新潟競馬場距離別の特徴を紹介!予想に役立つ好走データも一挙大公開!

新潟競馬場距離別の特徴を紹介!予想に役立つ好走データも一挙大公開!

新潟競馬場は全国にある競馬場のなかでも最も直線距離の長い競馬場で、G3新潟記念やG3新潟大賞典などの重賞レースが行われている競馬場です。

約658mという長い直線距離は他の競馬場と比較しても非常に長いため、独自の特徴を持っています。

しかし、新潟競馬場の特徴をしっかりと把握してから予想を考えなければ、新潟競馬場の予想の的中率を上げることは難しいでしょう。

この記事では新潟競馬場の2つの特徴、各距離別の特徴、予想に役立つ好走データをご紹介します。

新潟競馬場の予想で「的中率を上げたい!」「回収率を上げたい!」とお考えの方は、ぜひご覧ください。

新潟競馬場の主な2つの特徴

新潟競馬場の主な2つの特徴

所在地 〒950-3301 新潟県新潟市北区笹山3490
開場 1965年7月10日
コース 左回り
芝コース・ダートコース

新潟競馬場は新潟県新潟市にある競馬場です。

全国10か所にある競馬場のなかでも一番長い直線が特徴的で、G3新潟大賞典やG3新潟記念などを開催しています。

そんな新潟競馬場には、以下のような2つの特徴があります。

  • 直線距離が全国で最も長い
  • 3・4コーナーはスパイラルカーブを採用

新潟競馬場の特徴を見ていきましょう。

直線距離が全国で最も長い

新潟競馬場は直線距離が長く、芝外回りでは658.7mもの距離があります。

全国の競馬場のなかでも最も長い距離です。

そのため、序盤のポジション争いに敗れてしまった馬でも最後の直線で差しなどが決まることも少なくありません。

長い直線距離が影響して最後に差しが決まるなどもあるため、最後まで展開が分からない競馬場です。

3・4コーナーはスパイラルカーブを採用

新潟競馬場の3・4コーナーはスパイラルカーブが採用されています。

スパイラルカーブはスピードを落とさずに曲がれるコーナーとなっており、馬群がバラけやすいのが特徴的。

バラけた直後に後方を走る差し馬などが入り込み、差しや追い込みの馬が活躍することも少なくありません。

新潟競馬場芝コースの距離別の特徴

新潟競馬場芝コースの距離別の特徴
引用元:JRA公式

新潟競馬場芝コースは以下9種類の距離があり、それぞれ距離ごとに特徴が異なります。

  • 新潟芝1,000m
  • 新潟芝1,200m
  • 新潟芝1,400m
  • 新潟芝1,600m
  • 新潟芝1,800m
  • 新潟芝2,000m(内)
  • 新潟芝2,000m(外)
  • 新潟芝2,200m
  • 新潟芝2,400m

それでは、新潟競馬場芝コースの距離別の特徴を見ていきましょう。

新潟芝1,000mの特徴

新潟芝1,000mは第4コーナー付近にあるポケットからスタート、1,000mの直線だけでゴールとなるコースです。

全国にある競馬場のなかでもコーナーがないコースは新潟芝1,000mだけとなっています

距離の短さやコーナーがない点からも、ほぼスタートで決まるといっても過言ではありません。

また馬場があれにくい外枠が有利となるケースが多いため、外枠の馬を狙っていくとよいでしょう。

新潟芝1,200mの特徴

新潟芝1,200mは第2コーナー出口付近からスタート、最初のコーナーまでは448mと長めの直線距離があるコースです。

最初の直線距離が長いため、ポジション争いが激しくなることは少なく、差しや追い込みといった脚質の馬でも十分に期待ができます。

しかし、最後の直線は359mと短くなっているため、後方勢の脚が届かないこともあるでしょう。

新潟芝1,400mの特徴

新潟芝1,400mは第2コーナー奥のポケット部分からスタート、最初のコーナーまでは648mと長い直線があるコースです。

新潟芝1,200mよりも200mも長く設定されているため、序盤のポジション争いはゆるやかな展開が予想されます。

全体的にスローペースの展開になり、後方勢の差し馬でも十分に期待できるコースです

新潟芝1,600mの特徴

新潟芝1,600mは向正面からスタート、外回りの大きなカーブが使われるコースです。

最初のコーナーまでの直線は約550mとなっており、序盤のポジション争いも少なくスローペースの展開が多くなっています。

そして、外回りの大きなカーブを回ったあとの最後の直線は、658mと日本で一番長い直線となっているため、差し馬の脚が届きやすい傾向が強いコースです

新潟芝1,800mの特徴

新潟芝1,800mは第2コーナー出口付近からスタート、748mの長い直線があるコースです。

最初の直線距離が長いため、序盤のポジション争いはスローペースですが、第3第4コーナーのスパイラルカーブによって、差し馬が活躍するチャンスが生まれやすい傾向があります。

