京都競馬場は第3コーナーから急激な上り坂がある競馬場です。
京都競馬場はG1の天皇賞(春)、エリザベス女王杯、秋華賞、菊花賞などの重賞が開催される競馬場です。
基本的に芝、ダート共に高低差が大きく、特に第3コーナーの上り坂が有名ですが、それらの特徴を活かした予想をしなければ、京都競馬場の予想の的中率を上げることはできないでしょう。
この記事では京都競馬場の3つの特徴、各距離別の特徴、予想に役立つ好走データをご紹介します。
京都競馬場で予想する際に必要不可欠な情報が詰まっているので、「京都競馬場の的中率を上げたい!」とお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
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京都競馬場の主な3つの特徴
所在地 | 〒612-8265 京都府京都市伏見区葭島渡場島町32 |
開場 | 1925年12月 |
コース | 右回り 芝コース・ダートコース |
京都競馬場は京都府京都市にあるJRA競馬場です。
京都競馬場はJRA競馬場のメイン開場のひとつで、天皇賞(春)、エリザベス女王杯など日本を代表する重賞レースを多く開催している競馬場です。
そんな京都競馬場には、以下のような3つの特徴があります。
- JRA全10会場2位高低差の名物勾配があるコース
- 芝は内回りと外回りの2種類のコース
- 他競馬場と比べると1周の距離に対し、直線が短いコース
京都競馬場の特徴を見ていきましょう。
JRA全10会場2位高低差の名物勾配があるコース
京都競馬場は高低差が激しい勾配が特徴的な競馬場です。
芝(外回り)の高低差4.3m、ダートの高低差は3.0mとかなり勾配がきついことが分かります。
芝外回りの高低差で言うとJRA全10会場では2位です。
第3コーナーから高低差のある上り坂があり、第4コーナーに向けて下っていくアップダウンの激しいコースが特徴と言えるでしょう。
芝は内回りと外回りの2種類のコース
京都競馬場の芝コースでは内回りと外回りがある競馬場となっています。
内回りと外回りでは1周距離が異なるのでこの点は注意が必要です。
内回りの直線は328.4m、外回りの直線は403.7mで差があることが分かります。
京都競馬場では1,400と1,600mでレースにより内回り、外回りと変わることがあります。
他競馬場と比べると直線が短いコース
京都競馬場は中央競馬場のなかでは比較的直線が短いです。
1周の距離が東京競馬場に次ぐ長さに対し、直線距離は329.1mと短い設計となっています。
第3コーナーから第4コーナーの丘から下った直線が平坦なので、短期勝負の展開になりやすいです。
京都競馬場芝コースの距離別の特徴
引用元:JRA公式
京都競馬場芝コースは以下11種類の距離があり、それぞれ距離ごとに特徴が異なります。
- 京都芝1,200m
- 京都芝1,400m(内回り)
- 京都芝1,400m(外回り)
- 京都芝1,600m(内回り)
- 京都芝1,600m(外回り)
- 京都芝1,800m
- 京都芝2,000m
- 京都芝2,200m
- 京都芝2,400m
- 京都芝3,000m
- 京都芝3,200m
それでは、京都競馬場芝コースの距離別の特徴を見ていきましょう。
京都芝1,200mの特徴
京都芝1,200mは向こう正面からスタートし、第3コーナーの坂を上がり、第4コーナーに向けて下りスピードに乗った所で直線328.4mを経てゴールします。
シルクロードSや京都杯などが行われるコースで、逃げ馬が有利な傾向にあります。
京都芝1,400m(内回り)の特徴
京都芝1,400m(内回り)は第2コーナーポケット付近からのスタートで、第3コーナーに向けて上り坂、第4コーナーから下り坂で、平坦な直線に入りゴールです。
このコースは2〜3歳のデビュー戦で多く使われており、先行馬が有利な傾向にあります。
京都芝1,400m(外回り)の特徴
京都芝1,400m(外回り)は第2コーナー付近からのスタートで、第3コーナーから外回りコースに入り、第4コーナーにかけて下り坂で、内回りより長めの直線403.7mを経てゴールです。
第4コーナーの内回りと外回りの合流地点では最内の差しが効きやすく、逃げ馬が有利な傾向にあります。
京都芝1,600m(内回り)の特徴
京都芝1,600m(内回り)は第2コーナーの奥ポケットからスタート、第3コーナーで上り坂、第4コーナーから下り坂で直線328mを経てゴールです。
