歴代最強馬ランキング!競馬界の歴史を彩った歴代最強馬を紹介

レジェンドな歴代最強馬をご紹介!今もなお心に残る名馬が勢ぞろい

日本競馬の長い歴史の中で「歴代最強馬はどの馬か?」という議論は、競馬ファンにとって永遠のテーマです。

世代や時代によって様々な名馬が登場し、見る人の思い入れも加わって“最強”の定義は揺れ動きます。

本記事では、客観的なデータと複数の評価基準から日本競馬史上の最強馬たちを総合比較し、ランキング形式で紹介します。

わかりやすいよう、レポート形式で見出しや箇条書きを用いながらまとめました。

レース実績や勝率などのデータを交えつつ、各馬のエピソードやファン人気も紹介します。

さらに、競馬ファンが思わず熱くなる名勝負の予想と結果のエピソードも織り交ぜているので、ぜひ参考にしてください。

歴代最強馬の評価基準とランキングの選定方法

歴代最強馬を選ぶにあたり、以下の4つの評価基準を設定しました。

  1. レース実績 – G1(グレードワン)競走の勝利数や三冠達成など、“偉業”と言えるレース成果
  2. 勝率・連対率・複勝率 – 出走レースにおける勝率(1着率)や連対率(2着以内の率)、複勝率(3着以内の率)など安定した強さ
  3. 通算獲得賞金 – 獲得した賞金総額(国内外レース問わず)
  4. 人気・話題性 – ファン投票の得票数、SNSや検索トレンドでの注目度、競馬ブームを牽引したかといった指標

それぞれの軸でトップクラスの成績を収めた馬をピックアップし、総合的に比較してランキングを作成しました。

特に重視したのは G1レースでの実績と通算成績ですが、勝率などの安定感や獲得賞金額も評価に加えています。また、“最強”の議論で見落とせないファンからの支持も重要な要素です。

以下ではまず各評価軸ごとの傑出馬やランキングを見ていき、最後に総合ランキングTOP10を発表します。

トップクラスのレース実績を誇る「歴代最強馬」たち

まずはG1レースの勝利数や伝説的な偉業といった「レース実績」の観点から、歴代最強候補を見てみましょう。

  • アーモンドアイ
  • ディープインパクト
  • シンボリルドルフ
  • オルフェーヴル
  • その他(テイエムオペラオー、キタサンブラック、ウオッカ)

G1とは競馬の最高格付けの競走で、一流馬の証です。勝利数が多い馬はそれだけ長期に渡り活躍したことを意味します。

アーモンドアイ

https://jra.jp/JRADB/accessS.html?CNAME=pw01sde1009201802061120180408/45

芝G1競走9勝(歴代最多記録)。牝馬(三冠含む)で史上初のG1・9勝を達成した名馬です。

2018年には牝馬三冠を無敗で達成し、同年のジャパンカップでは3歳牝馬ながら単勝オッズ1.4倍という圧倒的人気に応えてレコード勝ち。

その後も歴史的名勝負を制し続け、最終的にG1を9勝(海外含め通算11勝)して有終の美を飾りました。

ディープインパクト

https://www.jra.go.jp/gallery/3minmeiba/horse31/index.html

芝G1競走7勝(当時タイ記録)。2005年に無敗で皐月賞・日本ダービー・菊花賞の三冠を制覇した伝説的名馬です。

2006年には天皇賞(春)・ジャパンC・有馬記念に勝利し、国内芝G1七冠を達成。その圧倒的強さから「史上最強馬」の呼び声も高く、後述の勝率・人気の面でも群を抜く存在でした。

