空馬って何?
「空馬」という言葉をご存知ですか?
競馬初心者の方は、空馬を見たことがない人も多いかもしれませんね。
空馬とは、騎手が乗っていない馬のことを言います。
競馬には必ず騎手が乗っていますが、何らかの理由により騎手が乗っていない状態になってしまったのが空馬です。
一番多いのが、落馬による空馬です。
レース中に騎手が落馬してしまっても、馬が無事であればそのまま空馬として走り続けてしまいます。
馬は集団生活をする生き物なので、他の馬が走っていると騎手が乗っていなくても一緒に走ってしまいます。
空馬として走り続けて、最後までゴールをしてしまうということも珍しくありません。
その一生懸命な空馬の姿をみて、「かわいい」と思ってしまったことはありませんか?
騎手が乗っていないのがまたかわいさを惹き立てていて、空馬には空馬の魅力がありますよね。
今回の記事では、競馬の空馬に注目してこれまでの事例などを紹介していきます。
空馬も競馬の魅力の一つなので、空馬のかわいい姿にも期待してくださいね。

空馬がかわいい!話題になった3頭
過去に空馬となって話題になった馬はたくさんいます。
レース中の空馬は珍しいので、空馬を見られるとそれはそれで嬉しいものです。
空馬の愛くるしい姿は、多くの競馬ファンを魅了しています。
そこで、過去に「かわいい!」と話題になった空馬について紹介します。
ポルトフィーノ
空馬の中でも最も有名と言えるのが、「ポルトフィーノ」。
「ポルトフィーノ」は母がオークス馬の「エアグルーヴ」であったことでも話題となっていましたが、さらに注目を集めることとなったのが2008年のエリザベス女王杯です。
このレースで「ポルトフィーノ」は、3番人気と人気を集めていました。
馬券を買っている人も多かったかとは思いますが、なんと「ポルトフィーノ」はスタート直後に躓いてしまい乗っていた武豊騎手が落馬してしまいました。
スタート直後に3番人気の馬券が飛んだことで、競馬場では悲鳴が響き渡ったのです。
騎手がいなくなった「ポルトフィーノ」。
カメラではあまり映ることがなかったのですが、最後の直線で不意に出てきてなんと先頭でゴールを駆け抜けてしまいます。
もちろん「ポルトフィーノ」は失格になっているのですが、まさかの出来事に驚いた競馬ファンも多かったようです。
最後まで一生懸命走る「ポルトフィーノ」の姿に、「かわいい!」という賞賛の声が挙がりました。
G1での空馬はとても珍しかったので、その姿が目に焼き付いているという人も多いのではないでしょうか。
先頭でゴールを駆け抜ける姿がしっかりとカメラに移されていて、騎手が乗っていないのに最後まで走り切る「ポルトフィーノ」はエリザベス女王杯で勝ち馬よりも目立つ存在でした。
タマモプラネット
空馬は、落馬後も注目を集める存在です。
誰も乗っていない馬がその後どうなるのか気になりますよね。
レース後の空馬の姿が「かわいい」と話題になったのが、「タマモプラネット」。
「タマモプラネット」は障害レースで活躍した馬ですが、東京ハイジャンプで空馬となりました。
最後の飛越で転倒し競走中止となった「タマモプラネット」は、レース後に他の馬と一緒に行動します。
普通は空馬となったときはコントロールできる人がいないため、コース内を走り回ることが多いです。
ところが、「タマモプラネット」は非常に大人しく、みんなと一緒にコース外へと帰っていきました。
騎手がいないのにみんなと一緒に行動する姿には、「かわいい」と多くの競馬ファンが虜になりました。
障害レースは飛越があるため、落馬などで空馬になることも珍しくありません。
しかし、「タマモプラネット」のように空馬になって、大人しくみんなと一緒に行動するのは珍しいことです。
東京ハイジャンプは重賞レースでもあったため、注目度の高いレースでの珍事でした。
ちなみに、「タマモプラネット」は転倒したものの、怪我はしていませんでした。
馬が無事だったということも相まって、余計にかわいく見えますよね。
ケンフォヴァルト
空馬が最初から最後まで逃げっ切ってしまう。
そんな珍事を起こしたのが、「ケンフォヴァルト」。
「ケンフォヴァルト」が空馬となって話題となったのは、2018年の烏丸Sです。
「ケンホファヴァルト」がスタート直後に荻野極騎手を振り落とし落馬競走中止となりましたが、その後に面白い展開となります。
「ケンホファヴァルト」は空馬となった後に、他の馬を抜き去って先頭に立ちます。
リラックスした走りで自由に走り、最初から最後まで終始先頭を貫きました。
カメラには常に映っていたこともあり、非常にインパクトの強い空馬シーンとなっています。
騎手が乗っていないにも関わらず、理想的なレース展開。
完璧なレースぶりに笑ってしまいますよね。
空馬なのに見事な逃げ切り勝利を見せる「ケンホファヴァルト」は、とてもかわいい競走馬です。
内ラチ沿いをピッタリと周り、一生懸命走る姿に感動すら覚えます。
競馬は、馬がかわいいという目線でも楽しめますよね。
その他にも空馬で面白かった馬はたくさんいるので、気になる方は空馬の映像を探してみてください。

