競馬においてバランス型といえる券種が「馬連」
初心者から上級者の方まで重宝する券種ですが、みなさんは馬連に関してはどれくらいご存じですか?
この記事では馬連の主な特徴や平均配当、おすすめの買い方などを初心者の方にもわかりやすく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
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馬連ってどんな券種?
そもそも馬連とは、簡単に言うとレースの1着と2着になる馬を選んで的中させる券種です。
大きな特徴を一つ挙げると「着順を問わない」という点。
たとえば上の画像のように3番と12番の馬を選んで馬連で買った場合、馬券はこのようになります。
この場合、以下のレース結果であれば馬券は的中となります。
-
1着 3番
2着 12番
もしくは
1着 12番
2着 3番
まとめるとこんな感じ。
- 馬連はレースの1着と2着に入る馬2頭を予想する
- 着順は問わないため選んだ2頭の馬が1着と2着に入ってさえいれば的中
- 着順は問わないため、的中のパターンは2通り
馬連と馬単の違い
馬連と似ている券種に「馬単」があります。
馬単も1着と2着になる馬を選んで的中させる券種。
ただ着順を問わない馬連に対し、馬単は1着・2着の着順まで予想して当てなければいけないのが決定的な違いです。
たとえば上の画像のように12番の馬を1着、3番の馬を2着に選んで馬単で買った場合、馬券はこのようになります。
この場合、以下のレース結果であれば馬券は的中となります。
-
1着 12番
2着 3番
まとめるとこんな感じ。
- 馬単はレースの1着と2着に入る馬2頭を予想する
- 1着・2着に入る馬をそれぞれ完璧に当てないといけない
- 着順まで当てるため、的中のパターンは1通り
馬連とワイドの違い
初心者の方には馬連とワイドの違いがよくわからないという方も多いのではないでしょうか?
ワイドとはレースの3着内に入る2頭の馬を選んで的中させる券種です。
馬連とワイドの共通点は「2頭の馬を選ぶ」「着順を問わない」という点。
たとえば上の画像のように3番と12番の馬を選んでワイドで買った場合、馬券はこのようになります。
この場合、以下のレース結果であれば馬券は的中となります。
-
1着 3番
2着 12番
1着 3番
3着 12番
1着 12番
2着 3番
1着 12番
3着 3番
2着 3番
3着 12番
2着 12番
3着 3番
まとめるとこんな感じ。
- ワイドはレースの3着内に入る馬2頭を予想する
- 着順は問わないので選んだ2頭の馬が3着内に入ってさえいれば的中
- 「1着・3着」「2着・3着」のような組み合わせでもワイドであれば的中
実は馬連って稼げる?的中率や平均配当
初心者から玄人まで活用できる馬連ですが、的中率や配当額はどの程度なのでしょうか?
それぞれ調査したので、詳しく紹介していきます。
馬連の的中率は0.5%ほど
まずは全券種の的中率をご覧ください。
券種 | 的中率 |
単勝 | 5〜6% |
複勝 | 15〜16% |
馬単 | 0.2%〜0.3% |
馬連 | 0.5%〜0.7% |
ワイド | 1.5%〜2% |
枠連 | 2.5〜3% |
3連複 | 0.1%〜0.15% |
3連単 | 0.01%〜0.03% |
確率だけ見ると0.5%とかなり低く見えますが、他の券種と比べると比較的当たりやすいといえます。
また1着・2着の馬のオッズ次第ではおいしい配当も期待できるので、まさにバランス型の券種なのです。
平均配当は5,000〜6,000円と結構おいしい
馬連の平均配当は5,000〜6,000円(50倍〜60倍)です。
10円が5,000円になると考えると、なかなか魅力的に感じませんか?