シンボリルドルフ

https://www.jra.go.jp/gallery/3minmeiba/horse22/index.html

芝G1競走7勝(無敗の三冠馬)。1984年に史上初の無敗三冠(皐月賞・ダービー・菊花賞)を成し遂げ、「皇帝」と称された名馬です。

引退まで中央15戦13勝という驚異的な成績を残し、当時国内最多タイのG1七勝馬となりました。

初の“三冠馬vs三冠馬”対決となった1984年ジャパンCにも参戦し世界の強豪と渡り合うなど、レースぶりは常に王者の風格がありました。

オルフェーヴル

https://jra-van.jp/fun/memorial/2008102636.html

芝G1競走6勝(国内三冠+有馬記念など)。2011年に史上7頭目の牡馬三冠(クラシック三冠)を達成。

「暴君」と異名される気性難ながら圧倒的な能力で、2012年と2013年の凱旋門賞では連続2着と世界制覇にあと一歩まで迫りました。国内では有馬記念などグランプリも制し、“伝説級”の走りを何度も披露しています。

その他の実績馬

テイエムオペラオー(G1・7勝)や キタサンブラック(G1・7勝)もG1勝利数でトップタイに並ぶ名馬です。

テイエムオペラオーは2000年に年間無敗で宝塚記念・天皇賞(春秋)・ジャパンCなどを制覇し年度代表馬に。

https://www.jra.go.jp/gallery/3minmeiba/horse5/index.html

キタサンブラックは2017年有馬記念でG1七勝目を挙げ、いずれも当時の賞金記録を更新する偉業を達成しました。

https://www.jra.go.jp/gallery/3minmeiba/horse37/index.html

牝馬では ウオッカ(G1・7勝)も史上初の牝馬による日本ダービー制覇を含む大記録を残しています。

https://jra.jp/gallery/3minmeiba/horse11/index.html

無類の強さを示す数字「勝率・連対率」で見る歴代最強馬

勝ったレースの“数”だけでなく、「どれだけ高い確率で勝利したか」も強さの指標です。

ここでは各馬の勝率(出走数に対する1着率)および連対率(1着+2着率)に注目します。

  • シンボリルドルフ
  • ディープインパクト
  • コントレイル
  • トウカイテイオー
  • その他(オルフェーヴル、アーモンドアイ)

数字が高いほど、常に上位争いする安定した実力の証と言えます。

シンボリルドルフ

https://www.jra.go.jp/gallery/3minmeiba/horse22/index.html

勝率約86.7%(15戦13勝)。連対率は約93%にも達します。

唯一の敗戦(国内)は引退レースのみで、3着内率(複勝率)は100%という驚異的な成績でした。

まさに「負ける姿が想像できない」皇帝の名に相応しい安定感でした。

ディープインパクト

https://www.jra.go.jp/gallery/3minmeiba/horse31/index.html

勝率約85.7%(14戦12勝)。

国内では2005年有馬記念の2着以外すべて勝利という圧倒的な戦績です。

連対率も92%以上にのぼり、生涯で3着以下に沈んだことが一度もありません。
(海外遠征の凱旋門賞以外)