空馬は危険と隣り合わせ
空馬でも一生懸命走る姿はとてもかわいいので、多くの競馬ファンを魅了する珍事です。
ところが、空馬は危険であるということも知っておかなければいけません。
空馬には、当然騎手が乗っていないですよね。
つまり、誰もその馬のことをコントロールできない状態です。
コントロールできていないということは、その馬が急激に進路を変えたり、暴走したりしてもおかしくありません。
他の馬と接触したりすると大惨事になってしまいます。
競走馬は、およそ時速60キロほどで走っています。
車とほとんど変わらないスピードですよね。
もしも他の馬と接触して転倒をしてしまうと、馬も騎手も大けがをしてしまいます。
命を落としてしまう可能性だってあるので、空馬は非常に危険と隣り合わせと言えます。
そのため、空馬をかわいいと思うだけではいけません。
あくまで、事故が起きなかったから笑いごととして楽しめるということです。

空馬は速い?
多くの人が気になっているのが、空馬のスピードではないでしょうか。
今回消火した「ポルトフィーノ」も「ケンホファヴァルト」も、先頭でゴール板を駆け抜けています。
もしも落馬でなければ、1着だったのではないかと思う人も多いかもしれませんね。
空馬は騎手がいない状態なので、他の馬と比べて負担重量が軽い状況だと言えます。
他の馬はと比べて重りが50kgほど少ないと考えると、空馬が先頭でゴールするのも頷けますね。
負担重量が1kg違うだけでもレース結果に影響を与えるので、騎手が乗っていないというのはかなり有利な状況です。
他の馬よりもスピードが出るというのは明らかです。
ただし、騎手が乗っていないのでゴールまでのスパートのタイミングもわからないので、レースを上手く走ることができません。
コーナーを曲がれずに、大外へと膨らんでしまう空馬もいます。
スピードが出る状態ではあるものの、レース全体を見て有利かというとどちらとも言い切れないのが現状です。

まとめ
競馬ではレース中の落馬などにより、騎手が乗っていない状態である空馬になることがあります。
過去には空馬なのに先頭でゴールしたりと、話題になる馬も多くいました。
空馬が一生懸命走っている姿はとてもかわいいので、その魅力の虜になること間違いありません。
空馬のかわいい映像は、様々な動画配信サイトで見られます。
JRAの過去のレース映像でも空馬となったシーンは見られるので、かわいい空馬の姿が見たいという人はチェックしてみてください。
ただし、空馬は事故と紙一重の危ないシーンでもあります。
人馬共に無事であることが一番です。
競馬の危険性についても正しく理解しながら、空馬となった馬の愉快な走りを楽しんでください。
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