また、最後の直線の手前までは下り坂となっているため、序盤のポジション争いで敗れた馬でも、下り坂を利用し挽回するチャンスも十分に考えられるでしょう。

新潟芝2,000m(内)の特徴

新潟芝2,000mの内回りコースは4コーナー出口付近からスタート、最初のコーナーまでは436mと他のコースと比較しても直線が短めのコースです。

直線が短くなっていますが、新潟芝2,000m(内)は未勝利戦と新馬戦のみしか使われないため、序盤のポジション争いはそこまで激しくなりません。

しかし、全体的にスローペースな展開が多いため、序盤に先頭を走る逃げ馬などが活躍しやすい傾向もあります。

新潟芝2,000m(外)の特徴

新潟芝2,000mの外回りコースは2コーナー奥のポケットからスタート、最初のコーナーまでは948mという長い直線を経て、2つのコーナーを回るコースです。

2,000mという距離で2つのコーナーを回るだけのコースは新潟2,000m(外)のみとなっており、序盤のポジション争いで敗れた馬や後方勢であっても十分に活躍を期待できます

G3新潟記念やG3新潟大賞典などの重賞でも使われるコースです。

新潟芝2,200mの特徴

新潟芝2,200mは内回り4コーナー付近からスタート、4つのコーナーを回る長距離のコースです。

スタミナを温存するために、スローペースな展開が多くなっています。

差しなどの後方勢の活躍が期待できるコースですが、高低差がほとんどないコースとなっているため、スタミナのある馬であれば先行してそのまま逃げ切ってしまうパターンも見受けられます。

新潟芝2,400mの特徴

新潟芝2,400mは外回り4コーナー付近のポケットからスタート、最初のコーナーまでは836mと長い直線距離のあるコースです。

直線距離が長いため、序盤のポジション争いは激しくないと思われがちですが、スタート直後から下り坂となっているため、スピードが付きやすくハイペースな展開が予想されます。

新潟競馬場ダートコースの距離別の特徴

新潟競馬場ダートコースの距離別の特徴
引用元:JRA公式

新潟競馬場ダートコースは以下3種類の距離があり、それぞれ距離ごとに特徴が異なります。

  • 新潟ダート1,200m
  • 新潟ダート1,800m
  • 新潟ダート2,500m

それでは、新潟競馬場ダートコースの距離別の特徴を見ていきましょう。

新潟ダート1,200mの特徴

新潟ダート1,200mは2コーナーのポケット部分からスタート、最初のコーナーまでは525mと全体の半分程度の距離があるコースです。

全国のダートコースのなかでも高低差が最も少なく、スタートや序盤のポジション争いが鍵となります。

また、外枠であればスタートから芝を走る距離が長くなるため、序盤のポジション争いが有利になります。

新潟ダート1,800mの特徴

新潟ダート1,800mは4コーナー付近からスタート、内回りを1周するコースです。

最初のコーナーまでの直線は389mと短めになっているため、序盤のポジション争いは激しくなりがちです。

外枠を走ると距離ロスが生じてスタミナ切れを起こす可能性も考えられます。

そのため、距離ロスの少ない内枠の先行馬が有利なコースです。

新潟ダート2,500mの特徴

芝ダート2,500mは向正面2コーナー付近からスタート、コースを約1周半回ります。

新潟ダート2,500mが使われることは少ないですが、最初のコーナーまでの距離は350mとかなり短めになっているため、序盤のポジション争いは激しいものが予想されます。

コーナーの距離ロスをいかに減らすかが勝負の鍵を握ってくるため、序盤のポジション争いで内枠を取りやすい先行馬や逃げ馬が有利な傾向が強いです。

新潟競馬場で開催される主なレース

新潟競馬場で開催される主なレース

  • G3:新潟大賞典(芝2,000m)
  • G3:アイビスサマーダッシュ(芝1,000m)
  • G3:レパードステークス(ダート1,800m)
  • G3:関屋記念(芝1,600m)
  • G3:新潟2歳ステークス(芝1,600m)
  • G3:新潟記念(芝2,000m)