常に勝ち負けする走りで、「常識外れの安定感」と称されました。

コントレイル

勝率約72.7%(11戦8勝)、連対率90.9%。

2020年に史上3頭目の無敗三冠馬となり、その後も2021年ジャパンCで有終の美を飾った名馬です。

生涯で一度も3着以下がなく、掲示板(5着以内)を外したこともありません。

小柄な体格ながら、どんな条件でも上位に来る安定ぶりでした。

トウカイテイオー

https://www.jra.go.jp/gallery/3minmeiba/horse35/index.html

勝率75%(12戦9勝)。

怪我に泣かされ出走数は限られましたが、日本ダービーやジャパンCなど大舞台で勝利を挙げました。

長期休養明けでも勝ってしまう勝負強さを持ち、連対率も約92%(12戦11回が2着以内)という驚異的な数字を残しています。

その他

オルフェーヴル(勝率57%程度ながら連対率約76%)は気性難で取りこぼしもありましたが、それでも三冠達成や海外含め連対率の高さは際立ちます。

https://world.jra-van.jp/db/horse/H1646/

またアーモンドアイは牝馬ながら**勝率73.3%(15戦11勝)と高く、連対率80%超とこちらも一流の安定感です。

https://world.jra-van.jp/db/horse/H2052/

特にベストコンディション時は負け知らずで、掲示板を外したことがありませんでした。

通算獲得賞金で見る歴代最強馬

馬の強さ・活躍度合いを測るひとつの指標が「獲得賞金額」です。

近年は海外遠征レースの高額賞金もあり、賞金ランキングは大きく塗り替えられていますwinkeiba.jp。歴代の賞金ランキング上位馬を見てみましょう。
(2025年時点)

ランキング 馬名(主な活躍年) 通算獲得賞金 代表的な実績
1位 ウシュバテソーロ (2023) 約26億円 ドバイワールドC優勝(ダート)
2位 フォーエバーヤング (2024) 約23.8億円 サウジカップ優勝(芝中距離)
3位 イクイノックス (2022-23) 約22.1億円 G1・6連勝(天皇賞・有馬記念・ドバイSC等)
4位 アーモンドアイ (2018-20) 約19.1億円 牝馬G1・9勝(歴代1位)
5位 キタサンブラック (2015-17) 約18.7億円 G1・7勝(有馬記念など)

※獲得賞金には海外レースの賞金も含み、為替レート等により変動あり。

ご覧の通り、総賞金では近年の馬が上位を独占しています。特に1位ウシュバテソーロは2023年にドバイワールドカップ(優勝賞金約10億円)を制し、一気に歴代トップに立ちました。

2位フォーエバーヤングも2025年のサウジカップ(優勝賞金約12億円)を勝ったことで急上昇しています。

一方、イクイノックス(3位)は国内外のG1を次々制し、日本調教馬で初めて総賞金20億円超えを達成しました。

国内賞金だけで見れば従来1位だったキタサンブラック(約18.7億円)が現在は5位ですが、彼は海外遠征なしで当時の賞金記録を更新しています。

またテイエムオペラオー(約18.35億円)は2000年代前半まで世界記録となる賞金王であり、2017年にキタサンブラックがそれを更新した経緯があります。

「賞金=強さ」と一概には言えませんが、高額賞金レースを勝てる実力と運を備えた馬こそ賞金王になれるのも事実です。

賞金面で現役時代に名を残した馬としては、上記以外にもオルフェーヴル(国内外合計約17億円)、ジェンティルドンナ(牝馬で約17億円)などが挙げられます。

人気・話題性で見る歴代最強馬 – ファンに愛された伝説たち

競馬において“最強”とは、成績だけでなくファンの心をどれだけ掴んだかも重要です。ここでは人気投票や話題性の面から歴代の名馬を振り返ります。

歴代ファン投票のエピソード

中央競馬にはファン投票で出走馬が選ばれるグランプリ(宝塚記念・有馬記念)があります。歴代のファン投票では、多くの名馬がトップ当選を果たしてきました。

ディープインパクト

https://www.tv-tokyo.co.jp/sports/articles/2020/12/015429.html

その人気ぶりは圧倒的で、引退レースとなった2006年有馬記念のファン投票では「約12万票」という断トツの1位。

これは当時として突出した数字で、単勝オッズも1.2倍という支持を集めました。

当日はスタンドが超満員となり、ディープインパクトが勝利すると5万人を超えるファンが残って引退式に参加したほどです。

オグリキャップ

https://www.jra.go.jp/gallery/3minmeiba/horse13/index.html

競馬ブームの火付け役となった1980年代末のアイドルホース。

地方競馬から中央入りし、ファン投票では常に上位。特に有馬記念では1988年・1990年と二度ファン投票1位。

1990年有馬記念(ラストラン)では、「オグリコール」が沸き起こる中で劇的勝利を飾り、日本中を熱狂させました。「平成最強のアイドルホース」として今なお語り継がれる存在です。

