競馬の馬券購入に関する年齢制限と購入時における3つの注意点を紹介

競馬 年齢

馬といえば、「大人のたしなみ」というイメージを持っている人も多いでしょう。

「競馬場に行く人は、年齢層が高そう」というイメージを持たれがちなのは確かですが、実際に競馬場へいくと男女問わず若い人から年配の人までさまざまな人が来場されています。

そんな競馬ですが、「競馬は何歳からできるの?」「馬券購入時には、年齢確認はある?」「そもそも競馬場は誰でも出入りできるの?」と疑問を持っている人が多くいるのではないでしょうか?

この記事では、多くの人(特に学生、家族連れ)が持っているであろう、競馬と年齢にまつわるさまざま疑問についてわかりやすく説明していきます。

馬券購入は競馬法により制限されている

全国で行われている競馬(中央競馬・地方競馬)は公営ギャンブルなので、競馬法(昭和23年7月13日法律第158号)に定められた事項を遵守することで行うことができます。

競馬法とは日本国内での競馬の開催、競馬場の数など、競馬に関するさまざまな事項が定められている法律です。

その中で、私たち競馬ファンが知っておかなければならないことのひとつが「馬券(勝馬投票券)の購入に関する年齢制限」になります。

ここでは、競馬に関する年齢制限について見ていきましょう。

馬券が購入できるのは20歳から

競馬 マークシート

「競馬の楽しみとは何?」と質問されて、多くの人は「勝ち馬を予想して馬券を購入すること」と答えるのではないでしょうか。

一般的に「馬券」というのは、「勝馬投票券」と呼ばれるものですが、購入できる年齢には制限があります。

これは、競馬法の第28条にて下記のように定められています。

第28条 未成年者は、勝馬投票券を購入し、又は譲り受けてはならない。

引用元:競馬法(昭和二十三年法律第百五十八号)

つまり、20歳以上でなければ馬券を買うことができないわけです。

ちなみに、2004年までは制限の対象に「学生」が含まれていたので、20歳以上でも学生であれば馬券を購入できませんでした。

しかし、2005年からは法改正に伴い20歳以上であれば学生も買えるようになったので、学生かどうかを確認されることはありません。

成人年齢引き下げの影響はない予定

競馬 マークシート

2018年6月13日に、成人年齢を現行の20歳から18歳に引き下げる改正民法が可決されました。この法律は、2022年4月1日より施行予定です。

ここで、「成人年齢が引き下げられるということは、馬券購入可能な年齢も引き下げになるの?」という疑問を持つ人も多いのではないでしょうか?

これについては、成人年齢引き下げのタイミングで競馬法も改正される予定となっています。

その場合、条文も「二十歳未満のものは、勝馬投票券を購入し、又は譲り受けてはならない。」となるので、引き続き20歳になるまで馬券の購入はできないよう定められる予定です。

成人年齢が引き下げられると、未成年に見える人が競馬場で馬券を購入した場合に年齢確認をされる可能性があるかもしれません。

絶対に行われるというものでもありませんが、提出を求められたときに備えて用意しておくに越したことはないでしょう。

未成年者は、代理で購入してもらうこともNG

競馬 馬券

先に引用した競馬法第28条の通り、未成年者は自分で馬券を買うことはできません。

また、譲り受けることも禁止されているので、家族や友人など20歳以上の人に代理で購入してもらうことも禁止です。

馬券は競馬場、もしくはWINSで購入することが一般的ですが、JRA(日本中央競馬会)では「即PAT」などインターネット投票ができるサービスを提供しているので、そこから購入することもできます。

