競馬の障害レース予想のコツ5つ!馬券予想に活かそう!

競馬 障害 予想

競馬のレースと言われて思い浮かべるのが、青々とした芝を走るレースですよね。もしくは砂地を走るダートレースも見たことがあるでしょう。

芝もダートも平地を走る競走ですが、競馬には更にもう一つ「障害競走」というレースがあります。

平地のレースである芝とダートとは違い、障害競走の場合コースに設置されているいくつもの障害を飛び越えなければいけません。

障害競走はジャンプレースとも呼ばれ、見て楽しむだけで馬券は買わないというファンも多かったものの、障害王者と呼ばれるオジュウチョウサンの活躍がきっかけとなり障害競走の人気も高まってきています。

障害を飛び越えなければいけないレースは、通常の平地のレースとはルールも違いますし、予想の仕方についてもまた変わってきます。

障害競走よりも平地レースの方がいいという人もいますが、逆に平地レースよりも障害競走方がいいという人もいる、非常に魅力あふれるレースとなっています。

この記事では競馬の障害レースを予想する時のコツについてご紹介させていただきます。

障害レースをただ見て楽しむだけでなく、実際に予想してみたいという方は是非参考にしてみてください。

競馬の障害レースについて

競馬 障害レース
同じ競馬でも、障害レースは平地のレースと異なる点も多いレースです。予想のコツを知る前に、障害レースがどのようなものなのかを知っておくことで、より予想を行いやすくなりますよ。

障害レースが開催されているのは東京競馬場、中山競馬場、福島競馬場、新潟競馬場、中京競馬場、京都競馬場、阪神競馬場、小倉競馬場という、中央競馬の競馬場です。

障害レースは平地に比べ長い距離で開催されることも多く、3000m以上のレースが多いですが、未勝利の場合は3000m以下で行われます。

斤量にも違いがあり、障害レースでは平地レースよりも重い60kg前後の斤量を背負うことになります。

最も大きな違いが障害物で、平地レースはコースをただ走るのみですが、障害レースではコース上に設置されたいくつもの障害物を飛び越える必要があります。

乗り越える障害についても1種類ではなく、いくつもの種類があり、障害によっても乗り越える時に求められる能力が異なります。

「ハードル」「バンケット」「グリーンウォール」「竹柵障害」「水濠障害」「生垣障害」など、様々な障害を競走馬が飛び越える様子は大迫力です。

競馬の障害レース予想の5つのコツ

競馬 障害レース オジュウチョウサン
ここからは障害レースを予想する際のコツについてご紹介していきます。

障害レース予想をこれから始めようかと考えている人の多くが、平地レースでの予想を行ったことがあるでしょう。しかしながら、平地レースと障害レースでは予想の仕方やコツは異なります。

障害レース予想のコツを5つの視点に分けて細かく見ていきましょう。

1、騎手

競馬 障害レース
競走馬に騎乗する騎手は、平地レースの予想を行う際にも重要な項目となりますよね。しかしながら障害レースの場合は更に騎手が重要になってきます。

障害では、主戦となるジョッキーが普段の調教から行うことがほとんどです。そのため、単にレースに出るというだけでなく、競走馬の育成という面でも騎手が非常に重要になります。

何か特別なトラブルでも無い限りは急に乗り替わりになるということもありません。日頃の調教も一緒に行うというというのはかなり大きいものです。

障害レースの騎手と平地レースの騎手は異なり、例えば障害レースから平地レースへ挑戦したオジュウチョウサンは障害レースの時は石神深一騎手、平地レースの時は武豊騎手が騎乗しています。

2019年の障害レースでは森一馬騎手、白浜雄造騎手、石神深一騎手がリーディングジョッキーとして選ばれたので、騎手を見て馬券を買うというのも一つの手です。

ただし、オジュウチョウサンレベルの圧倒的強さを誇る競走馬の場合、人気が集中するため馬券的にはおいしいとは言えないものになります。

騎手と更に、レースに出走する競走馬との相性や今までのレース結果を見ておくといいでしょう。

2、キャリア

キャリアとは障害レースに出走した経験があるかどうかということです。

障害レースに初めて挑戦するという馬の場合、馬券に絡む結果になることは少ないです。障害レースへの出走経験が結果に与える影響は大きいということは覚えておいて損はありません。

基本的には、障害レース経験のない馬が勝つ可能性は低いと言えます。あのオジュウチョウサンですら障害デビューはしんがり負けという結果でしたから、いかに障害レース初挑戦で勝つのが難しいことなのかわかりますよね。

キャリアと言えば、障害レースに出走している馬は元々は平地レースに出走していたものの結果が出せずに転向したという馬も多くいます。

そのため平地レースに比べると全体的に馬の年齢が高くなっています。年齢についても平地レースとは違いがあるため、この辺りもしっかり考えた上で予想を行うといいでしょう。

また、障害の種類によってもその競走馬が得意としているものと、苦手としているものがあります。細かい部分まで注目するようにすればその分、予想の精度を高めることができるでしょう。

3、平地レースの成績

前述の通り、障害レースに出走する馬は平地レースを経験している馬ばかりです。そのため、平地レースでどのような成績を残していたのかを確認するようにしましょう。

平地レースと障害レースでは異なる部分も多いですが、平地レースでの経験は予想を行う上で非常に大切なポイントとなります。

どのようなレース結果だったか、スピードやスタミナはどうかなど、平地レースでの経験もチェックしておくようにしましょう。どうしても障害レースでの成績から予想を行うのが難しければ平地レースの成績を参考にしてみるのも一つの手です。

4、逃げ馬と先行馬

競馬 障害レース
競馬予想に重要な項目の「脚質」。障害レースでは実は有利な脚質があると言われており、それが逃げと先行です。

なぜかというと、いくつもの障害を飛び越えたり、何周もコーナーを回ることになる障害レースの場合、後ろの馬がスピードアップして前を走る馬を追い抜くことは難しいためです。

前を走る馬がそのままの勢いでゴールするというパターンが多く、平地のように巻き返しの展開は多くはありません。そのため、障害レースは特にスタートが肝心となります。

5、血統

競馬 障害レース
走る距離の長い障害レースはスタミナが重要だと思われがちですが、スタミナの他にも様々な能力が求められます。

まずは障害を乗り越えるために歩幅を合わせること。そして、障害を乗り越えた後にしっかり走り出すということです。

早熟タイプの血統よりも晩成タイプの血統の方が障害レース向きだとも言われており、実際に結果を見てみると、晩成タイプとして知られるステイゴールド産駒が多く活躍しています。

このように、血統に注目するのも障害レースの予想のコツの一つです。血統は一度覚えてしまえば難しい事を考えずに予想に活かすことができるため、ぜひ覚えておくことをおすすめします。

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まとめ

競馬の障害レースを予想する時のコツをご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか?

障害レースは平地レースとはルールや予想の方法、コツは異なるため、障害レースに合わせた予想を行う必要があります。

競走馬が障害を飛び越える瞬間は迫力があり、平地レースとはまた違った楽しみがありますよ。是非今回ご紹介させていただいた内容を参考にして、障害レースを楽しんでみてください。

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この記事の監修者
後藤孝男
後藤孝男(ごとう・たかお)
大学卒業後、東京タイムズ社に入社。中央競馬担当記者となり全国の競馬場を初め美浦、栗東トレセンなどへ赴き、取材に、予想にと活躍。同紙休刊後は、実績を買われて競馬専門紙「馬三郎」に創刊メンバーとして参画、一昨年からは美浦トレセン北馬場時計班として毎週、サラブレッド達の調教に目を凝らす。
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