キタサンブラック

https://www.jra.go.jp/gallery/3minmeiba/horse37/index.html

演歌歌手・北島三郎氏がオーナーという話題性もあり、2017年有馬記念ではファン投票約9割の支持率を集めた記録があります。

これはインターネット投票導入後では極めて高い支持率で、“みんなのキタサン”として愛されていたことがわかります。見事その有馬記念も勝利し、有終の美を飾りました。

ドウデュース

https://jra-van.jp/fun/memorial/2019105283.html

比較的新しい世代では、2022年の日本ダービー馬ドウデュースが話題に。

2023年有馬記念ファン投票で歴代最多の47万票超を集めて1位に輝き、98年以降の最多得票記録を更新しました。

このようにSNS世代では、ネット投票数が大きく伸びるケースもあります。

名馬たちの人気ランキング

競馬専門誌『優駿』が行った大規模ファン投票「未来に語り継ぎたい名馬 BEST100」(2024年)では、以下のようなランキング結果でした。

  1. ディープインパクト – 史上最強馬との呼び声高く、3回連続でファン投票1位。世代・性別問わず圧倒的人気。
  2. イクイノックス – 現役を引退したばかりの新星が堂々2位。世界ランキング1位の実力と今風のスター性で支持急上昇。
  3. オグリキャップ – 昭和~平成の競馬ブームの象徴。「伝説のアイドルホース」として根強い人気。
  4. オルフェーヴル – 破天荒な“三冠馬”。気性難エピソードも含めファンを惹きつけ、海外でも健闘した物語性が支持された。
  5. アーモンドアイ – 最強牝馬として近年の競馬人気を牽引。女性ファンからの支持も高い。
  6. サイレンススズカ – 「逃げ馬の革命児」。G1は1勝のみも、圧巻の逃げ脚と悲劇的最期が語り草に。武豊騎手が「生涯一の馬」に挙げるほどで、ファン投票でも常に上位。
  7. トウカイテイオー – 怪我からの奇跡の復活劇で人気を博したヒーロー。アニメ『ウマ娘』でも主人公格となり新世代ファンも獲得。
  8. ナリタブライアン – 「シャドーロールの怪物」。圧倒的な強さで平成三冠を達成し、当時のファンを熱狂させた。
  9. ウオッカ – 64年ぶりの牝馬ダービー制覇で歴史を変えた名牝。同世代ダイワスカーレットとのライバル物語も人気。
  10. キタサンブラック – 実力と愛嬌を兼ね備えた現代の名馬。引退後も種牡馬として成功し、その血を引く馬にも注目が集まる。

このように、ファンの心に残った馬としてはディープインパクトが不動の1位で、次いで現代のスターイクイノックス、往年の英雄オグリキャップなどが上位に名を連ねています。

