ロードカナロアといえば、キングカメハメハ、ディープインパクトに続く種牡馬の期待の新星として注目されています。
2019年に種牡馬のトップ2頭が亡くなったため、これから生産界で活躍することが予想されているのです。
今回は種牡馬の期待の新星ロードカナロアについて、産駒の特徴や代表的な産駒、成績などを詳しくご紹介します。
ロードカナロア産駒の特徴を知り、今後の競馬予想に役立ててください。
目次
ロードカナロアとは?
ロードカナロアは2008年生まれでケイアイファーム生産の種牡馬です。
ステイゴールドやキングカメハメハ、ディープインパクト亡き後に生産界を牽引する存在として注目されています。
ロードカナロア産駒も大物揃いとなっており、今後の活躍に注目したいところです。
ここではロードカナロアの血統や現役時代の成績、種牡馬成績についてご紹介します。
ロードカナロアの血統
ロードカナロアは、父にキングカメハメハ、母にレディブラッサムを持つ種牡馬です。
初めはレディブラッサムが気性の荒い馬だったため、ロードカナロアに遺伝するかと思われましたが、実際にはそのようなことがなくしっかりとした闘争心に転化されたと言われています。
デビュー前から関係者の評価は高く「他の馬とあまりにケタ違いすぎる」「最初から凄さを感じる」と言われていました。
ロードカナロアの競走成績
現役時代のロードカナロアは母に似て短距離向きの馬体をしており、実際に短距離レースで活躍しました。
2012年に、日本競馬界で鬼門と言われるほど難しいとされていた「香港スプリント」を制し、日本馬として快挙を成し遂げたのです。
ロードカナロアは香港で「龍王」と呼ばれており、スプリンターズステークスと香港スプリングを2012年、2013年と2連覇を達成したことによるもののようです。
とくに引退レースでの香港スプリントは圧巻で、数々の強豪が集まる中、直線だけで5馬身引き離すという驚異の走りを見せつけました。
そのほかにも、休み明けでありながら安田記念を制するなど数々の伝説を残し、現役を引退した現在でも最強スプリンターと呼ばれ、競馬ファンから愛されています。
ロードカナロアの種牡馬成績
引退後は社台スタリオンステーションで種牡馬となり、生産界に活躍の場を移しました。
初年度は種付け料が500万円で設定されました。
2014年は種牡馬デビューの年でありながら250頭を種付けし、ディープインパクトに続く2位の種付け実績となったのです。
2017年になると産駒が活躍し始め、ファーストシーズンリーディングサイアーを獲得しました。
さらに2018年には産駒であるアーモンドアイが「桜花賞」「優駿牝馬」「秋華賞」制覇するという偉業を成し遂げ、さらにはジャパンカップでワールドレーコードを打ち立てる活躍をしたため、ロードカナロアが評価を上げていきます。
アーモンドアイがジャパンカップで優勝したことによって、2019年度の種付け料が1500万円へ引き上げられ、2020年度には2000万円にまで設定されています。
ロードカナロア産駒について
これまで数多くの優秀な競走馬を生み出しているロードカナロアですが、仔である産駒はどのような特徴を持っているのでしょうか。
ここではロードカナロア産駒の特徴についてまとめてみましたので、競馬予想の参考にご活用ください。
ロードカナロア産駒の特徴
ロードカナロアが一流のスプリンターだったため、産駒も短距離でデビューする馬が多くなっています。
しかしロードカナロアのように短距離が得意な産駒は多くない印象です。
多くの産駒が成績を残しているのは1600m〜2000mの中距離で、1200m以下の短距離は成績が良くないといえるでしょう。
最も特徴的なのはスピードで、ロードカナロアのスピード感を受け継いでいる馬が多くなっています。
ダートでも悪くない成績を残していますが、どちらかといえば芝向きの産駒が多いのが特徴です。
ロードカナロア産駒の成績
ロードカナロア産駒は2020年4月の時点で711頭にものぼります。
その中で中央競馬での勝利経験がある産駒は296頭、重賞勝利馬は12頭、G1勝利馬は3頭という大きな記録を打ち出しています。
アーモンドアイやサートゥルナーリアといった有名な産駒が多いのも納得の結果と言えるのではないでしょうか。
代表的なロードカナロア産駒
ロードカナロア産駒の中でも優秀な成績を残し、ロードカナロアの評判を上げている競走馬についてご紹介いたします。
- アーモンドアイ
- ステルヴィオ
- ダノンスマッシュ
- サートゥルナーリア
上記のようにロードカナロア産駒は競馬初心者でも聞いたことがあるような有名競走馬がたくさん生み出されています。
アーモンドアイ
2015年産まれのアーモンドアイは、ロードカナロアが種牡馬として評価されることになった大きな要因の1頭です。
牝馬三冠を獲得しただけでなく、第38回ジャパンカップでは2分20秒6というとてつもない記録を叩き出し、世界レコードを更新しました。
父であるロードカナロアだけでなく、母のフサイチパンドラもエリザベス女王杯(Gl)で勝ち馬となっている優秀な血統のため、今後の活躍がさらに期待される競走馬となっています。
ステルヴィオ
アーモンドアイと同じく2015年産まれの競走馬です。
2017年に新馬戦でデビューした際には1番人気で、その期待に応えて1分34秒8という好タイムで快勝します。
この勝利がロードカナロア産駒で初めてのJRA勝利となり、話題となりました。
さらには3歳でマイルチャンピオンシップを勝つという活躍をし、アーモンドアイと同じくロードカナロア産駒の評価を上げている1頭といえます。
ダノンスマッシュ
2015年産まれの競走馬で、他のロードカナロア初年度産駒と同じく活躍している競走馬です。
3歳前半までは勝てないレースが続いていましたが、11月25日の京阪杯では重賞初制覇をし、父ロードカナロアと共に父子制覇となりました。
翌年2019年のシルクロードステークスでも1番人気という期待に応え快勝。
ここでも父と同じく連勝を決めるのです。
5歳の初戦ではオーシャンステークスに出走し、ライバルとされていたタワーオブロンドンを抑えて優勝します。
初めは出遅れがみられましたが、しっかりと立て直して先頭に1馬身半の差をつけた走りが評価されています。
サートゥルナーリア
サートゥルナーリアは2016年産まれで、母がシーザリオ、兄がリオンディーズ、エピファネイアという血統に恵まれた競走馬です。
2歳新馬戦で1着になると、さらに萩S、ホープフルSと快勝を続けていきます。
3歳初戦となった皐月賞を無敗のまま制し、ディープインパクト以来の快挙として話題になりました。
さらに2020年3月15日に行われた金鯱賞では、左回りなどが不安視されていましたが、1番人気に応え重賞4勝目を挙げました。
このまま良い調子を持続することが期待されています。
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まとめ
今回は種牡馬の期待の新星ロードカナロアについて、産駒の特徴や代表的な産駒、成績などを詳しくご紹介しました。
香港で龍王と呼ばれるほどの走りを見せたロードカナロアは現在も多くの競馬ファンから愛されています。
さらに超一流スプリンターであるロードカナロアの体格や走りは産駒たちにも受け継がれています。
ぜひ、ロードカナロア産駒の特徴を知り、競馬予想に役立ててください。
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