競馬の馬券をネットで購入!中央・地方別におすすめのアプリを紹介

競馬に関するアプリも数多くリリースされており、アプリひとつで競馬のデータ収集も行いつつ、馬券の購入までできるようになりました。

JRA(日本中央競馬会)では、馬券売上げの約85%がネット購入であると発表しています。

本記事では、馬券のネット購入におすすめの競馬アプリを厳選して5つ紹介します。

便利な競馬アプリを探している方は、まず本記事をお読みいただき自分に合った競馬アプリを見つけて下さい。

競馬の馬券をネット購入する方法は即PAT・A-PAT・JRAダイレクトの3種類

競馬の馬券をネットで購入するには、まずJRAのインターネット投票会員になる必要があります。

具体的には、日本中央競馬会(JRA)が提供するネット投票サービスに登録し、自分の銀行口座を紐づけて資金のやり取りを行う仕組みです。

現在、中央競馬(JRA)の馬券をネット購入する主な方法は以下の3種類があります。

  • 即PAT
  • A-PAT
  • JRAダイレクト

それぞれの概要を見ていきましょう。

即PAT(JRA公式のネット投票サービス)

即PATとは、JRAが提供する公式のインターネット投票サービスです。

JRA指定の銀行口座をすでに持っている方であれば、新たな書類郵送など無しで即日登録が可能で、その日からすぐに馬券を購入できます。

スマホ・PCから手軽に利用でき、今やネット投票利用者の大半が即PAT経由と言われるほどメジャーな方法です。

資金の入出金方法

あらかじめ登録した銀行口座から即PATの投票用口座へ入金し、馬券購入後に残高や払い戻しはその銀行口座に戻す形です。

利用できる銀行

PayPay銀行、楽天銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、住信SBIネット銀行、ゆうちょ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、auじぶん銀行などがあります

指定銀行に口座があれば新規に口座を作らず利用できる手軽さが魅力です。

手数料

基本的に即PATのシステム利用料は無料です。

ただし入金回数は1日2回まで手数料無料で、3回目以降は1回につき15円の手数料がかかる点には注意しなければいけません。

>>即PATの公式サイトはこちら

A-PAT(専用口座が必要な購入方法)

A-PATは、JRA指定銀行に「A-PAT専用の投票口座」を新規開設して利用するタイプのインターネット投票サービスです。

即PATと同じくスマホやPCでネット購入できますが、利用開始までに専用口座を作る手間がかかります。

指定銀行(みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、東邦銀行など)でA-PAT用口座を開設し、口座番号が発行されてから投票会員になる流れです。郵送での申し込みと銀行窓口での申し込みがあり、口座開設手数料は無料です。

ただし、銀行によっては窓口申込時に千円程度の手数料が必要です。

A-PAT会員になると、インターネットだけでなく携帯電話(プッシュホン)や公衆電話での投票も可能になるという特徴があります。

なお、即PATに比べて準備に時間がかかるため、現在では即PATの方が主流です。

>>A-PATの公式サイトはこちら

JRAダイレクト(クレジットカード対応の購入方法)

JRAダイレクトは、JRA指定のクレジットカードを持っていれば利用できる馬券購入サービスです。

即PATやA-PATが銀行口座を利用するのに対し、JRAダイレクトはクレジットカード決済で馬券購入ができます。

対応するカード(JCBカード、三井住友カード、UCカード、MUFGカード、DCカード、NICOSカード、楽天カード、セゾンカードなど)をお持ちなら、開催日当日にオンライン登録してすぐ購入可能です。

ただしJRAダイレクトにはいくつか制限があります。

まず、1回の購入につき100円のシステム利用料がかかります。

また1回の最低購入金額は1,000円、1ヶ月の購入上限額は10万円まで(システム利用料含む)と定められています【注**】。

【注**】JRAダイレクトの利用制限: 1ヶ月(毎月1日~末日)の累計購入額が10万円に達すると当月はそれ以上購入できません。また原則PCのブラウザからの投票に対応したサービスです。