人気投票は成績だけでなく「ドラマ性」「時代性」も反映するため、純粋な強さランキングとは異なります。

しかし「競馬を盛り上げた」という視点では、これらの馬たちも間違いなく“最強”の名に値するでしょう。

総合評価:日本競馬・歴代最強馬ランキングTOP10

以上の各軸を総合して、いよいよ「日本競馬・歴代最強馬」総合ランキングTOP10**を発表します。

ここでは客観データと主観的な評価を考慮し、専門家やファンの声も参考にしながら順位付けしました。

それぞれの馬の強さのポイントも解説します。

第10位:ナリタブライアン – 圧倒的な3歳能力で三冠達成

https://www.jra.go.jp/gallery/3minmeiba/horse17/index.html

平成の“三冠馬”。1994年に皐月賞・ダービー・菊花賞をすべて圧勝し、「シャドーロールの怪物」の異名をとりました。

3歳時の強さは歴代随一との評価もあり、有馬記念も制覇し年間無双。

しかし4歳以降は故障に泣き短命だったため、この順位に。

全盛期の能力はトップクラスで、ファンからは「ピーク限定なら歴代最強」の呼び声も高いです。

第9位:ウオッカ – 64年ぶり牝馬ダービー馬、伝説の女傑

https://jra.jp/gallery/3minmeiba/horse11/index.html

史上3頭目の牝馬による日本ダービー制覇(2007年)を成し遂げた名牝。

牡馬顔負けの走りでG1を7勝し、同世代のダイワスカーレットとの名勝負は競馬史に刻まれています。

勝率は約38%と平凡ながら(出走数が多いため)、牡馬一線級と互角に戦い抜いた実績と不屈の闘志を評価。

牝馬の概念を変えた功績でランクインです。

第8位:テイエムオペラオー – 無敗の年間グランドスラム、賞金王

https://www.jra.go.jp/gallery/3minmeiba/horse5/index.html

2000年に天皇賞・春秋、宝塚記念、ジャパンC、有馬記念と主要G1を次々制し、“無敗で年度代表馬”となった名馬。

G1通算7勝、引退時の賞金世界記録保持馬として殿堂入り。

勝率約54%(26戦14勝)・連対率約80%と安定感も優秀です。

地味と言われた血統や派手さのない走りから人気は伸び悩み8位ですが、その実績は歴代最高峰といえます。

第7位:キタサンブラック – 歴代賞金王(国内)、武豊と魅せた王道路線

https://www.jra.go.jp/gallery/3minmeiba/horse37/index.html

2015~2017年に活躍し、G1を7勝。天皇賞春秋連覇、有馬記念優勝など王道路線で常に安定した成績を残しました。

武豊騎手とのコンビでファン投票1位の常連となり、その勇姿と親しみやすい馬名で人気も獲得。

通算賞金約18.7億円は引退時歴代1位。

勝率60%(20戦12勝)・連対率70%と堅実で、大崩れしない強さが光りました。総合的な実力+人気のバランスが高く評価できます。

第6位:シンボリルドルフ – 皇帝の無敗三冠、圧倒的な連対率

https://jra-van.jp/fun/memorial/1981107017.html

昭和の無敗三冠馬にして七冠馬。

勝率86.7%・連対率93%という驚異的数字が示す通り、“負ける方が珍しい”存在でした。

日本ダービー・ジャパンC・有馬記念連覇など偉業も多数。

ただし当時は海外遠征が少なく、国際的評価や知名度では後年の馬に譲る部分も。

とはいえ日本競馬の強さの象徴として殿堂入りしており、「最強馬」を語る上で欠かせない伝説的存在です。

第5位:オグリキャップ – 異例のドラマ性、ブームを起こした怪物

https://www.jra.go.jp/gallery/3minmeiba/horse13/index.html

成績面(G1・4勝、勝率約40%)では他のトップ馬に及ばないかもしれませんが、存在自体が社会現象となった稀有なケースとして高く評価します。

地方から中央へ移籍し、マイルから中長距離まで活躍。

特に1989~90年の競馬ブームはオグリの人気が原動力でした。

引退レースの有馬記念優勝は今なお語り草で、競馬ファン投票企画でも常に上位に名を連ねています。

「人気も実力のうち」を地で行くレジェンドとして5位に選出しました。

第4位:アーモンドアイ – 史上最多G1九勝、世界に通用した女王

https://www.jra.go.jp/gallery/3minmeiba/horse47/index.html