ただし、あくまでも平均配当という点には注意が必要。
ガチガチの上位人気の馬が1着・2着でゴールした場合、配当が1,000円前後になってしまうことも…。
とはいえ穴馬をうまく絡めれば高配当も期待できるので、要は買い目次第ともいえますね。
馬連でおすすめの買い方
馬連といっても、買い方がさらに細かく分かれています。1点買いをする方も多い一方で、次のような買い方が主流になっています。
- フォーメーション
- 軸1頭流し
- ボックス
それぞれのメリットとデメリット、おすすめの買い方をまとめたので、次からは一つずつ詳しく紹介します。
フォーメーション
「フォーメーション」とは軸となる馬を決めて、対抗馬を数頭ほど入れる買い方です。
たとえば上の画像の馬券通りの組み合わせを馬連フォーメーションで買った場合、以下の2頭の組み合わせが1着・2着に入れば的中です。
-
4番 – 5番
4番 – 10番
5番 – 12番
5番 – 16番
10番 – 12番
10番 – 16番
着順を問わないため、軸馬を実力のある馬に据えることで的中率をグンと上げることができます。
-
フォーメーションのメリット
- 実力馬が複数いる場合のレースに有効
-
フォーメーションのデメリット
- 軸の数に比例して点数も増えてしまう
-
おすすめポイント
- 回収率より的中率を重視したい場合におすすめ
- なるべく点数をおさえて買うのがおすすめ
軸1頭流し
「軸1頭流し」とは軸馬に選ぶ馬を1頭決めて、対抗馬を数頭ほど入れる買い方です。
たとえば上の画像の馬券通りの組み合わせを馬連軸1頭流しで買った場合、以下の2頭の組み合わせが1着・2着に入れば的中です。
-
4番 – 5番
5番 – 16番
人気馬と中穴を絡めることで配当も期待できるので、重賞だけでなく平場のレースでも重宝します。
-
軸1頭流しのメリット
- 点数を抑えつつ、なおかつ配当狙いもできる
-
軸1頭流しのデメリット
- 軸馬を1頭に絞るため的中させる難易度が高め
-
おすすめポイント
- 圧倒的な実力馬がいる場合におすすめ
- 本命馬の1頭に多くの馬を組み合わせたい場合におすすめ
ボックス
「ボックス」とは軸馬や対抗馬を決めず、選んだ馬の組み合わせを全て購入する買い方です。
たとえば上の画像の馬券通りの組み合わせを馬連ボックスで買った場合、以下の2頭の組み合わせが1着・2着に入れば的中です。
-
4番 – 5番
4番 – 16番
5番 – 16番
実力やオッズが均衡しており、展開次第では中穴〜穴馬が絡みそうなレースではボックスが効果的です。
-
ボックスのメリット
- 全ての組み合わせを購入するため、組み合わせの買い漏れを防ぐことができる
-
ボックスのデメリット
- 頭数が増えるとトリガミ(払戻金額より購入金額の方が高い)になる恐れがある
-
おすすめポイント
- 本命で狙いたい馬が複数いる時におすすめ
- 頭数は3~5頭ほどにおさえるのがおすすめ
初心者の方には特に「馬連ボックス」がおすすめ
ここまで「フォーメーション」「軸1頭流し」「ボックス」という馬連における買い方をそれぞれ紹介してきました。
その中でも特に初心者の方へおすすめしたいのが「馬連ボックス」です。
最大の理由はやはり軸馬や対抗馬の概念がないため組み合わせに悩む必要がないということ。
ここからは「馬連ボックス」を深堀りし、以下の3つの要点に分けて解説していきます。
- 馬連ボックスがおすすめな理由
- 馬連ボックスで勝負するべきレース
- 馬連ボックスのおすすめの買い方
馬連ボックスがおすすめな理由
先述の通り、馬連ボックスがおすすめな最大の理由は軸馬や対抗馬の概念がないため組み合わせに悩む必要がないという点です。
他には以下の理由が挙げられます。
- 馬の選定さえ上手くいけば買い漏れがなくなる
- 馬連は着順を問わないため他券種のボックス買いに比べて点数が多くなりすぎない
すべての馬の組み合わせを買うため2着内に入る馬さえ選べればそれだけで的中する上、着順を問わないため他券種よりも点数をおさえることができます。
券種 | 馬連ボックス |
---|---|
頭数 | 点数 |
3 | 3 |
4 | 6 |
5 | 10 |
券種 | 三連単ボックス |
---|---|
頭数 | 点数 |
3 | 6 |
4 | 24 |
5 | 60 |
たとえば馬連ボックスと三連単ボックスを比べても点数の違いはこのように一目瞭然です。
馬連ボックスで勝負するべきレース
- 出走馬の実力差が大きくないレース
- オッズが分散しているレース
先述の通り、馬連ボックスは実力やオッズが均衡しており、展開次第では中穴〜穴馬が絡みそうなレースで効果的です。
どちらにしても軸馬や対抗馬を決めきれない場合のレースというのが共通点ですね。
馬連ボックスのおすすめの買い方
ボックス買いは予想するレース展開によって選ぶ頭数も慎重に決めることが大切です。
馬連ボックスにおいては具体的に以下の通り。
- ある程度勝ち馬を絞り込めそうな場合は3頭
- 人気馬と穴馬をバランスよく組み合わせる場合は4頭
- 大穴が2着内に来そうな場合は5頭
人気馬同士で手堅く決着しそうな場合は3頭。
人気馬と穴馬を2頭ずつでバランスよく買いたければ4頭。
荒れるレースになっても大穴をカバーできるようにしたい場合は5頭。
といった具合で選ぶ馬の頭数を選ぶのがおすすめ。
1点100円ずつで賭ければ5頭買いになったとしても合計投資額は1,000円に抑えられるので他の券種よりも手軽に勝負できるのもメリットです。
まとめ
馬連は初心者の方はもちろん、幅広い競馬ユーザーにおすすめできる券種です。
万馬券が当たる機会は少ないですが、リスクを抑えて勝負できます。
馬の組み合わせが多少多くなっても購入資金も少なく済むので、回収率も高めやすいでしょう。
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