競馬の騎手は体重管理が重要!制限やレースへの影響について解説

競馬 騎手 体重

競馬で競走馬に乗る騎手(ジョッキー)は、競馬のレース予想にも欠かせない重要な項目の一つでもありますよね。

減量というとボクシングが思い浮かびますが、競馬の騎手にとっても減量は大切なものです。

実際に競馬場に足を運んだことがある人なら、騎手には小柄な人が多いということに気付いたのではないでしょうか?

騎手にとって、体重は非常に重要なものです。この記事では騎手の体重制限についてや、レースに与える影響についてご紹介していきたいと思います。

競馬の騎手の体重について

競馬

競馬には「斤量(きんりょう)」というものがあります。競馬新聞を見たことがある方なら斤量ご存知なのではないでしょうか。

斤量は負担重量を意味し、騎乗する騎手の重さを指しています。

48kg〜60kgほどの幅があることが一般的で、騎手は負担重量に合わせて自分の体重のコントロールを行う必要があります。

斤量はレースによっても異なり、レースに出走する全ての競走馬に同じ斤量を設定するレース(定量戦)もあれば、軽い斤量の競走馬と重い斤量の競走馬がいるハンデ戦もあります。

また、騎手としてデビューしたばかりの若手騎手の場合は低斤量となることもあります。

斤量は単に騎手の体重だけでなく、競走馬に装着する馬具の重さも含まれます。

騎乗する騎手の体重だけでは足りない場合、板状の鉛を鞍や騎手や着る勝負服の中に装着します。

どうしてこのようなことを行うのかと言うと定量戦の場合、全ての騎手が同じ体重に揃えるということは不可能だからです。

騎手には低身長な人も多いですが、中には身長が高い人もいます。

天才ジョッキーとして知られる武豊騎手は170cmと騎手としては高身長な方ですし、武豊騎手の弟で元騎手の武幸四郎調教師は177cmもありました。

日本最小のジョッキーとして知られる黒澤愛斗騎手は身長135cmですが、もしも黒澤愛斗騎手と武幸四郎騎手が同じレースに出走するとなった場合、体重を揃えるのはとても無理な話ですよね。

騎手の体重制限は?

競馬学校を卒業し、現役として活躍している騎手たちには体重制限は設けられていません。

しかしながら、騎手になるための訓練や教育を受けるために通う競馬学校に入学する時には体重制限が設けられており、45kg未満でなければ入学することすら叶いません。

つまり、高身長の人ほど体重制限は厳しいものになります。

身長150cmで45kgならば普通体型ですが、200cmで45kgでは栄養失調です。

身長は生まれ持ったものでありどうすることもできませんが、このような制限があるからこそ騎手は身長の低い人が多いのです。

現役の騎手の場合は体重制限はないとご紹介しましたが、だからと言って何kgでもいいという訳ではありません。

レースでは一般的に52kg〜58kgの斤量が設定されていますが、体重制限を疎かにしてしまえばレースに出走することすらできなくなってしまうのです。

武豊騎手は51kg、ミルコ・デムーロ騎手やクリストフ・ルメール騎手は52kgで調整しているようです。

騎手の平均体重・適正体重は?

競馬

騎手の平均的な体重は45kg〜52kgほどであると言われています。

中でも多いのが50kg前後の体重なので、平均は50kgほどだと考えておくといいでしょう。

武豊騎手やクリストフ・ルメール騎手、ミルコ・デムーロ騎手、福永祐一騎手など、数多くの優れた結果を残してきている有名なジョッキーの場合、乗る馬の斤量も重くなるため平均して体重は52kgほどのようです。

レースの一般的な斤量は52kg〜58kgですが、最も軽い場合は47kg、最も重い場合は62kgになることもあります。

50kg以下の斤量での騎乗となるのは若手騎手が多く、若手騎手の斤量のハンデは「勝利数」によって変わります。

勝利数が30回以下の場合は3kg、31回〜50回以下は2kg、51回〜100回以下の場合は1kgのハンデばもらえます。勝って実力が上がっていけばいくほどハンデがなくなるということですね。