内回りを使用しているので外回りより高低差は少なく、直線距離が短くなっていて、逃げ・先行馬が有利な傾向にあります。
京都芝1,600m(外回り)の特徴
京都芝1,600m(外回り)は第2コーナーポケット付近からスタート、第3コーナーに向けて上り坂で、外回りコースを使用、直線に向けて下っていき403.7mを経てゴールです。
外回りは第4コーナー過ぎの内回りとの合地点での内差しが効くので、逃げ・先行馬はもちろんですが、差し馬も好成績を残しやすいです。
京都芝1,800mの特徴
京都芝1,800mは第2コーナー奥のポケットからスタート、第3コーナーまで約300mの直線で、第3コーナーの上り坂、第4コーナーの下り坂で直線に入り403.7mを経てゴールです。
逃げ・先行馬が有利ですが、差し馬も有利な傾向にあります。
京都芝2,000mの特徴
京都芝2,000mはスタンド前の直線コース半ばからスタートし、300mの直線から第1コーナーに入り、向こう正面から第3コーナーで上り坂、第4コーナーから下り坂で328mの直線を経てゴールです。
京都芝2,000mは圧倒的に逃げ馬が有利な傾向にあります。
京都芝2,200mの特徴
京都芝2,200mは第4コーナー手前からスタートし、第1コーナーまで400mの直線を経て、第3コーナーにかけて上り坂、直線に向けて下り坂となり403.7mの直線を経てゴールです。
このコースでは先行・差し馬が有利な傾向にあります。
京都芝2,400mの特徴
京都芝2,400mは第4コーナー奥ポケットからスタート、第1コーナーまでの直線が600mで、向こう正面から第3コーナーに向けて上り坂で、直線に向けて下り坂でゴールです。
逃げ・先行馬が有利ですが、差し馬も有利な傾向にあります。
京都芝3,000mの特徴
京都芝3,000mは向こう正面半ばからスタートで第3コーナーまでは200mで突入、すぐに上り坂でそこから下り坂を経て直線へ、コースを1周半しゴールです。
菊花賞と万葉Sしか行われていないコースで、先行馬などの前有利な傾向にあります。
京都芝3,200mの特徴
京都芝3,200mは向こう正面第2コーナー付近からスタート、第3コーナーまで400mの直線で、名物淀の坂を2回通り、1周半してゴールです。
前有利なコースなので、逃げ・先行馬が有利な傾向にあります。
京都競馬場ダートコースの距離別の特徴
引用元:JRA公式
京都競馬場ダートコースは以下4種類の距離があり、それぞれ距離ごとに特徴が異なります。
- 京都ダート1,200m
- 京都ダート1,400m
- 京都ダート1,800m
- 京都ダート1,900m
それでは、京都競馬場ダートコースの距離別の特徴を見ていきましょう。
京都ダート1,200mの特徴
京都ダート1,200mは向こう正面の第2コーナー辺りからスタートし、直線400mを経て第3コーナーの上り坂、下り坂で直線に入りゴールです。
このコースは圧倒的に逃げ馬が有利な傾向にあります。
京都ダート1,400mの特徴
京都ダート1,400mは第2コーナー奥ポケットからスタートし、460mの直線から上り坂の第3コーナーに入り、下り坂から329mの直線を経てゴールです。
前有利なのは間違いなく、逃げ・先行馬を中心に有利な傾向にあります。
京都ダート1,800mの特徴
京都ダート1,800mはスタンド前の直線半ばからスタートし、280mの短い直線から第1コーナーに入り、第3コーナーの勾配から329mの直線を経てゴールです。
逃げ・先行馬などの前有利が強い傾向にあります。
京都ダート1,900mの特徴
京都ダート1,900mはスタンド前第4コーナーからスタートし、380mの直線から第1コーナーに入り、第3コーナーの上り坂、下り坂から、329mの直線を経てゴールです。
先行馬が1番強いですが、逃げ馬も有利な傾向にあります。
京都競馬場で開催される主なレース
- G1:天皇賞(春)(芝3,200m)
- G1:秋華賞(芝2,000m内回り)
- G1:菊花賞(芝3,000m)
- G1:エリザベス女王杯(芝2,200m)
- G1:マイルチャンピオンシップ(芝1,600m外回り)
- G2:日経新春杯(芝2,200m)
- G2:京都記念(芝2,200m)
京都競馬場ではGI開催レースが多く開催されています。
伝統名高い天皇賞(春)やクラシック第3弾菊花賞など日本を代表する重賞レースが多いです。