>>JRAダイレクトの公式サイトはこちら

初心者は即PATに登録するのがおすすめ

3つの方法を紹介しましたが、初心者にまずおすすめしたいのは「即PAT」です。

理由はシンプルで、口座登録さえ済めば最短で今日から買えるお手軽さと、利用者が多く情報も豊富だからです。

A-PATは口座開設に時間がかかりますし、JRAダイレクトは手数料や上限があるため、まずは手軽な即PATで始めるのが良いでしょう。

即PATに登録すると、JRAのレース開催日であればいつでもスマホやPCから馬券購入が可能になります。
(中央競馬開催日の前日夜~当日のレース開催時間帯にログイン可能)

専用の投票サイトはありますが、スマホから直接操作するにはやや見づらい面もあります。

そこで、即PATと連携して快適に馬券購入ができるおすすめ無料アプリを紹介します。

アプリはオッズ確認や情報収集も同じ画面でできるので、ぜひ活用してみてください。

>>即PATの公式サイトはこちら

【中央競馬】ネット購入に便利なおすすめ無料アプリ3選

ここでは、中央競馬(JRA)の馬券をスマホアプリで便利に購入できるツールを紹介します。

  • JRA公式アプリ
  • netkeiba
  • Mykeiba

いずれも基本無料で利用でき、即PATの会員情報(加入者番号等)をアプリに設定することで、アプリ上からJRAのネット投票が可能となります。

初心者の方はまず即PAT登録を済ませてから、気に入ったアプリを使ってみましょう。

JRA公式アプリ

JRA公式アプリは、2023年9月にリリースされたJRA直営のスマートフォン向け公式アプリです【注**】。

対応OSはiOS/Androidで、利用は無料です。

これまでJRAはウェブサイト中心でしたが、公式アプリの登場により出馬表・オッズ・レースライブ映像などをスマホで手軽にチェックできるようになりました。

さらにネット投票(即PAT)とも連携可能となっており、アプリ内からそのまま馬券購入手続きに進めます。

この公式アプリには、「馬券メモリアル」という機能が搭載されている点も特徴です。

自分が購入した思い出の馬券をデジタルカードとして保存できる機能で、競馬ファンには嬉しい遊び心ですね。

公式が提供するだけあって画面もシンプルで見やすく、初心者でも直感的に操作できます。

JRA直営の安心感もありますので、「どのアプリにするか迷う…」という方はまず公式アプリを試してみる価値があります。

【注**】「JRAアプリ」という名称で各アプリストアから無料ダウンロードできます。利用にあたってはJRAネット投票(即PATまたはA-PAT)の加入者番号等を設定する必要があります。

>>【iPhone】JRA公式アプリの公式サイトはこちら
>>【Android】JRA公式アプリの公式サイトはこちら

netkeibaアプリ(競馬総合情報アプリ)

netkeiba(ネットケイバ)公式アプリは、日本最大級の競馬情報サイト「netkeiba.com」が提供する総合アプリです。

iOS/Android対応で基本無料(一部アプリ内課金あり)。月間利用者数が非常に多く、競馬ファンなら一度は耳にする有名アプリでしょう。

netkeibaアプリの魅力は、競馬情報の充実度と馬券投票の手軽さを両立している点です。

アプリ内でニュース記事、出走表、予想印やコラムなどあらゆる情報がチェックできますし、リアルタイムのオッズやレース結果速報の表示も高速です。

例えば、レース約30秒後には結果が速報表示されるため、レース映像を見られないときでもすぐに結果を確認できます。

もちろん即PAT連携機能もあり、アプリからそのまま馬券購入が可能です。

特にオッズ画面からワンタップで投票画面に移動できたり、買い目点数が多い場合でも自動で払い戻し金を計算表示してくれるなど、細かい使い勝手が考えられています。

基本機能は無料で使えますので、情報収集から投票まで一つのアプリで済ませたい方におすすめです。

>>【iPhone】netkeiba公式アプリの公式サイトはこちら
>>【Android】netkeiba公式アプリの公式サイトはこちら

MyKeiba(直感的な投票専用アプリ)

MyKeiba(マイケイバ)は、iOS(iPhone)向けに提供されている競馬投票アプリです。

基本利用料は無料で、一部機能解除&広告非表示の有料版プレミアムプラン(月額360円)もあります。

シンプルな作りで投票操作に特化しており、初めての方でも使いやすいと評判です。

最大の特徴は、実際の競馬場のマークシート感覚で買い目を入力できることです。

アプリ上に表示されるマークカード形式の画面で、指先でチェックを入れるように馬番や金額を選択でき、直感的に馬券が買えます。

「紙のマークシートは分かりにくい…」という初心者でも、画面案内に従って選ぶだけなので安心です。

また過去のレース映像を無料で視聴可能なのもMyKeibaの利点です。

例えば忙しくて見逃したレースも、後からアプリでチェックできます。基本的な投票・レース確認の用途であれば無料版で十分快適に使えますので、iPhoneユーザーの方は試してみてはいかがでしょうか。

