ルーラーシップ産駒の特徴を4つのポイントで徹底解説!

ルーラーシップ産駒 特徴

2017年の菊花賞を制したキセキ。圧倒的な1番人気に応えてミルコ・デムーロが騎乗し、見事に1着となりました。

そして、その名馬キセキを輩出した種牡馬が「ルーラーシップ」です。

ルーラーシップは現役時代にG1を一勝しかできませんでしたが引退後、種牡馬として「キセキ」を始めとする多くの競走馬を誕生させてきました。

また、2020年7月現在の時点で種付けが満口となるほど、種牡馬として大きく活躍をしています。

この記事では、ルーラーシップは現役時代にどのような競走馬だったのか、ルーラーシップ産駒の特徴についてご紹介していきたいと思います。

ルーラーシップの現役時代と代表産駒を紹介

競走馬 ルーラーシップ

ルーラーシップは2007年5月に、父「キングカメハメハ」、母「エアグルーヴ」を持つ、優秀なサラブレッドとして誕生し、2009年12月に阪神競馬場の新馬戦でデビューを飾りました。

優秀な血統を持つことからも、多くの競馬ファンに支持され1.5倍という圧倒的な1番人気となり、2着に3馬身1/2差をつけて見事に勝利したのです。

その後、4歳の古馬となってから実力をつけ始め、古馬としての初戦「日経新春杯」で見事に勝利し、G2の「金鯱賞」「AJCC」でも1位となり、2012年4月29日に香港で開催された「クイーンエリザベス2世C」で念願のG1制覇を果たしました。

G1制覇は引退までに「クイーンエリザベス2世C」の一勝で終わってしまいました。

しかし、引退前の最後に出走した有馬記念では、スタート直後に10馬身近い出遅れとなってしまい、絶望的かと思われていましたが、「ゴールドシップ」や「オーシャンブルー」に次ぐ3着に入賞し、最後まで力強さを見せつけてくれたのです。

代表的な産駒

ルーラーシップ産駒 キセキ

ルーラーシップは2013年から種牡馬として活躍しており、初年度からG1菊花賞を制覇した「キセキ」などの名馬を輩出しています。

その中でも、特に活躍した競走馬を紹介していきましょう。

  • キセキ:獲得賞金5億5,913万9,000円
  • ダンピュライト:獲得賞金3億197万2,000円
  • ムイトオブリガード:獲得賞金1億6,975万3,000円
  • リリーノーブル:獲得賞金1億3,809万9,000円
  • メールドグラース:獲得賞金1億8,346円(中央)316万豪ドル(海外)

ルーラーシップが輩出した産駒のTOP5は上記のようになります。また、2020年7月現在では、「ディアンドル」「パッシングスルー」「キセキ」などが現役で活躍を続けています。

特にキセキは、6歳の古馬となった2020年も天皇賞や宝塚記念といったG1レースに出走を続け、今もなおG1勝利に向けて実力を発揮し人気を集めているのです。

ルーラーシップ産駒の特徴を紹介

それでは、ここからルーラーシップ産駒の特徴について詳しくご紹介していきましょう。

種牡馬として活躍を始めた当初から208頭の種付けを行なっており、2020年7月現在はすでに種付け申し込みが満口になるほど安定した活躍をみせています。

  • 産駒数/種付数:889頭
  • 産駒勝利数:383勝
  • 産駒重賞勝利数:15勝

産駒のG1勝利数は15回と少ないものの、JRAのリーディングサイアーランキングでは、2017年に12位、2018年に8位、2019年に5位と、徐々に産駒を増やしつづけ、種付け料も600万へと上昇傾向にあります。

以下ではさらに詳しくルーラーシップ産駒の特徴についてご紹介していきます。あくまでも、ルーラーシップ産駒に見られやすい特徴なので、傾向を理解して競馬予想に役立ててください。

スタミナが高く逃げや先行が得意

ルーラーシップ産駒 キセキ

ルーラーシップ産駒はスタミナが高く、逃げや先行といった戦法を得意としている競走馬が多くいます。

その代表的なルーラーシップ産駒といえば「キセキ」。

2018年11月25日に開催された「第38回ジャパンカップ」では、アーモンドアイが「2:20:6」という驚異的な世界記録を叩き出したことでも話題になりましたが、実はキセキも「2:20:9」とほぼ変わらないタイムを叩き出していました。

アーモンドアイの世界記録で隠れがちになっていますが、ルーラーシップ産駒の多くはキセキのように高いスタミナを持っており、粘り強く逃げや先行を得意とする競走馬が多いのです。

また、逃げを得意とする「ルメール騎手」や「川田将雅騎手」が騎乗した際は、さらに実力を発揮できると考えて良いでしょう。

2200m以上の芝コースが得意

競馬場

ルーラーシップ産駒はスタミナが強い競走馬が多いため、2200m以上の芝コースを得意としています。特に、2400mの芝コースでは高い勝率を叩き出しており、複勝率はなんと3割を超えているのです。

さらに長距離だけでなく、1000mの芝コースでは勝率18%、連対率36%、複勝率36%と好成績を残しているため、短距離のレースも見逃せません。

また、ルーラーシップ産駒の競走馬は「長距離が得意」という定説が根付いていますが、上記のように1000mのスプリンター向けのレースでも馬券に絡む可能性が非常に高いので積極的に狙っていきましょう。

函館競馬場の勝率が高い

函館競馬場

ルーラーシップ産駒はスピードがある反面、パワー不足になりがちなため、スピード感を活かせる競馬場が得意です。

特に函館競馬場での勝率が高く、勝率25%、複勝率38%と3回に1回は馬券に絡む走りを見せてくれています。

また、ルーラーシップ産駒はパワー不足になりがちなため、急坂が待ち受ける中山競馬場のダートコースを非常に苦手としており、あまり良い成績を残せていません。

そのため、ルーラーシップ産駒は「中山競馬場でのレースが苦手」というイメージが強く、中山競馬場で人気薄になりがちです。

しかし、中山競馬場の外回り2200mだけは連対率が高く、複勝率が50%を超えたこともあり、単勝と複所の回収率も高めになるので、積極的に狙っていくのも良いでしょう。

馬場状態には左右されにくい

競馬 馬場状態

ルーラーシップ産駒は、基本的に馬場状態にあまり左右されない傾向がありますが、「キセキ」のように重馬場が得意といった傾向も少ないので注意が必要です。

上記でも説明した通り、ルーラーシップ産駒はスピード感があるものの若干パワー不足が懸念されるため、良馬場と比べると稍重や重馬場の勝率が悪くなってしまっています。

しかし複勝率を見ると、そこまでどの馬場状態でも大差がないため、馬場状態はそこまで気にしなくても良いでしょう。

また、芝コースの馬場状態が不良の場合に限っては複勝率が37%とズバ抜けて高いため、積極的に狙うのも面白いかもしれません。

まとめ

現役時代にはG1レースを一勝しかできなかったルーラーシップ。しかし、「第38回ジャパンカップ」で世界記録を残したアーモンドアイと接戦の戦いを繰り広げた「キセキ」を輩出しています。

キセキは古馬となってから、あまり良い成績を残せてきてはいませんが、2020年6月28日の宝塚記念では2着となり、今もなお現役で活躍を続けています。

ルーラーシップ産駒の競走馬には「逃げや先行が得意」といった特徴があるため、それらの特徴をしっかりと理解し、今後の競馬予想に役立ててください。

また、ルーラーシップ産駒は現在も誕生し続けているため、いずれ「キセキ」を超える競走馬が誕生するのも期待が持てるかもしれません。