予想に役立つ新潟競馬場の好走データ

予想に役立つ新潟競馬場の好走データ
新潟競馬場で開催された新潟記念の好走データを以下の項目ごとにまとめました。

  • 産駒
  • 脚質
  • 枠順
  • 人気

ぜひ新潟競馬場で予想をする際は、ご活用ください。

産駒の好走データ

順位 種牡馬 勝率 連対率 複勝率
1位 ディープインパクト 10.4% 22.1% 31.8%
2位 キングカメハメハ 17.1% 19.5% 34.1%
3位 ルーラーシップ 10.6% 21.3% 27.7%
4位 ステイゴールド 15.6% 25.0% 31.3%
5位 ハーツクライ 4.5% 10.4% 20.9%

産駒の好走データを見ると『ディープインパクト』や『キングカメハメハ』などの産駒が好成績を残しています。

2022年の新潟記念では『キングカメハメハ』の産駒カラテが1着、ユーキャンスマイルが2着、フォワードアゲンが4着という結果でした。

脚質の好走データ

脚質 勝率 連対率 複勝率
逃げ 0.0% 15.0% 20.0%
先行 10.0% 17.1% 24.3%
差し 5.8% 10.9% 16.1%
追い込み 5.1% 10.2% 17.0%

脚質の好走データを見ると『先行』の勝率が秀でています。

次に『差し』『追い込み』が5%前後という勝率です。

しかし、『逃げ』に関しては勝率が0%となっており、好走していないことが分かります。

枠順の好走データ

枠順 勝率 連対率 複勝率
1枠 12.1% 15.2% 21.2%
2枠 2.9% 2.9% 5.7%
3枠 11.1% 27.8% 41.7%
4枠 5.3% 18.4% 26.3%
5枠 5.1% 5.1% 12.8%
6枠 5.1% 10.3% 15.4%
7枠 2.0% 9.8% 13.7%
8枠 7.4% 11.1% 14.8%

枠順の好走データを見ると、1枠、3枠の勝率が高くなっています。

また、3枠に関しては複勝率41.7%と、ほぼ半数は馬券に絡む結果となっているため、3枠の馬が狙い目です。

人気の好走データ

人気 勝率 連対率 複勝率
1番人気 10.0% 30.0% 30.0%
2番人気 25.5% 30.0% 35.0%
3番人気 15.0% 25.0% 35.0%
4番人気 0% 5.0% 15.0%
5番人気 15.0% 25.0% 30.0%
6番~9番人気 4.9% 14.8% 25.9%
10番人気 2.1% 3.5% 6.9%

人気の好走データを見ると、2番人気の勝率が目立って高くなっています。

一方、4番人気は勝率0%とあまり良い結果を残せていません。

また、5番人気の複勝率は30%となっており、1番人気~3番人気の複勝率とあまり違いがありません。

5番人気が馬券に絡むことになれば、そこそこの回収率が見込めるため、対抗馬として5番人気を馬券に含ませるのもおすすめです。

まとめ

新潟競馬場の特徴や各距離別の特徴、予想に役立つ好走データをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

新潟競馬場は全国の競馬場の中でも最も直線距離の長い競馬場です。

さらに、新潟芝1,000mのように直線だけのコースもあり、独特の特徴を持っています。

長い直線距離があることによって、後方勢の差しや追い込みといった脚質の馬が十分に活躍する傾向があります。

そのため、新潟競馬場で予想をする際は最後の直線で力を発揮する、差しや追い込みの馬も予想に加えておくとよいでしょう。

ぜひ、当記事のデータを新潟競馬場の予想に役立ててみてはいかがでしょうか?

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この記事の監修者
後藤孝男
後藤孝男(ごとう・たかお)
大学卒業後、東京タイムズ社に入社。中央競馬担当記者となり全国の競馬場を初め美浦、栗東トレセンなどへ赴き、取材に、予想にと活躍。同紙休刊後は、実績を買われて競馬専門紙「馬三郎」に創刊メンバーとして参画、一昨年からは美浦トレセン北馬場時計班として毎週、サラブレッド達の調教に目を凝らす。
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