競馬で大きな要素を持つのが「血統」です。
競馬界では、すべての馬が子供を残すことができるわけではありません。選ばれた馬のみが種牡馬として活躍できるのです。
では種牡馬というのはどのようにして選ばれるのでしょうか。
今回は種牡馬が選ばれる基準や競馬で知っておきたい3つの系統、過去最高額の種牡馬についてご紹介します。
目次
種牡馬が選ばれる基準とは?
種牡馬が選ばれるにはどのような基準を満たす必要があるのでしょうか。基本的に種牡馬になるためには、現役時代に優秀な成績を残さなければいけません。
以下で、過去に活躍した種牡馬を比べながらまとめてみました。
現役時代に成績を残した競走馬のみが選ばれる
種牡馬に選ばれる基準は「レースで優秀な成績を残している馬」になります。そのため、Gl3連覇が期待されたゴールドシップなどは引退後に種牡馬として契約しているのです。
生まれてくる仔には父親の素質が大きく関わるとされているため、優秀な成績を残している馬は種付け料が高くなるだけでなく、さまざまな牝馬に交配をすることとなります。
現役時代に優秀な成績を納めていても種牡馬として優秀かどうかは、仔が生まれ、競走馬の素質の有無で判断されます。
仔が生まれてから競走年齢に達し、成績を判断できるようになるまでは4年から5年かかるとされています。
そのため種牡馬の評価が出るまでに4〜5年のタイムラグができることになるのです。
優秀な種牡馬はどんな牝馬でも交配できるというわけではなく、牝馬が移動可能なエリアでのみ交配が成立します。
馬には寿命もありますし、移動範囲の制限もあるため、生産界は常に新しい競走馬を生み出すことに尽力しているのです。
過去に活躍した種牡馬
過去に活躍した種牡馬といえば「ディープインパクト」や「キングカメハメハ」の名前が挙がるのではないでしょうか。
この2頭はどちらも2019年に亡くなりましたが、数多くの優秀な競走馬を残しています。
ディープインパクトとキングカメハメハは、10年以上にわたって競馬会を背負ってきたトップ種牡馬でした。
そのため2頭の死後はランキング上位にいる種牡馬の種付け料が値上がりしています。
生産界ではこれまで、優秀な種牡馬の種付け数が多すぎることを懸念していましたが、ディープインパクトとキングカメハメハが亡くなったことで種付け数が抑制され、解消の方向に向かっているようです。
競馬で語られる3つの系統
最近の競馬界では大きく分けて3つの系統で語られることが多くなっています。
サンデーサイレンス系
ノーザンダンサー系
ミスタープロスペクター系
この3つの系統について、詳しくまとめてみました。
サンデーサイレンス系
競馬ファンならこの名前を1度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
サンデーサイレンスはデビューするまで全く期待されていない馬でした。
近親に活躍した馬がなく、見栄えも悪いと評価されていたため、買い手が全くつかない状況だったのですが、デビュー後は実力を発揮し、1989年のエクリプス賞も受賞しています。
引退後は約16億5000万円で種牡馬になりますが、サンデーサイレンスの仔はデビューと同時に勝ち続け、サンデーサイレンス旋風を起こしたのです。
いまや日本競馬の主流とも言えるサンデーサイレンス系統は、圧倒的なスピード力と瞬発力が持ち味となっています。
ノーザンダンサー系
競走成績だけでなく、種牡馬としても大成功を収めたノーザンダンサーは「20世紀世界最高の種牡馬」とも言われており、その影響力がうかがえます。
もともと気性が荒く、デビュー前に去勢されかけていたところを1人の調教師によって救われました。
その後は競走馬としての能力が開花していき、カナダ産馬で史上初のケンタッキーダービー制覇という快挙を成し遂げるのです。
引退後は1万ドルで種牡馬になりますが、産駒が次々と活躍したことで世界中で一大旋風を巻き起こします。
ニジンスキー、リファールなど、名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
ノーザンダンサー系統はスタミナとパワーに優れているのが特徴です。
ミスタープロスペクター系
競走馬としては成功していない馬といえば、ミスタープロスペクターです。大きな大会に出たこともなく、競走成績は14戦7勝という成績で終わっています。
引退後に種牡馬になりますが、初めの産駒は短距離走が得意な馬が多く早熟という評価を与えられていました。
しかし徐々にクラシックホースを含む大物が出てきたことから、種牡馬としても成功を収めます。
ミスタープロスペクターの産駒たちも種牡馬として成功しており、北米の三冠レースでは、20年間の勝ち数の約6割がミスタープロスペクター系統ということもあったようです。
ミスタープロスペクターは亡くなる年まで種付けを行い、29歳で亡くなります。
ミスタープロスペクター系統の馬はダートに強く、スプリントを得意とするスピード感のある馬が多いとされています。
種牡馬は血統に関わる重要な要素
競馬は「ブラッドスポーツ」と言われるほど血統が重要な要素になります。
競馬予想において、それぞれの競走馬のレース成績だけでなく、血統も大切なファクターとなるからです。
種牡馬はその血統の基本となるため、多くの競馬ファンが注目します。
血統というと「マニアックな競馬ファンのもの」というイメージがありますが、精度の高い予想をするにはなくてはならない要素です。
血統を競馬予想に利用するには、それぞれの系統の特徴を知っておくことが大切です。
すべての血統を把握する必要はありませんが、系統ごとの特徴を抑えておくことで競馬予想に役立てることができます。
過去最高額の種付け料を誇る種牡馬とは?
交配をする際に支払われる「種付け料」ですが、馬の評価によって金額はさまざまです。
なかには種付け料が無料という馬もいる中で、過去最高額の種付け料はいくらなのでしょうか。
世界で最も高額な種付け料の馬についてまとめてみました。
過去最高額はノーザンダンサー
これまでの種牡馬の中で最も種付け料が高額なのは、ノーザンダンサーです。
ノーザンダンサーは初年度の種付け料は1万ドル(約360万円)でした。
しかしニジンスキーやザミンストレルといった名馬を生み出したことで価値が上がり、1985年には95万ドル(約2億4130万円)にまで値上がりしました。
種牡馬として最高額の2億円超えで、一見元が取れるのか心配になりますが、ノーザンダンサーの仔は平均取引価格が151万5053ドル(約3億8482万円)で引く手数多だったとのことなので、それだけの価値があったということになります。
日本ではディープインパクトが絶対王者
日本の馬ではやはりディープインパクトが絶対王者となっています。
2018年に公開されたディープインパクトの種付け料は4000万円となっており、亡くなった現在でもディープインパクトを超える種付け料は存在しないようです。
2012年から2019年までサイアーランキング1位を独占していた実力は確かなものとなっています。
最近の種牡馬では「ロードカナロア」が種付け料2000万円に達しているため、今後の活躍が期待されます。
まとめ
今回は種牡馬が選ばれる基準や競馬で知っておきたい3つの系統、過去最高額の種牡馬についてご紹介しました。
種牡馬は本来、競走馬として優秀な成績を持つものが選ばれてきました。
しかし、ミスタープロスペクターのように競走馬として成績を残していない馬も、種牡馬としては優秀なパターンもあります。
血統は競馬予想において重要なファクターの1つです。
血統をすべて把握するのは難しいですが、馬の系統を知っておくことで競馬予想に役立てることができます。
系統によって得意なレースがあるため、特徴を知っておくようにしましょう。
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