そういったインターネット投票サイトも、自身の銀行口座やクレジットカードが必要なので、20歳以上でないと登録することはできません。

後ほど詳しく説明するとおり、譲り受けた場合は代理購入した人が罰せられます。

また、20歳未満の人が競馬場やWINSで購入した場合は、警察に補導されることもあるようです。

年齢が20歳に達していない人は、競馬場に入っても決して馬券を購入しないように注意してください。

競馬場への入場は年齢制限なく誰でも可能

競馬場

ここまで説明してきたとおり、未成年は馬券を購入することはできません。

しかし、競馬場に入場することならば可能です。年齢制限はないので、0歳児でも入場することができます

レースは土曜・日曜に行われ、開催日はレース後の記念撮影など各種イベントも行われているので、家族連れの方が意外と多く来場されています。

ちなみに、中央競馬場の入場料は以下のとおりです。

東京・中山・中京・京都・阪神:200円
札幌・函館・福島・新潟・小倉:100円
15歳未満:無料

地方競馬場の入場料も100円~200円なので、興味のある方は行ってみるといいでしょう。

馬券購入時の注意点

未成年の人が馬券を購入した場合、さまざまな不利益を被ることがあります。

競馬法で罰金刑を科されることもありますし、時には同行した大人にも責任を負わされることもあるようです。

どういった事例でどのようなリスクがあるのかについて、把握しておきましょう。

①馬券を譲渡すれば、譲渡した人が罰金を科される

馬券 応援馬券 シャケトラ

これは本当に注意してもらいたいのですが、年齢が20歳に達していない未成年に頼まれて馬券を購入した場合、購入者が処罰の対象となります。

競馬法第34条にこのような条文があります。

第34条 第28条又は第29条の規定に違反する行為があった場合において、その行為をした者がこれらの規定により勝馬投票券の購入又は譲受けを禁止されている者であることを知りながら、その違反行為の相手方となった者(相手方が発売者であるときは、その発売に係る行為をした者)は、50万円以下の罰金に処する。

引用元:競馬法(昭和二十三年法律第百五十八号)

最大の50万円が科せられた場合、正社員の給料であれば人によっては2~3ヶ月相当です。

それなりにもらっている人でも簡単に支払える金額ではありません。

あまり安易に購入しないよう注意してください。

②JRA職員や窓口職員から注意を受ける

JRA職員

先にも書いたように、馬券は競馬場やWINSで購入することができます。

今は記入したマークシートを自動券売機に投入して購入するのが一般的なので、購入時に年齢確認を行われる可能性が低いのは確かです。

しかし、未成年と思われる人にJRA職員が声掛けを行うことがあります。

また、競馬場の有人窓口で購入する場合は、窓口の職員が未成年と思われる見た目の人に対して、年齢確認を行う可能性もあリます。

その他にも100万円以上の高額であれば、有人窓口で換金を行いますが、その場合も未成年に見られれば、年齢を確認される可能性があるので注意が必要です。

先にも書いたように、競馬場への入場に年齢制限はありません。

中には、「純粋にレースを見たい」もしくは「イベントに参加したい」という目的で行く人もいるようです。それでも、未成年者が1人で入っていたら、同じく声をかけられる可能性があります。

できれば、両親など大人の人と一緒に行くようにしましょう。

③警察官に補導される

競馬場 夜

場所によっては警察官や私服警官が、未成年だと思われる人に声をかけることもあるようです。

どの競馬場にもいるというわけでもありませんが、一度警察に補導されると、学校や自宅の住所・電話番号などを聞かれ、担任の先生や家族などに連絡されます。

また、その際に馬券を買っていたら、競馬場から追い出されるケースもあるでしょう。

年齢条件を満たしていないのに競馬場で馬券を購入するのが悪いのですが、そんなことで嫌な思い出になるのももったいないので、馬券の購入だけは絶対にやめてください。

まとめ

この記事では、競馬と年齢にまつわることについて紹介させていただきました。

ご存知のとおり、競馬は公営ギャンブルです。

そのため、さまざまな事項が競馬法という法律で規制されており、馬券購入は20歳以上でないと購入することはできません。

上限年齢に達していない人が馬券を購入した場合、代理購入を頼まれた場合は罰則もあるので、未成年者は絶対に馬券を買わないようにしてください。

ただし、競馬場への入場は年齢制限はありません。

レース開催日には各種イベントも開催されているので、興味のある人は積極的に行ってみるといいでしょう。