調教師が騎手を選ぶ3つの理由と競馬の三角関係について徹底解説

騎手 調教師

競馬の騎手は、誰の指示で馬に乗ってレースを出走することができるの?と疑問に思う方も少なくないでしょう。

結論から説明すると、馬主と調教師が騎手を選定して依頼をしています。

本来は馬主が騎手に騎乗依頼をするのですが、馬の特性や人間関係など様々な要素を含めて、馬主と事前に打ち合わせをして調教師が決めているのが現実です。

そのため、騎手、調教師、馬主の三角関係の中で綿密な打ち合わせを行いながら、レースに挑んでいくことになります。

この記事では、騎手、調教師、馬主の関係性やレースに出走する前の重要な役割を詳しく説明しますので、今まで騎手の選択に疑問を思っていた方は、この記事を参考にしてみてください。


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騎手を選ぶのは馬主ではなく、調教師!

調教師 競走馬

競馬では、馬主が希望の騎手に依頼することが基本の流れとなっています。しかし、それはあくまで基本的の話であり、実際は少し異なっているようです。

実際には、馬主からの希望を聞いた調教師が騎手を選択して、騎乗の依頼をするのが一般的になっています。

では、なぜ調教師が騎手を選択するのでしょうか?

そこで、調教師が騎手を選んで騎乗依頼する3つの理由を紹介します。

調教師と騎手の信頼関係が大きく関わっている

競馬の調教師は、騎手と高い信頼関係で繋がっています。

そもそも調教師は、馬を上手く乗りこなし、最大限に馬の良い部分をレースで引き出してくれる騎手に依頼を出したいのです。

実績が多くある騎手や調教師が説明した馬の特性をしっかり理解してくれる騎手が結果を残せば、次のレース依頼にも繋がり、お互いに信頼度が高まります。

そのため、馬主の希望も重要ですが、馬の能力を一番知っている調教師が能力を最大限発揮しくれる騎手を見極めて、過去の実績を確認しながら依頼するようです。

調教師によっては馬主の希望を、一番に取り入れて騎手に依頼をする方もいます。しかし、人気の騎手は同じレースに出走する他の馬の調教師と依頼が重複する場合があるんです。

もちろん騎手は一人しかいませんので、依頼が殺到した騎手は勝てると思う馬の依頼を受けるのが普通でしょう。騎手も依頼された馬で勝たなくては、賞金を稼ぐことはできません。

ですが、調教師と騎手の信頼関係が高い場合は、例え複数の依頼があっても、騎手が騎乗を受ける場合があります。

そのため、調教師と騎手は信頼関係が大きく関わっているのが分かるでしょう。

馬の能力と騎手の能力を天秤にかける

調教師は、馬の能力を最大限活かして調教をしています。その時間をかけて調教した馬をしっかり走らせてくれるのは、どんな騎手なのか?を第一に考えるでしょう。

例えば、気性がすごく荒い馬だけど、本気になったときの実力が非常に高い馬がいたとします。その時に、ジョッキーの経験が浅い騎手と、通算で4000勝以上している武豊のような騎手ならどちらの騎手が向いているのか?と考えるのです。

当然、誰もが武豊に依頼をしたいと言うでしょう。

馬主は資金を出して馬を購入したオーナーなので、競走馬を育ている調教師とは、感覚も知識も全く違います。

そのため、馬の能力を凄くわかっている調教師が騎手の能力を見て、一番良いと判断した騎手に依頼するようになっています。

騎手と調教師の間にいる「エージェント」の存在

ラルク 武豊騎手

競馬では、騎手と調教師の間に依頼をまとめる「エージェント」というパイプ役がいます。

エージェントは騎手側と数名契約をしていることが多く、調教師が騎手を探しているときに、エージェントが事前に間に入って交渉し、契約している騎手に相談するという流れです。