斤量が低くなるということはつまり、その分体重を落としておかなければいけないということです。そのため、若手騎手ほど体重に気をつけておく必要があります。

若手騎手の場合は45kg、それ以外の実力がついてきた騎手やベテラン騎手の場合は50kgというのが適正かつ、平均的な体重といえると思います。

騎手にとっての減量は仕事の一つ

競馬 マイティドリーム

騎手にとって、体重を維持したり減量を行うことは大切な仕事の一つです。

例えば超軽量の負担重量50kg前後の競走馬に騎乗する場合は、負担重量より3kg以上の減量を行うことが一般的です。

武豊騎手はお父さんである武邦彦騎手について「父が家で固形物を食べているのを見たことがない」と話していますが、それほどに騎手にとって体重のコントロールは重要であり、大変なのです。

もちろん、体重制限をするということは身体に栄養が行き渡らなくなりますから、177cmあった武幸四郎調教師は現役時代の減量が原因で骨密度が70歳の老人ほどしかないそうです。

これほどまで厳しく体重管理を行うのには理由があります。

なぜなら、適切な体重のコントロールを行うことができなければ、そもそもレースに出走することすらできなくなってしまうからです。

騎手はレース前とレース後に体重(勝負服やブーツ、プロテクターの重さも含める)を測定します。

レース前の検量を前検量、レース後の検量を後検量といいますが、どちらが1つでもオーバーした場合にはペナルティが課せられます。

「再教育」「過怠金・戒告」「騎乗停止」の3つです。

「再教育」はポイントが加算されていく仕組みで、ポイントが合計30点を超えると再教育として騎乗技術の指導を受けなければいけなくなります。

「過怠金・戒告」は10,000円から500,000円までの過怠金を支払わなければならなくなります。中には過怠金のない戒告処分もあります。

「騎乗停止」は最も重い処分で、どのくらい斤量を超過していたかに応じて1日から6日(競馬開催日)ほど騎乗停止となります。

再教育や過怠金で済んだとしても、体重管理に失敗し斤量を超過してしまうと、馬主や調教師からの信頼を失ってしまうことになります。

最悪の場合は騎乗依頼を受けられなくなってしまうなど、騎手人生にも大きく関わります。

騎手の体重がレースに与える影響

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騎手によっても身長や体重は異なりますが、騎手の体重がレースに影響を与えることは基本的にありません。

板状の重りを勝負服や鞍につけることによってレースの斤量を調整するためです。

そもそも斤量についても様々な考え方があり、大きく関係するという人もいれば1〜2kgくらいの違いなど何も変わらないという意見もあります。

日本ダービーは牡馬57kg、牝馬55kgで斤量的に牝馬が有利ですが、日本ダービーに出走して活躍できた牝馬の数はかなり限られます。

そもそも出走すらしないことも少なくありません。

とはいえ、体重の差があれば不公平だと言われてしまいかねませんし、公平性や勝負を面白くするためにも斤量は重要なものだと言えるのかもしれません。

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まとめ

競馬の騎手の体重についてご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか?

騎手には体重制限はないものの、レースに出走するためには厳しい体重のコントロールを行わなければなりません。

斤量については様々な考え方がありますが、1kg程度の増減は馬券的に考慮する必要のないほど小さなものだという意見も多いです。

競馬予想に活かすかどうかは自分なりにデータを取った上で行うといいのではないでしょうか。

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この記事の監修者
後藤孝男
後藤孝男(ごとう・たかお)
大学卒業後、東京タイムズ社に入社。中央競馬担当記者となり全国の競馬場を初め美浦、栗東トレセンなどへ赴き、取材に、予想にと活躍。同紙休刊後は、実績を買われて競馬専門紙「馬三郎」に創刊メンバーとして参画、一昨年からは美浦トレセン北馬場時計班として毎週、サラブレッド達の調教に目を凝らす。
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