>>【iPhone】MyKeiba公式アプリの公式サイトはこちら
>>【Android】MyKeiba公式アプリの公式サイトはこちら

JRA-VAN(データ充実の公式競馬アプリ・有料)

JRA-VANは、競馬データ分析ソフト「TARGET」の運営会社が提供する公式データアプリです。

iOS/Android対応ですが、有料サービスとなります。
(月額利用料: Android版550円、iOS版600円)

初心者向けの一部機能に限定した「JRA-VAN TRY」は月額330円)。

上級者向けの印象がありますが、データや映像の量が桁違いに豊富なのが強みです。

JRA-VANアプリでは、公式の詳細データやレース映像を網羅的に閲覧できます。

過去のレース動画はもちろん、調教映像やパドック映像、さらには様々な統計データまで揃っており、プロの予想家さながらの分析が可能です。

マルチ画面で複数のライブ映像を同時に見たりと、高度な機能も搭載されています。

もちろんネット投票(即PAT)にも対応しており、アプリからそのまま馬券購入ができます。

初心者には情報量が多すぎるかもしれませんが、「競馬に慣れてきてもっと深く楽しみたい」「公式映像をフル活用したい」という方には最適です。

なおレース映像やオッズ確認くらいであれば、JRA公式アプリや無料アプリでも十分なため、まずは無料アプリで慣れて必要を感じたら検討するといいでしょう。

>>【iPhone】JRA-VAN公式アプリの公式サイトはこちら
>>【Android】JRA-VAN公式アプリの公式サイトはこちら

【地方競馬】ネット購入に便利なおすすめ無料アプリ3選

中央競馬だけでなく地方競馬(全国各地の地方競馬場)の馬券もネットで購入できます。

地方競馬をネット投票する場合、JRAとは別の専用サイトやアプリに登録する必要があります。

代表的なものとして楽天競馬、オッズパーク、SPAT4という3つのサービスがあり、いずれも会員登録・利用料は無料です。

それぞれ特徴があるので、地方競馬も楽しみたい方は以下のアプリを活用してみましょう。

楽天競馬(全地方競馬対応+ポイント還元あり)

楽天競馬は、楽天グループが運営する地方競馬のネット投票サービスで、全国の地方競馬全場の馬券購入に対応したアプリです。

iOS/Android両対応で、もちろん利用は無料。

楽天会員IDがあればスムーズに登録でき、入会金・年会費も一切不要なので初心者も安心して始められます。

楽天競馬アプリでは、地方競馬の全レース映像をライブで視聴できるほか、出走表や過去データ、専門紙の予想情報などコンテンツが充実しています。

それらがすべて無料で閲覧可能なのも嬉しいポイントです。

さらに最大の魅力は、馬券購入金額に応じて楽天ポイントが還元されること。通常は購入額の1~3%程度のポイントバックですが、レースや時期によっては10%還元といった大型キャンペーンが行われることもあります。

貯まったポイントは再び馬券購入にも使えるため、お得に遊べるのが楽天競馬の強みです。

地方競馬を始めるなら、とりあえず楽天競馬に登録しておいて損はないでしょう。

>>【iPhone】楽天競馬公式アプリの公式サイトはこちら
>>【Android】楽天競馬公式アプリの公式サイトはこちら

オッズパーク(地方競馬・公営競技対応の総合サービス)

オッズパークは、地方競馬に加え競輪やオートレースなど複数の公営競技の投票ができる総合ネット投票サービスです。ア

プリはiOS/Android対応で無料提供されています。「地方競馬も競輪もどちらも興味がある」という方には、ひとつのアプリでまとめて投票できるので便利です。

地方競馬に関しては全国の主要な競馬場をカバーしていますが、南関東の4競馬場(大井、川崎、船橋、浦和)だけはオッズパークから購入できません。

その点だけ注意すれば、オッズパークはナイター競馬や前日投票にも対応しており、地方競馬を朝から晩まで楽しめる環境が整っています。

また、オッズパークでは競馬以外の公営競技も扱うため、サイト内で各競技のキャンペーンやプレゼント企画が豊富なのも特徴です。

>>【iPhone】オッズパーク公式アプリの公式サイトはこちら
>>【Android】オッズパーク公式アプリの公式サイトはこちら

SPAT4(南関東公営競馬の公式投票サービス)