予想に役立つ京都競馬場の好走データ
京都競馬場の好走データを以下の項目ごとにまとめました。
- 産駒
- 脚質
- 枠順
- 人気
ぜひ京都競馬場で予想をする際は、ご活用ください。
産駒の好走データ
1位 | ステイゴールド | 30.0% | 30.0% | 40.0% |
2位 | ブラックタイド | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
3位 | ディープインパクト | 6.3% | 12.5% | 18.8% |
4位 | ハーツクライ | 0.0% | 26.3% | 36.8% |
5位 | ディープスカイ | 0.0% | 0.0% | 33.3% |
産駒の好走データを見ると、『ステイゴールド』や『ブラックタイド』、『ディープインパクト』などの産駒が好成績を残しています。
2019年の天皇賞(春)では『ディープインパクト』の産駒でもあるフィエールマンが1着、『ステイゴールド』の産駒スティッフェリオが2着という結果でした。
脚質の好走データ
脚質 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 12.0% | 12.0% | 16.0% |
先行 | 11.8% | 27.6% | 39.5% |
差し | 6.0% | 11.9% | 19.4% |
追い込み | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
脚質は圧倒的に『先行』が有利で、前方を走る脚質の馬が活躍しています。
京都競馬場のコースは向こう正面から第3コーナーにかけて高低差4mの上り坂となっており、前有利な傾向が強く『追い込み』の脚質の馬は不利です。
枠順の好走データ
枠順 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 17.1% | 20.0% | 25.7% |
2枠 | 2.9% | 11.4% | 17.1% |
3枠 | 8.3% | 11.1% | 13.9% |
4枠 | 8.1% | 8.1% | 16.2% |
5枠 | 5.1% | 12.8% | 15.4% |
6枠 | 7.5% | 17.5% | 30.0% |
7枠 | 2.0% | 8.0% | 12.0% |
8枠 | 1.9% | 11.1% | 18.5% |
枠順の好走データを見ると圧倒的に1枠が好成績を残しています。
基本的に内枠が好成績を出しており複勝率だけで言うと6枠が1番高い結果です。
内枠に行くにつれ好走の傾向があるので、外枠になると少し勝率が下がります。
枠順は運要素もありますが、内枠になった馬を積極的に狙うのがおすすめです。
人気の好走データ
人気 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番人気 | 25.0% | 30.0% | 45.0% |
2番人気 | 35.0% | 45.0% | 65.0% |
3番人気 | 5.0% | 40.0% | 45.0% |
4番人気 | 5.0% | 25.0% | 40.0% |
5番人気 | 0.0% | 0.0% | 15.0% |
6番~9番人気 | 2.5% | 6.3% | 10.0% |
10番人気 | 2.5% | 4.8% | 6.8% |
1番人気より2番人気の方が連対率・複勝率ともに圧倒的に高い成績を出しています。
4番人気までは複勝率40%越えで、中穴まで好走の結果が出ています。
ですが、5番人気では勝率、連対率含め0%となっていて、外した方が無難かもしれません。
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京都競馬場の特徴や各距離別の特徴、予想に役立つ好走データをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
京都競馬場は全体的にみても直線距離が非常に短い競馬場です。
さらに高低差が激しく、淀の上り坂下り坂と呼ばれる第3コーナーの急勾配があり、逃げ・先行馬が有利なコースとなっています。
距離ごとに若干特徴は異なりますが、どの距離でも共通するのが「逃げや先行」「内枠」が有利という点です。
当記事のデータを参考に、ぜひ京都競馬場の予想に挑み、的中率アップを狙っていってみてはいかがでしょうか?