競馬は馬場状態の読み方が超重要!見るべき3つのポイントを紹介

競馬 馬場状態

競馬予想をする上で欠かせないのが馬場状態です。競馬を始めたばかりの人はまだ馬場状態まで気にしたことはないかもしれませんが、馬場の状態は競馬予想の9割を左右しているという人もいるというほど。
馬場状態とはつまり、馬が走る芝やダートコースの状態のことを指しますが、単純なものに見えて実はとても奥が深いものなのです。ただ走るコースのコンディションがどうだという訳ではなく、馬の能力や相性など様々なファクターが複雑に絡み合い競馬予想に影響を及ぼします。

・馬場状態って?
・馬場状態の違いはレースにどう影響するのか
・日本の馬場と海外の馬場の違い
・馬場状態はここを見る!競馬予想に差をつける見極めポイント3つ

今回ご紹介させていただきたいのは以上です!
実は日本では馬場の状態を4段階で表していますが、海外では9段階で評価していたりと、随分と違いがあるんです。
そんな馬場についての知識から、一番知りたい人の多いであろう「馬券を買うときは馬場状態のどこを見ればいいの?」という大切なポイントまで今回はご紹介させていただきたいと思います。

馬場状態とは

馬場状態とは
競馬のレースは屋外で行われます。そのため、どうしても雨や晴れなど天気の変化による影響を受けやすいという特徴があります。
そんな天気の変化による影響を最も受けるのが馬場状態です。
馬場とは競馬で競走馬が走るコースのことで、芝コースなら芝、ダートコースなら砂を指しています。この馬場状態表す単位のようなものが存在しており、日本では4段階に分けられています。

4種類の馬場とその特徴

4種類の馬場とその特徴
良馬場、稍重(ややおも)馬場、重馬場、不良馬場の4段階です。
この4段階がどうやって決まるかというと、馬場の含水率によって決まります。(これは芝もダートも同じです)
馬場から芝の場合なら路盤砂、ダートコースの場合ならクッション砂を採取し、それらに含まれている水分の割合を重量を基準として%で示されます。
含水率15%という時は、100gのうち15gの水分が含まれているということなり、この数値が大きいほどより湿っているという状態になります。

含水率が少ない方から良・稍重・重・不良となっています。

また、競馬の世界では馬場状態について含水率だけでなく「硬い」「やわらかい」と言った言い方で言われることもあります。
含水率が少なければ少ないほど硬いと言われ、含水率が多ければ多いほどやわらかいと言うふうにです。

◆良馬場
1番含水率が少なく、晴れ間が続き芝やダートコースに湿り気がない状態の馬場のことを指します。
芝コースの場合、良馬場は一番スピードが出やすい状態の馬場と言われています。競走馬の実力通りの結果が出やすいと言われており、競馬予想を立てるときにもよく役立てられます。

ただし、スピードが出やすいということは競走馬の脚にかかる負担も大きくなるということです。馬場は硬い上、スピードが上がるということもあり故障率は高くなる傾向にあると言われています。
そのため、海外では馬場の含水率が少なすぎる場合、含水率をわざと高くするため水をまくことも少なくありません。

◆稍重馬場
重馬場よりかは乾燥しているものの、少し湿っているという状態の馬場のことです。
芝コースの場合、芝に中途半端に水分がつき滑りやすくなっており、良馬場よりも走りにくいと言われています。
しかしダートコースの場合は稍重くらいの適度な湿り気がある方が良馬場よりも走りやすくなります。

◆重馬場
不良馬場よりは含水率が少ないものの、稍重馬場よりは含水率が高い馬場のこと。
重馬場では馬場が悪化したと言われることもあるため、これを基準にするといいでしょう。
重馬場の芝コースでは良馬場に比べると走破タイムが最大で十数秒ほど遅くなることがありますが、逆にダートコースの場合は重馬場の方が走破タイムが速くなるということもあります。
重馬場くらいになると、競走馬によって得意だったり不得意だったり、差が現れてくるようになります。

◆不良馬場
もっとも含水率が高い状態の馬場のことで、ダートコースの場合、あからさまに水たまりのような状態になっています。
不良馬場では重馬場と同じように、芝コースでは走破タイムが遅くなり、ダートコースでは走破タイムが速くなるという傾向にあります。

芝コース

芝コース
芝コースは「良」「稍重」の馬場状態では大きな負担もなく走りやすい状態とも言われています。
現在の芝コースは路盤が砂地で構成されているため排水性がよく、少しくらいの雨程度ではコースの上に水が溜まってしまうということはないといいます。そのため、かなりの量の水を吸わないと「重」発表にはなりません。

◆芝コース(2003〜2005年までの中央競馬の馬場別出現率)
【良】
83.8

【稍重】
10.4

【重】
3.7

【不良】
7.9

ダートコース

ダートコース
ダートの場合は芝コースとは違い、含水率がある程度高まった方が走りやすくなりタイムは速くなる傾向になりますが、これはダートで「良」の場合、砂の粒子がバラバラなので推進力を逃がしてしまうことになるため。
ダートコースが乾いてきてしまった場合、粉塵がまわないようにダートコースへ水が撒かれますが、散水車で水をまく程度ではダートコースの含水率は0.5%程度しか上がらないそうです。