SPAT4は、主に南関東エリアの地方競馬(大井・川崎・船橋・浦和)を中心に、地方競馬全場の馬券購入が可能な公式インターネット投票サービスです。

こちらもアプリ(iOS/Android)で提供されており、登録・利用は無料です。

SPAT4は地方競馬の主催者側が運営しているだけあって、地方競馬ファンに特化したサービスが充実しています。

例えば、SPAT4限定のユニークな賭け式として「トリプル馬単」があります。指定された3つのレースでそれぞれ馬単を全て的中させなければいけません。

しかし、わずか50円の購入が最大3億円超に化ける可能性がある夢のような券種です。

さらにSPAT4プレミアムポイントという還元サービスもあり、馬券購入に応じてポイントが貯まります。

貯まったポイントは現金や競馬グッズと交換でき、定期的なキャンペーンにエントリーすればポイント倍率アップも狙えます。地方競馬を継続的に遊ぶなら、このポイント制度は見逃せません。

なお、SPAT4の投票資金の入出金も会員登録時に紐づけた銀行口座で行います。

南関東のレースをメインに遊ぶ方や、高額配当企画を狙ってみたい方にはSPAT4がおすすめです。

>>【iPhone】SPAT4公式アプリの公式サイトはこちら
>>【Android】SPAT4公式アプリの公式サイトはこちら

ネットで馬券を購入する手順(即PATの始め方)

それでは、初心者の方が実際にネットで馬券購入を始める具体的な手順を説明します。

ここでは最も一般的な即PATを使った中央競馬の買い方を例に、必要なステップを順番に追ってみましょう。

JRA公式サイトで即PATに新規登録する

まずはJRAのインターネット投票会員に登録します。

JRA公式サイトの「即PAT 新規登録」ページから手続きを開始しましょう。

氏名・住所など基本情報と、後述する対応銀行口座の情報を入力して申し込みます。

受付時間は中央競馬の開催日限定なので注意してください。
(毎週金曜18:30~日曜のレース最終まで受付など)