近年の競馬を代表する最強牝馬。

国内外合わせG1・11勝(JRA芝G1・9勝は歴代単独トップ)という実績に加え、2400m世界レコード(2018年ジャパンC)樹立など記録ずくめです。

勝率73%、掲示板率100%と安定感も抜群。

ドバイターフ優勝で海外制覇も経験し、スピードと切れ味は歴代トップクラスとの評価が多数です。

「牝馬だから」というハンデをも覆し、史上最強牝馬として殿堂級の評価を受けています。

第3位:オルフェーヴル – 規格外の才能と激情、世界を驚かせた三冠馬

https://www.jra.go.jp/gallery/3minmeiba/horse49/index.html

その走りの破天荒さと鬼脚は、「観客を最も沸かせる最強馬」として異彩を放ちます。

クラシック三冠達成後も有馬記念2勝などG1・6勝。さらに2年連続でフランス凱旋門賞2着という偉業を遂げ、日本調教馬の評価を世界で高めました。

勝率こそ57%ですが実力発揮時の強さは圧巻で、2013年有馬記念では後続に8馬身差の大楽勝も見せています。

「気性難さえなければ世界最強」とも噂された才能は歴代でもトップ級です。

ファン投票でも常に上位に入り、その個性と実績で総合3位にランクインです。

第2位:ディープインパクト – 無敗三冠と七冠伝説、日本競馬の象徴

https://www.jra.go.jp/gallery/3minmeiba/horse31/index.html

多くの専門家・ファンが「日本競馬史上最強馬」に推す存在。

デビューから無敗で三冠を達成し、その後も国内主要G1を総なめ。

生涯成績14戦12勝、2着1回(有馬記念)、国内では他馬に先着を許したのは一度だけという完璧さ。

豪脚で他馬をごぼう抜きにするレースぶりは衝撃的で、「ディープが飛ぶように伸びる」という表現まで生まれました。
競馬ファン投票でも常に断トツの1位を獲得し、引退後も“最強馬”議論で真っ先に名前が挙がります。

種牡馬としても後継(コントレイル等)を残し、日本競馬に与えた影響も計り知れません。

今回総合では僅差の2位としましたが、「実績・能力・人気」の三拍子がこれほど高水準な馬は他になく、実質的な日本競馬の最高到達点と言えるでしょう。

第1位:イクイノックス – 新時代の怪物、世界が認めた現役最強から伝説へ

https://jra.jp/special/dream/horse/equinox/index.html

堂々の第1位は、2022~2023年にかけて躍動した新星イクイノックスです。

デビュー当初から素質を高く評価されつつも、クラシックでは惜しくも二冠とも2着。

しかし3歳秋から覚醒し、以降出走したG1を6連勝(天皇賞・秋→有馬記念→ドバイシーマクラシック→宝塚記念→天皇賞・秋連覇→ジャパンC)する離れ業を達成。

国内外のビッグタイトルを総なめにし、日本調教馬として初めて年末のワールドベストレースホースランキング単独1位に輝きました。

その走破タイム・レーティングも群を抜き、有馬記念では2分32秒台の史上最速タイムで完勝。ドバイでは海外の強豪に7馬身差圧勝という怪物ぶりを発揮しました。

10戦8勝・2着2回、勝率80%、連対率100%というパーフェクトな成績で2023年に電撃引退しましたが、ファン投票でも初登場2位となるなど人気も急上昇中。

「世界に通用する日本競馬の最高到達点」として、その実力をもって歴代最強馬の頂点に推します。

まとめ:歴代最強馬の系譜とこれから

レース実績、勝率、賞金、人気のあらゆる面で突出した名馬たちばかりです。

もちろん「最強」の定義は見る人によって様々でしょう。

ある人はディープインパクトのような完璧な実績を推し、またある人はオグリキャップのように人々を熱狂させた存在を最強と呼ぶかもしれません。

これからも競馬の歴史に語り継がれる名勝負・名馬の誕生を楽しみに、一緒に競馬を盛り上げていきましょう!

このサイトの監修者
後藤孝男
後藤孝男(ごとう・たかお)
大学卒業後、東京タイムズ社に入社。中央競馬担当記者となり全国の競馬場を初め美浦、栗東トレセンなどへ赴き、取材に、予想にと活躍。同紙休刊後は、実績を買われて競馬専門紙「馬三郎」に創刊メンバーとして参画、一昨年からは美浦トレセン北馬場時計班として毎週、サラブレッド達の調教に目を凝らす。
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