◆ダートコース(2003〜2005年までの中央競馬の馬場別出現率)
【良】
69.2

【稍重】
13.9

【重】
9.0

【不良】
7.9

海外の馬場状態

海外の馬場状態
日本と比べると、実は海外の馬場の状態はより細かく表記されています。日本の倍以上である8段階~9段階で表記する国も多く、世界でも有数の競馬大国である日本ですが、それ以上に絵画では馬場の状態が重要なファクターと認識されているとも言えるでしょう。

例えば、イギリスの場合では馬場状態は基本的に7段階に分けられています。馬場が硬い状態から「Hard」、「Firm」、「Good to Firm」、「Good」、「Good to Soft」、「Soft」、「Heavy」の7段階です。
通常平地競馬は行わない「Frozen」という区分もあります。また、更に馬場状態の発表はこれらの段階を組み合わせて発表されることもあり、「全体としてはGood to Firmだが直線の一部がSoftとなっている」など、とても細かく馬場状態を見ていることがわかります。
判定方法も、開催委員が馬場状態を確かめるため実際に馬場を歩いて、靴のかかとやステッキで馬場をつついたりしてその感触で判定しているそうです。

こんなふうに馬場にこだわることの多い海外の国の多くは、出馬登録後でも出走回避することが認められており、中でも天候の変化が激しいヨーロッパの場合、雨で馬場状態が変わってしまうということもザラにあります。
そのため、天候や馬場の状態を見て、出走する馬にとって苦手な馬場状態になってしまった場合、陣営はその馬を出走回避させることがあるのです。その逆で、天気が良すぎて馬場が乾きすぎたという場合にも出走回避させることがあるようです。
このようなことは海外では珍しいことではなく、普通に行われていることなのです。

競馬予想の9割左右?馬場状態はこの3つを見る

競馬予想の9割左右?馬場状態はこの3つを見る
このように、かなり競馬のレース結果を左右することになる馬場状態ですが、予想する時にみるべきポイントというのがきちんと存在しています。これから詳しくご説明していきたいと思います。

馬場状態別成績欄

まず最初に、一番簡単でかつ、はっきりとわかるのがこの馬場状態別成績欄を見るということです。競馬新聞には「馬場状態別成績欄」という成績欄が掲載されているものもありますので、競馬新聞を買う時にはそれを選ぶようにしましょう。

そして、この馬場状態別成績欄を見れば一瞬にしてその馬がどんな馬場が得意かどいうことがわかるのです。
「出走したレース全体の成績は平均的に悪いにもかかわらず、重馬場の時の成績は良い」という馬がいたとします。
これはたまたまではなく、その馬が重馬場が得意だということが考えられます。このような場合、積極的に狙っていくと大穴を的中させることにも繋がり、高配当を得ることが期待できるのです。

血統

血統によっても、重馬場や不良馬場を得意としているなどの違いがあるようです。芝のレースではオペラハウス産駒が有名ですが、このように悪い馬場の方が得意だという血統は他にも存在しています。色々調べておくと後々馬券を買う時の予想に役立てられるので、調べて置くことをオススメします。

天候

天候とはつまり、「雨が降るのか」「雨が止むのか」「晴れるのか」など、その名の通りレース当日の天気のことです。
日本が4段階なのに比べ、海外では馬場状態が7段階にも9段階にも細かく分けられていると上でご説明いたしましたが、これはつまりそれだけ細かく分類することに意味があるからなのです。
例えば雨上がりで「稍重」なのか、それとも現時点で雨が降っていて「稍重」なのか。同じ稍重だったとしても、雨が上がり晴れ間が出ている状態で、回復しつつある「稍重」なのか。
それとも、まだまだ天気は悪化しつつあり、これからもっと馬場が悪くなりそうな状態での「稍重」なのか。こう言われると随分差があるということが徐々にわかってきますよね。

例えるなら2007年のNHKマイルカップ。この日のNHKマイルカップは稍重でも悪化しつつある稍重でした。しかし、翌年2008年のNHKマイルカップは回復しつつある状態の稍重。
悪化稍重の2007年NHKマイルカップでは大外からピンクカメオが一気に決め、2008年のNHKマイルカップでは内目を突いた3頭が上位を占めるという結果に。

日本の馬場状態の分類は4種類しかありません。シンプルだからこそ、雨が降るタイミング、雨が止むタイミング、晴れるタイミングなどにも気を払い、競馬予想に活かす必要があるのです。
また、そこが他の競馬ファンとはまた違った競馬予想を披露して楽しむことが出来るという競馬の楽しさの1つでもあると思います。


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まとめ

以上が競馬における馬場状態について、そして競馬予想に馬場状態を活かすために見るべきポイント3つでした。

・馬場状態別成績欄
・血統
・天候

この3つをしっかり踏まえて馬場状態を競馬予想に活かすことができれば、きっと今まで以上に的中率・回収率はアップするはずです。
何度も競馬予想をしてきた人ならわかるかと思いますが、競馬は運ではなくしっかり過去のデータに基づいた予想をすることが出来るスポーツです。是非今回ご紹介したことを今後に活かしていただければと思います。

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この記事の監修者
後藤孝男
後藤孝男(ごとう・たかお)
大学卒業後、東京タイムズ社に入社。中央競馬担当記者となり全国の競馬場を初め美浦、栗東トレセンなどへ赴き、取材に、予想にと活躍。同紙休刊後は、実績を買われて競馬専門紙「馬三郎」に創刊メンバーとして参画、一昨年からは美浦トレセン北馬場時計班として毎週、サラブレッド達の調教に目を凝らす。
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