開催日の前日夜から当日にかけて登録可能なので、週末の競馬に備えて余裕を持って手続きを済ませておくと安心です。

対応銀行口座を用意し紐づける

即PATには前述のとおり対応する銀行口座が必要です。既に対象銀行の口座を持っている場合は、その口座情報を登録フォームに入力します。

持っていない場合は、新たに口座開設を行いましょう。

ネット銀行ならオンラインで開設も可能ですが日数がかかるため計画的に。

申し込み時に指定口座を登録すると、その口座が馬券購入の入出金用口座として紐づけられます。

払戻金が当たった際もこの口座に振り込まれるので、メインバンクや使いやすい銀行を登録するといいでしょう。

即PATにログインし投票サイトにアクセスする

登録が完了すると、即PAT会員としての加入者番号(8桁)と暗証番号(4桁)、およびP-ARS番号(4桁)が発行されます。

これらはネット投票のログインID・パスワードに相当する重要な情報なので、必ず控えておきましょう。

JRAの投票用サイト(PC・スマホ共通)にアクセスし、発行された番号類を入力すればログインできます。

ただし、投票可能時間外(平日や深夜など)にはログインできません。

初めてログインする場合も、中央競馬開催日の朝などに試すようにしましょう。

入金して馬券を購入する

ログイン後、投票メニューから入出金操作を行います。

先ほど紐づけた自分の銀行口座から、馬券購入用の資金を即PAT口座に振り替えるイメージです。

画面の案内に従って入金額を指定すれば即座に投票用残高に反映されます。

入金ができたら、いよいよ馬券を買います。

PCサイトでは「通常投票」「オッズ投票」などメニューがありますが、初心者はシンプルな通常投票画面で大丈夫です。

開催日・競馬場・レース番号・買いたい式別(単勝や3連単など)と金額を順に選択していけば購入完了です。

馬券購入の締め切り時刻はレース発走の1分前(中央競馬の場合)ですが、ネットならギリギリの時間まで購入手続きが可能です。

購入後は画面に買い目の確定内容が表示されるのでしっかり確認しましょう。

的中した場合の払戻金は、その日のレース終了後か翌日に自動で登録銀行口座へ振込まれます(中央競馬なら通常月曜に振込、地方はサービスによって異なります)。

競馬の馬券をネット購入するメリット

ネットで馬券を買うことには、従来の紙の馬券購入(競馬場や場外馬券売場での購入)にはない多くのメリットがあります。

初心者の方にも分かりやすい主なメリットを4つ見ていきましょう。

メリット①:レース直前まで購入できる

ネット投票なら発走ギリギリまで馬券を買えるので、予想に十分時間をかけられます。

競馬場やWINSでは、マークカードの記入や窓口に並ぶ時間を考えて早めに投票する必要がありますが、ネットなら列に並ぶ必要もなく締切1分前まで検討して購入できます。

「あと少しオッズを見極めたい」「直前の馬体重を確認してから買いたい」といった場合にも、ネット投票は便利です。

メリット②:資金管理がしやすく履歴も残る

インターネット投票ではすべての入出金や購入履歴が記録として残ります。

自分がどのレースにいくら使っていくら当たったのか、後から照会できるので収支管理が簡単です。

現金で馬券を買っていると「気づいたら手持ちが減っていた」なんてことも起こりますが、ネットなら投票サイトで総投資額や払戻金をすぐ確認できます。

家計簿感覚で使えるので、無理のない範囲で遊ぶ抑止力にもなります。

メリット③:購入や払い戻しの列に並ばなくていい

GⅠレース開催日などは競馬場や場外馬券売り場(WINS)が大混雑します。

トイレに行くのも一苦労な人混みで、馬券購入や払い戻しにも長蛇の列という光景は珍しくありません。

ネット投票なら自宅や外出先からスマホでポチポチ操作するだけなので、炎天下や寒空の下で列に並ぶ時間はゼロです。

「直前に買い忘れた!」と気づいてもすぐアプリを開いて購入できますし、的中後も自動精算なので払い戻し窓口に駆け込む必要もありません。

メリット4:現金や小銭が増えない

馬券を現金で買っていると、細かいお釣りや大量の現金を持ち歩くことになります。

当たれば当たったで万札が何枚も…というのは嬉しい悲鳴ですが、管理は大変です。

その点、ネット投票ならすべて口座で完結します。

お釣りの1円単位までキッチリ口座に記録され、小銭入れがパンパンになる心配もありません。

払い戻し金も口座振込なので、盗難や紛失のリスクもなく安全です。

競馬の馬券をネット購入する際の注意点・デメリット

良いことずくめに見えるネット競馬ですが、利用する上で注意しておきたい点やデメリットも存在します。

トラブルなく長く楽しむために、以下のポイントには気をつけましょう。

デメリット①:手軽すぎて制限なく購入してしまう恐れ

ネット投票はスマホさえあればどこでも買えてしまうため、つい熱中して予算を超えて購入しがちという怖さがあります。

現金購入であれば持っている現金が底を突いたら強制終了ですが、ネットだと銀行口座の残高が続く限り買い足せてしまいます。

特にクレジットカード決済のJRAダイレクトでは上限額まで青天井です。自制心を持って使いすぎない工夫をすることが大切です。

デメリット②:場所を選ばず買えてしまう

