モーリス産駒の評判は?代表的な産駒や成績を紹介!

モーリス

現役時代はマイルから中距離路線で圧倒的な強さを見せたモーリス。

すぐに頭角を現したわけではなくデビューから2年間は重賞での勝利はなし。
その後、厩舎を移動してからはすべてのレースで連対するという結果を残し、マイルから中距離のG1にて数多くのタイトルを獲得した名馬です。

この記事では、2017年1月15日に種牡馬として活躍するモーリス産駒の評判や特徴をまとめて紹介していきます。
注目の産駒も紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

モーリスはどんな馬?

モーリスの特徴

はじめに、現在は種牡馬として活躍するモーリスの現役時代の特徴などを紹介します。

特徴

2011年3月2日に誕生したモーリスは、2013年9月12日に登録されてから2017年1月15日まで現役で活躍した競走馬です。
主に短距離、マイル、中距離路線で活躍したモーリスは、日本だけではなく香港でも無類の強さを発揮した馬であることが知られています。

現役時代にあらゆるタイトルを獲得したモーリスは、2015年のJRA年度別代表馬、2016年にJRA賞特別賞を獲得するなど、一時代を築いた名馬であるといっても過言ではありません。

しかし、モーリスはデビュー前から高い評価を受けていたわけではありません。
サマーセールの落札額は150万円、翌年の北海道トレーニングセールでは1,050万円の落札です。

デビューしてからもパッとしない成績が続き、スタートが悪いという問題を抱えていました。
そんなモーリスが覚醒したのは、堀宣行厩舎への転厩です。

転厩当時は背腰の痛みが取れていない状態ではあったものの、半年ぶりのレースを見事に勝利してから引退するまでの期間、一度も連対を外れたことがないという圧倒的な強さを見せつけます。

とくに圧巻だったのは年度別代表馬を獲得した2015年です。
この年は若潮賞でオープン戦の初優勝を飾ってから、ダービー卿CTで重賞初制覇、安田記念、マイルCS、香港マイルとすべて優勝して年間無敗という圧倒的な強さを見せつけました。

モーリスの走りは、無駄があるように感じるもののパワーで押し切るという印象をみんなに与えます。
ディープインパクトのように空を飛んでいるかのような軽さはないものの、推進力を押し上げるパワーを兼ね備えているため、最後の直線で圧倒的な脚を使うことができるのです。

血統

モーリスは父スクリーンヒーロー、母メジロフランシス、母父カーネギーの血統です。

戸川牧場代表の戸川さん曰く、メジロフランシス産駒はこれまで途中で競馬をやめてしまうなどの勝負根性が欠けている馬が多かったため、スクリーンヒーローの並ばれたら抜かせないという根性が凄い馬と掛け合わせたとのこと。
フランシスの欠点を補いながら長所を補充できると考えた血統は見事に的中し、モーリスのような稀代の名馬を誕生させました。

ちなみに父のスクリーンヒーローは、父にグラスワンダーを持つ良血馬です。
ジャパンカップを制覇した経験があり2008年には4歳以上牡馬の年間最優秀賞も獲得しています。

ちなみに、まだ牧場にいた頃のモーリスは誰の手も煩わせることがない落ち着いた性格の馬であったとのことです。
気性は穏やかで、誰かにむやみやたらに攻撃するようなこともありません。しかしながら落ち着いた性格でありながら勝負根性はある馬なので、そこは親譲りといえます。

競争成績

モーリスの生涯成績は18戦11勝(中央15戦8勝、香港3戦3勝)です。日本と香港に渡る主な勝ち鞍は以下の通りです。

  • 安田記念
  • マイルCS
  • 香港マイル
  • 香港カップ
  • チャンピオンズマイル
  • 天皇賞秋

通算獲得賞金は5億3624万6000円と3534万香港ドルです。
もともと期待されていた馬ではなく落札額が1,050万円であると考えれば、馬主に多大な利益をもたらした馬であることがわかります。

モーリスの競争成績でとくに圧巻なのが上記でも紹介した無敗で駆け抜けた2015年。
そして翌年も5戦して1着3回2着2回という安定感の高い走りを見せます。

引退レースとなった香港カップでも、昨年の覇者エイリンヒカリなどの有力馬がいるなか、見事3馬身差をつけての圧勝です。

最後の最後まで強い競馬を見せつけて引退した短距離界のスーパースター、それがモーリスの現役生活でした。

種牡馬成績

モーリスは2017年に社台スタリオンステーションでスタッドインして、ミッキーアイルと共にお披露目されました。
初年度は265頭の繁殖牝馬と交配し、シーザリオ、シンハライト、ジェンティルドンナといったG1馬とも交配が行われています。

始めての子どもは2018年1月10日に誕生したベルエポック。
初勝利は2020年7月11日のカイザーノヴァ。
ピクシーナイトが2021年1月10日のシンザン記念で重賞初勝利を飾っています。
しかし、現在も未だにG2以上の勝ちはありませんので、今後の活躍に期待しましょう。

モーリス産駒の特徴

モーリス産駒の特徴

種牡馬がデビューしてからまだ2年と日が浅いモーリス産駒ですが、そろそろ産駒の特徴が出始めている時期でもあります。
ここからは、短距離界の王者として君臨したモーリス産駒の特徴をまとめて紹介していきます。