調教師は、馬主や自身が希望する騎手に乗ってもらいたい願望はありますが、初めて依頼する騎手や関係が少ない騎手では、依頼を断られてしまいます。

しかし、エージェントを通して騎手の依頼を出せば、希望通りの騎手を確保できる場合があるのです。

エージェントは、調教師と直接交渉をして依頼を受けるので、関係性は重要です。

馬主や調教師がどれだけ希望を出しても、騎乗をしてもらえない騎手をエージェントを使って交渉するので、調教師が主軸となって騎手を選んでいることになります。

競馬では、勝てないと騎手も調教師も意味がない

ここまで騎手と調教師の関係や、馬主ではなくて調教師が騎手を選択していることが多いと説明しましたが、忘れてはいけないのが結果です。

そもそも、調教師も騎手も馬主もレースで勝つために競馬に関わっています。

そこで、それぞれの役割で重要な部分をまとめましたので、紹介します。

騎手の重要性

藤田菜七子騎手

騎手は、血統の良いサラブレッドを調教師や馬主に依頼された場合、なんとしても良い騎乗をして、上位に入ることを目指さなくてはいけません。

調教師に馬の特徴や戦略をしっかり聞いて、どんなレース展開になっても馬の能力を最大限発揮したレースを求められ、勝って賞金を稼ぐことが最大の目標です。

その良い騎乗を繰り返し、功績を残すことでリーディングジョッキーとなります。

しかし、どんな良い馬に騎乗しても結果的に上位入賞をすることができないと、今後の依頼が少なくなり、強い馬に乗る機会も遠ざかるでしょう。

そのため騎手は、自分のためにも調教師や馬主からも称賛される騎乗が必要なので、責任は重大ということです。

調教師の重要性

調教師 競走馬

調教師は、馬主から預けられた競走馬を勝てるように調教して、賞金を稼げるように育成するのがメインの仕事です。

馬主が血統の良い競走馬を超高額で落札しても、調教師の管理次第では全然成績を残せない馬になってしまう場合もあります。

そもそも、馬主から信用されて依頼されているので、馬の調教やコンディションの管理を徹底し、勝てるレースに出走させるのが重要です。

また上記でも説明したように、相性の合う騎手を探したり、エージェントと交渉するのも重要な仕事になるでしょう。

馬主の重要性

馬主 北島三郎 武豊騎手

馬主は、将来を見越してG1馬になれるような競走馬を落札するのが一番の仕事です。そのため資金力が重要になり、競走馬を落札するだけでなく、良い調教師に依頼できる費用も備えていないといけません。

そもそも、競走馬は血統が非常に重要で、父、母の能力が強く関係してきます。血統が良いということは、速く走れる馬になる可能性も高いと判断され、落札相場も高額になる傾向と言われています。

基本的には、自身が所有している馬がG1レースなどで活躍するように成長したら、その後は、その子孫を残していく計算をするのが一般的です。

馬主になり、自身の馬が功績を収めれば、その後の種付け料や出産馬として稼ぐことも可能なので、高額の馬を仕入れしなくても競走馬を増やすことができます。

競馬は「騎手」「調教師」「馬主」の三角関係が基本。

上記で説明した「騎手」「調教師」「馬主」は、競走馬がレースで活躍するための基本の三角関係とも言われ、全員が競馬のレースで勝つことを目標にそれぞれの仕事をしています。

競馬でG1を優勝するような馬が誕生するのは、全員がそれぞれの仕事を完璧にこなすことで、簡単に優勝できるものではないでしょう。

しかし、この三者が上手く力を重ね合うことで、歴史に残る三冠馬の誕生などのカギになると思います。

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まとめ

この記事では、調教師が騎手を選ぶ3つの理由と競馬の三角関係ついて解説してきました。

競馬では、1着をとって優勝をするのは本当に難しいと言われています。しかし、騎手や調教師、馬主がそれぞれ力を合わせることで、素晴らしい成績を出す馬が誕生する日がくるのだと思います。

そのため、調教師が必死に管理した馬を、騎手が能力を最大限に活かせる走りをすることが重要です。

しかし、勝負の世界は厳しく、どんなに良い走りをしても結果を出さなくては評価されません。

そのため、調教師も馬にあった騎手を選定したり、騎手も自身が勝てる馬の依頼を見極めたりする駆け引きが行われています。

ぜひ、今後は競馬新聞などを確認する時に、騎手だけではなく調教師も予想材料として確認してみてください。

もしかしたら、自分が信じれる調教師と騎手の関係性が見えてくるかもしれません。

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