スマホで投票できる便利さゆえに、職場の休憩時間や移動中など常に競馬のことが気になってしまう人もいます。

「今日は買わないつもりだったのに、つい買ってしまった…」というケースも。

いつでもどこでも買えるということは、言い換えれば歯止めが利きにくいという面もあるのです。

依存症にならないよう、自分で時間と場所を区切って楽しむ心構えも必要でしょう。

デメリット③:競馬場のイベントや臨場感を味わえない

ネットで完結すると、現地観戦の醍醐味である「競馬場の雰囲気」や「生の迫力」を味わえません。

競馬場では時折、来場者向けに景品がもらえるイベントや限定グルメの出店などもあります。

そうしたイベント参加の機会を逃すというのは競馬アプリの弱点です。

もちろん、自宅でゆっくり観戦するのも楽しいですが、たまには競馬場に足を運んで臨場感を楽しむのもおすすめです。

デメリット④:即PATは利用時間に制限がある

即PAT会員はとても便利ですが、24時間いつでも使えるわけではありません。

ログインや投票手続きは、中央競馬開催日の前日夜~当日夜までの受付時間内に限られます。

「平日に事前にログインして入金だけしておきたい」と思っても、システム上できないので少し不便です。

また地方競馬のナイターは原則、即PATでは購入不可(地方は日中開催分のみ)という制約もあります。

利用時間や対応範囲の制限は頭に入れておきましょう。

競馬のネット購入についてよくある質問

これから競馬のネット購入を始める方向けに、よく寄せられる質問とその回答をまとめます。

疑問や不安がある方はチェックしてみてください。

Q1. ネットで競馬の馬券を買うのに料金はかかりますか?

A1. 基本的に会員登録は無料でできます。JRAの即PAT・A-PAT・JRAダイレクト、楽天競馬やSPAT4など、いずれも入会金や年会費は一切かかりません。

馬券購入に必要な資金を入金すれば、そのまま全額が購入原資に充てられます。

ただし、一部サービスには手数料等のルールがある点に注意しましょう。
(例: JRAダイレクトは1回購入ごとに100円の手数料、即PATは1日に3回以上の入金で15円の手数料など)

Q2. 銀行口座以外の支払い方法(PayPayやクレジットカードなど)は使えますか?

A2. 銀行口座かクレジットカードのどちらかが必要になります。

中央競馬の即PATやA-PAT、地方競馬の楽天競馬やSPAT4などは、指定の銀行口座と連携して入出金する仕組みです。一方、JRAダイレクトは指定クレジットカードで決済します。

Q3. 当たった馬券の払戻金はどうやって受け取るのですか?

A3. 払戻金は自動的に指定の銀行口座に振り込まれるので、手続きする必要はありません。

中央競馬(JRA)の即PATやA-PATでは、通常レース開催日の最終レース終了後に精算が行われ、その日の的中金額が全てまとめて登録口座に入金されます。

楽天競馬やSPAT4など地方競馬の場合も、投票用口座から自動精算で口座へ戻ります。

ただし振込日程はサービスや銀行によって多少異なるので、詳しくは各サービスの案内を確認してください。

Q4. 未成年でもネットで馬券を買えますか?

A4. 日本において、20歳未満の方は馬券を購入できません。

競馬法により「20歳未満の者の勝馬投票券購入は禁止」されています。こ

れはネット投票でも同様で、会員登録の際に生年月日確認や本人確認書類の提出等が必要となり、未成年は登録ができない仕組みです。

2022年に成年年齢が18歳に引き下げられましたが、競馬など公営競技の投票権は引き続き20歳以上に限定されています。

Q5. 中央競馬と地方競馬は別々に登録が必要なのですか?

A5. JRA(中央)と地方競馬では運営組織が異なるため、ネット投票の会員登録も別々になります。

中央競馬はJRAの即PAT/A-PAT/JRAダイレクトのいずれかに登録する必要があります。一方、地方競馬は楽天競馬やSPAT4、オッズパークなど好きなサービスに登録すれば全国の地方レースが購入できます。

例えば「中央は即PAT+JRA公式アプリ、地方は楽天競馬アプリ」といったように、それぞれ登録して使い分けているファンも多いです。

最初は扱うレース数が多い中央競馬から始めて、余裕があれば地方競馬にも手を広げると良いでしょう。

まとめ:ネット競馬を活用して手軽に馬券を買おう

初心者の方でも、ネット投票に登録すれば自宅にいながら競馬を楽しめるようになります。

最初の登録手続きさえ済ませてしまえば、あとは週末にスマホを開くだけで馬券が買える手軽さは、一度経験すると手放せません。

特に即PAT+競馬アプリの組み合わせは、情報収集から購入まで一貫してスマホで完結できるためおすすめです。

今回紹介したような無料アプリを賢く利用して、ぜひ快適なネット競馬ライフを始めてみてください。

このサイトの監修者
後藤孝男
後藤孝男(ごとう・たかお)
大学卒業後、東京タイムズ社に入社。中央競馬担当記者となり全国の競馬場を初め美浦、栗東トレセンなどへ赴き、取材に、予想にと活躍。同紙休刊後は、実績を買われて競馬専門紙「馬三郎」に創刊メンバーとして参画、一昨年からは美浦トレセン北馬場時計班として毎週、サラブレッド達の調教に目を凝らす。
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