるかも知れないという要因は「天候」「騎手」「オッズ」の3つが関係しているでしょう。

そのため、自分が予想するときに荒れると思う要素が複数あるときは、馬券の買い方を広めに設定するなどの対策が必要です。

レースが荒れそうな場合は、オッズも分散する傾向にあるので、ぜひ上記で紹介した要素を参考にしてみてください。

そうすれば、過去の荒れたレースのように1レースで150万を超えるような馬券を手にする日が来るかもしれません。