短距離からマイルに強い

父であるモーリスが短距離から中距離を得意としていた影響からか、産駒にもその傾向は色濃く残っています。
産駒が勝利しているレースの大半は芝1600~2000mで、1800m以上の距離になると極端に結果を残せていません。

父と同じく、産駒も間違いなく短距離適性がある馬が揃っています。
代表的な産駒であるピクシーナイトのように、短距離延長で前に行って押し切るというレースを得意としているため、スタートを上手に切ることができたり序盤の位置取りに成功さえできれば、そのまま先頭を維持しながらゴールするという展開を得意にしています。

苦手な条件としては、上がりが必要とされる軽い馬場です。
モーリス産駒の特徴で脚が遅いというものがありますので、軽い馬場でスピード条件の場合は思うような結果を残せません。

脚が遅いというのはしっかりと溜めることができるというメリットがありますので、パワーを残しながら最後に爆発できる展開が向いています。

そのため、北海道や小倉などのタフな馬場になりやすい会場ではいい結果を残せているので、モーリス産駒の馬を購入しようと考えている方は馬場の状態もチェックしておきましょう。

牡馬が強い傾向にあり

これはモーリスを含むロベルト系によくみられる傾向なのですが、牝馬があまりいい成績を残すことができずに、牡馬が強い傾向にあります。

牡馬も牝馬も左回りの連対率が若干低いという弱点はありますが、それでも牡馬はある程度は勝ち切れている印象です。
しかし、モーリス産駒の牝馬は依然として有力な馬が誕生していないということもあり、勝ち星も伸び悩んでいます。

モーリス産駒の馬を購入する時は牡馬に注目する方がいいかもしれません。
ロベルト系はあまり強い牝馬は生まれないという傾向があるので、高い期待はしにくいのが現状です。

札幌競馬場が得意

前述したようにモーリス産駒は馬場状態が悪い時に結果を残す傾向にあるため、タフな馬場になりやすい札幌競馬場を得意とします。
時計がかかるレース展開が得意なので、ハイペースで進みやすい東京競馬場などは不得意です。

モーリス産駒の特徴は脚をしっかりと溜めることができる点で、瞬発力が極めて高いわけではありません。
そのため、ペースが速くなりそうな展開のレースではまず勝ち切ることができないでしょう。

札幌競馬場にはモーリス産駒が得意とするレースも多いので、ぜひ狙ってみてください。

代表的なモーリス産駒

まだGI馬は輩出していませんが、モーリス産駒は高い将来性を秘めている馬が多いです。
ここからは気になる代表的なモーリス産駒を紹介していきます。

ルークズネスト

ルークズネスト

父モーリス、母ヴィラ、母父ディープインパクトという超良血馬のルークズネストは、現在6戦2勝の現役サラブレッドです。
主な勝ち鞍はG3のファルコンステークスですが、順調にキャリアをステップアップしており、2021年5月9日は初となるG1に挑戦しています。

父モーリスの血統を色濃く継いでいるルークズネストは、1400~1800mを主戦場としています。
そのため、父と同じG1に挑戦する日も近いのではないでしょうか。力強い走りが魅力的な馬なので、重賞初勝利を飾った勢いを維持できるかどうかが課題です。

ピクシーナイト

ピクシーナイト

父モーリス、母ピクシーホロウ、母父キングヘイローのピクシーナイトは、モーリス産駒で始めて重賞を制覇した競走馬です。

一口馬主法人シルクレーシングから総額3200万円(一口64,000円×500口)で募集された馬で、デビュー戦で勝利してから順調にキャリアを進めています。
1着3着ときた3戦目のシンザン記念では4番人気でありながら見事に逃げ切って1着。

その後は4着、12着、2着と勝利はありませんが、すべて重賞戦線での出走で、G1のNHKマイルカップにも参戦しています。

ちなみにこのレースでは上記で紹介したルークズネストと共闘しており、モーリス産駒がG1で2頭も出走していたということになります。
余談ですが、シンザン記念の勝利で鞍上の福永祐一はJRA通算2400勝目という記念すべき勝利でした。そういった縁がある馬なのかもしれません。


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まとめ

短距離からマイル戦線で圧倒的な強さを見せつけたモーリスは、日本だけではなく香港のファンからも愛されている稀代の名馬です。
2015年の年間無敗による年度別代表馬受賞、香港で負けなし、引退レースで圧勝など、語り出せばキリがないほどの伝説を持ちます。

そんなモーリスは現在、種牡馬として奮闘中。子どもがレースに出走してからまだ2年しか経過していないものの、今年ついに重賞を制覇した馬が誕生しました。
産駒にも色濃く短距離適性が残っていますので、今後は父モーリスと同じく、短距離からマイル戦線で強さを見せてくれるのではないでしょうか。

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この記事の監修者
後藤孝男
後藤孝男(ごとう・たかお)
大学卒業後、東京タイムズ社に入社。中央競馬担当記者となり全国の競馬場を初め美浦、栗東トレセンなどへ赴き、取材に、予想にと活躍。同紙休刊後は、実績を買われて競馬専門紙「馬三郎」に創刊メンバーとして参画、一昨年からは美浦トレセン北馬場時計班として毎週、サラブレッド達の調教に目を凝らす。
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